No.1 記念すべき第1回投稿です。
私は、大阪で弁護士をしています岩城 穣(いわき・ゆたか)です。「あべの総合法律事務所」に所属しております。
私が弁護士登録した1988年に初めて「過労死110番」が実施され、駆け出しなのに電話相談に応じたことが原体験となって、過労死問題がライフワークとなりました。現在、過労死弁護団全国連絡会議の事務局次長、大阪過労死問題連絡会の事務局長を務めさせていただいております。
現在、過労死・過労自殺や解雇、残業代請求などの労働事件、欠陥住宅などの建築紛争事件が多いですが、それ以外の一般の市民事件も広く担当しています。
世界史で、ローマの「護民官」というものを学んだとき、すごく心が惹かれた記憶があり、それが弁護士をめざした原点だったような気がします。もちろん、「弁護士」と「護民官」はまったく制度が違いますが、役割的には似ているところもあるように思うのです。その意味で、私は自分を勝手に「護民派弁護士」だと思っています。
最近は弁護士のブログなんて珍しくなくなりましたが、今からでも初めてみようと思うに至ったのは、次のような理由からです。
①昔から、日記をつけようと思うが、なかなか実践できなかった(続かなかった)。
②単に「こんなことがあった」というだけでなく、日々の仕事の雑感や、政治・経済・社会の事象についての感想なども書き残したい。
③第三者の方にも読まれることを想定して意見を書くことで、自分なりに考えを整理することができるのではないか。
その場合、自分の実名を明らかにするのかどうかは、一つの問題です。匿名のほうが言いたいことを気楽に言えます。他方、実名の場合には発言に責任を持たなければならないうえ、自分が担当している事件についてのコメントは守秘義務の関係で相当制約されます。
悩みましたが、実名で行くことにしました。
もっとも、私はインターネットというものが必ずしも好きではありません。私は基本的に「性善説」の立場ですが、世の中には必ずしも善意の人ばかりではなく、とりわけ匿名が原則のネット社会では、自分のストレス発散や邪(よこしま)な意図で、「ためにする攻撃」をする人がいるからです。
私はそのような攻撃を受けた場合、それとネット上で論争して打ち負かすほど、自分の意見に自信はありませんし、時間的に余裕があるわけでもありません。だから、すぐにこのブログを閉鎖して退散することになるかもしれません。
「はばかり日記」というタイトルにしたのは、「はばかる」というのは、「遠慮する」という意味があり、謙虚に意見を述べたいという思いからです。また、「はばかりさま」というと「ご苦労さま」「お世話さま」という意味もあるので、そのような意味も込めています。なお、「はばかり」には「トイレ」の意味もあるようですが、これは関係ありません。(笑)
どれくらいの頻度で書けるか、どれくらい続けられるのかわかりませんが、皆様よろしくお願いいたします。
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コメント
この記事へのコメントは終了しました。
岡山の社会保険労務士の久保利子です。
この度は、ブログの開設おめでとうございます。
岩城弁護士のご活躍はよく存じておりますが、ただでさえお忙しいのに、ブログなど書く暇がおありなのですか?(笑)
いつも申し上げていますように、「過労死しそうな弁護団」と小職が命名するほどお忙しいのですから、決してご無理をなさらないように、それでも期待して毎晩拝見致したいと思っています。
第一号の投稿が「はばかれる」と共に光栄に思っております。
投稿: 久保利子 | 2011年3月13日 (日) 22時14分
久保利子 様
第1号のコメント、ありがとうございます。「久保労務管理事務所 掲示板」、ときどき拝見させていただいています。足元にも及びませんが、ボチボチやっていきたいと思います。
これからも激励をお願いします。
投稿: 岩城 穣 | 2011年3月16日 (水) 23時25分