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2011年4月16日 (土)

No.14 「ニッポンの男たちへ」の素敵なエール(その4)

朝日新聞のオピニオンページの「リレーおぴにおん」コーナーの連載「ニッポンの男たちへ」シリーズについての更なる続編である。

 第4回(2011.4.13) は、作家・英国生活情報誌「ミスター・パートナー」編集長、井形慶子さん(51)(「英国のシニアに負けないで」)。

【1】 まず、井形さんは、日本とイギリスのシニア(定年退職後の世代)を比較する。

 「30年あまり、日本と英国を行き来しています。そんななか、二つの国で違うと思うのは、現役を退いた男性たちの雰囲気です。
 英国のシニアは家事やボランティアを楽しみ、女性たちへの愛情表現も怠らない。だれにはばかることなく、妻の手をとり、時には他の夫婦も交え、食事や旅を謳歌しています。
 ひるがえって日本はどうでしょう。男性たちは現役時代、しゃにむに働きます。が、退いて家に戻ったとたん、居場所が見えなくなる。妻のケアを長く怠ったせいか、「ぬれ落ち葉」などと揶揄(やゆ)される。妻に先立たれると、食事などの生活そのものが成り立たなくなってしまうことも、問題です。
 英国では、夫婦の力関係がほぼイコールで、若いときから仕事も家事も、近所づきあいも、共同でこなす傾向が強い。これに対し、日本ではまだ「男が外で稼ぎ、女が家を守る」という分業制が残っているからでしょう。男性たちは仕事以外のことに、自信がもてないように見えます。」

 イギリスは伝統ある民主主義、紳士の国だが、男性は家事もボランティアも夫婦で楽しみ、他の夫婦も交えて食事や旅を謳歌するようだ。ここでも、日本の「遅れ」を痛感させられる。

【2】 しかし、井形さんは、今回の大震災でシニアの男性たちを見直した、という。

 「でも3月11日に発生した大災害で、シニアの男性たちを見直しました。定年を迎えた元営業マンは、被災地でのボランティアを志願。現場はリーダー不在の大混乱でしたが、彼はヒト、情報、カネを仕切ってきた営業経験をフル活用し、適材適所にヒトを送り、共同作業が得意な日本人の力を引き出した。同じように活躍するシニアも、数多く見聞きします。」

 「たぶん、この未曾有の災害を機に、人々の価値観が大きく変わるでしょう。手にした地位や資産の大きさが「偉い」のではなく、地域社会に飛び込み、仕事でたくわえた知識や人生経験を、惜しみなく還元することの方が評価されると思います。シニアの力が、日本復興の原動力として求められる時代が来たのです。」

 こんな風に言ってもらえたら、その年代でもないし、ボランティアも何もしていない私もちょっと嬉しい。

井形さんが紹介した「定年を迎えた元営業マン」というのは、おそらく団塊の世代の方だろう。団塊の世代は、基本的には自己主張はしながらも、限りなく社会連帯を求める世代である。これまでサラリーマン生活の中で自分を抑えてきたが、若いころの理想を胸の中に持ち続けている人も多いのではないか。
 また、ちょっと醒めた見方になるが、この世代は終身雇用・年功賃金制が完全に崩壊する前に退職することができ、比較的高額な退職金をもらい、経済的に余裕がある世代でもある。

井形さんのおっしゃるように、この世代の人々が、日本復興の原動力になってくれることを願いたい。

【3】 最後に井形さんは、日本の男性に、3つのアドバイスをする。

 ①「生活面では、英国の男性のように、妻以外の女友達も、ずっと大切にしてほしい。」

 ②「英国の男性は、女の前で泣きます。日本の男性だって、1人で抱えきれないくらいつらいとき、寂しいときは女の前で泣いてもいいじゃないですか。被災され、ひとりになった方たちも多いので、ぜひそう伝えたい。」

 ③「その上で、自分の気持ちや気遣いを気おくれせず、パートナーに伝える表現方法を磨いてほしいですね。英国の男性のように、日常的にキスしたり、女性をほめたりはできないでしょうけど、「語らずとも、オレの気持ちを察してくれ」というのはもう通用しない。電子メールを活用しましょう。さりげない毎日のひと言で、女たちは喜び、もっと優しくなれるのですから。」

 これは全部、そのとおりだと思う。
 「「語らずとも、オレの気持ちを察してくれ」というのはもう通用しない。電子メールを活用しましょう。」というのには、何かの標語みたいで、ちょっと笑ってしまった。

面と向かったり電話では言いにくくても、メールなら言えることもあることは、実際に経験するところである。
日本の男性の皆さん、メールを活用しましょう。

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