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2011年4月 9日 (土)

No.12 「ニッポンの男たちへ」の素敵なエール(その2)

 朝日新聞のオピニオンページの「リレーおぴにおん」コーナーの連載「ニッポンの男たちへ」シリーズについての続編である。

 第2回(2011.4.6) は、イタリア語通訳の田丸公美子さん(61)(「自分を笑えば扉は開く」)。

 「男と女が一生「雄と雌」であり続ける国イタリアでは、男性はセクシーであることを何よりも大切にします。セクハラをしないのがむしろセクハラと言わんばかりに女性をくどく。その分、自分の色気にも磨きをかける。
 いわばその対極ともいえるのが、電車で寝こけている日本の男性です。長距離通勤で疲れ果て、色気どころではないのは分かりますが、ズボンの裾からののぞくすね毛は何とかならないでしょうか。」

 「洗練された立ち振る舞いも苦手ですね。(中略)イタリアでは女性が部屋に入ると、男性は一斉に立ち上がって迎えます。通訳の私の分がまだだからと、自分の食事に箸をつけなかった社長もいました。」

 「騎士道のない日本で、エスコート術を究めろというのも酷なので、まずは形から入ってみてはいかがでしょうか。背筋をキュッと伸ばして堂々と歩くだけでも色気は増します。一通りのテーブルマナーは身につけた上で、食事の時は女性をじっと見つめて話しかける。女は見つめられるほどきれいになるものです。」

 「ユーモアや会話術も欠かせません。イタリアに最近ナンパ塾ができたんですが、「ナンパの帝王」という塾長曰く、一番肝心なのは「自分を笑いものにすること」だそうです。自分をダシにして、女性が笑ってくれれば、最初の扉は開いたも同然だと。一方、日本の男は僕はこんなに偉いんだ、すごい仕事をしているんだって、つい威張ってしまう。自慢話はいいから、もっと笑わせてちょうだいって思う。」

 「かくいう私も夫は日本人です。(中略)寡黙な日本男性が恥ずかしそうに褒めてくれるほうが心に響くようになりました。イタリア人に比べて誠実で、見かけだけで選ばないところも信頼できます。
 何より、イタリア男は女性に尽くしてくれる分、要求も厳しいから疲れるんです。(中略)家では肩の力を抜きたいのは男も女も一緒。日本の男に色気が足りないのは、それを求めない私たち女のせいかもしれませんね。」

 同じように海に囲まれ気候も温和で似ているといわれる両国だが、男女関係のスタイルはなぜこれほど違うのだろうか。
 私は、おおもとには民族性の違いがあると思う(イタリア人は狩猟民族、日本人は農耕民族)。

 ゲルマン民族をはじめとする狩猟民族は、基本は個人個人で、自分のために自己主張し、必要であれば戦う。そのためのルールとして歴史的に形成されてきたのが「騎士道精神」である。これに対し農耕民族は、家族や地域集団で畑を自然から守り農作業を行うために、家族や地域の「和」を重んじ、自己主張や対立を嫌う。

 男女関係についていえば、狩猟民族は女性を自分で獲得する(時には敵から略奪する)ものであり、そのためには、おしゃれやエスコートは当然ということになる。これに対し、農耕社会の日本では、結婚は家同士や地域の中で決まるものであり、結婚した女性は集団に組み込まれるので、基本的にはつなぎとめておく必要はない(「釣った魚に餌はやらない」)。女性も男性に「色気」を求める必要はない。

 とはいえ、これらは歴史的・文化的なもので、今や「狩猟」や「農耕」で食べているわけではないから、それぞれのいいところを取り入れていくことが必要だろう。
 その意味で、日本とイタリアの男性の違いと、それぞれの良さ・欠点を体験的に理解している田丸さんのご意見には、傾聴すべきものがあると思うのである。

 日本人からすれば、「和」や「雰囲気」を大切にしながら、外見にも気を遣い、姿勢を正し、嫌味のないおしゃれをし、女性を優しくエスコートし、ユーモアや話術を身につけ、自慢話ばかりしない、そのうえで、日本人らしく誠実に、かつ、女性がリラックスできる場も与えましょう、ということになろうか。

 これはムズカシイ・・。かく言う私は、どれだけ実践できることやら・・・。

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