2020年6月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
フォト

« No.12 「ニッポンの男たちへ」の素敵なエール(その2) | トップページ | No.14 「ニッポンの男たちへ」の素敵なエール(その4) »

2011年4月15日 (金)

No.13 「ニッポンの男たちへ」の素敵なエール(その3)

 朝日新聞のオピニオンページの「リレーおぴにおん」コーナーの連載「ニッポンの男たちへ」シリーズについての更なる続編である。

 第3回(2011.4.12) は、「70年代郊外育ちの知性派タレント」、麻木久仁子さん(48)(「真のリベラル」は10歳下に?」)。

 「私は1962年の生まれ、同世代の男子たちは若いころ「新人類」と呼ばれました。(中略)元祖オタク世代。」

 「何を考えているのか分からない、と言われた世代も、今や管理職になる年齢です。宇宙人のよう、だったのが意外なほど器用に立ち回っている印象がある。上からは「オレがオレが」の団塊世代の圧力を受け、下から超堅実集団のロスジェネ世代に突き上げられ、調整は簡単じゃないはずなのに。」

 「夢想的なところも調整上手なのも、若いころの経済事情が影響してるのかもしれません。戦後の成長期の2段目にさしかかった時期。車やカラーテレビやエアコンが普及して、日本全体がバブルに向けて右肩上がり。ギスギスせずに生きていけたんです。個人生活を大事にしつつ、人付き合いにもエネルギーを割く余裕があった。」

 「そして、男女が対等につきあえるようになった最初の世代。女性が4年制大学へ行くのが当たり前になり、専業主婦願望は急激に希薄になった。とりわけ東京郊外で育った私たちは、「お嫁さんになれないよ」と叱られることがなかった。もっぱら「勉強しなさい」ですよ。男子は学業のライバルであり、学園生活の仲間だったんです。」

 「ただ、外では対等でも、家庭チームのメンバーとしては、男性は活躍を計算できるレギュラーになりきれていない。少なくとも私の経験の範囲では。
 団塊おじさんよりはまし、と言ったら怒られるかな。団塊の「男女同権」はあくまでキャッチフレーズ、腹では「女はバリケードの裏でおにぎりでも握ってろ」というところではないですか?でも、同世代男性も「言われればやったのに」止まり。積極的に動いて家事や育児で着実にポイントを稼ぐという域には達していないんです。」

 「男性が女性を引きつけるためにどうふるまうかは社会状況に影響される。20代に増えている草食系男子は不況になじむ戦略を取っているだけなんでしょう。消費に走らず、恋愛に慎重、エネルギーの無駄遣いをしない。私たちは好景気をくぐってるので「やや雑食」の部分もないとつらいですけど。」

 「自分がこんど結婚するとすれば、10歳くらい年下の人がいいんじゃないかな、と夢想してます。(中略)女性の年齢にもこだわらないし、家にいるか仕事をするかにも無頓着だと聞きました。」

 「もしかすると、「新人類」と「ロスジェネ」との間に、表裏なく、教養や文化度も高い、真にリベラルな男の層が薄く広がってるんじゃないかな。まあ、たいていは既婚者でしょうし、そもそも「都市伝説」かもしれませんが。」

 そういえば、1962年(昭和37年)生まれあたりの人が「新人類」と呼ばれた時期があったなあ。

 この世代の人は、高度成長期に思春期を迎え、男女平等が普通のものとして育ったのであろう。でも職場はまだまだ男性中心で差別がいっぱい。そんなのギャップの中で、「男女雇用機会均等法」が成立したのは1985年(昭和60年)であった。
 70年代半ばから80年代前半まで不況の時代はあったが、今ほど深刻ではなく、その後はバブル経済(1986年~1992年頃)に向かっていったのである。

 そう考えると、この世代の人たちは、戦後民主主義や男女平等が普通の考え方になり、かつ、終身雇用制のもとで高度成長、その後はバブル景気も経験し、戦後日本の「陽」の部分をふんだんに取り込んで自己形成がなされた、ある意味でもっとも恵まれた世代かもしれない。

 だとすると、この「新人類」世代と、不況・就職難で自信を奪われた「ロスジェネ」世代(1972~82年生まれ)との間(つまり、1962~1971年生まれの10年間)に、「表裏なく、教養や文化度も高い、真にリベラルな男の層が薄く広がっているんじゃないか」という、麻木さんの指摘は正しいといえよう。実際、私の周囲にもそういう人たちがいる(ような気がする)。

 それから、「草食系男子」について、「不況になじむ戦略」だという見方は面白かった。
 私は「その1・付記」(4月8日投稿)で、「(若い世代での「草食系男子」の広がり(男性の「中性化」)は、旧来の男性優位社会が崩壊し、男性の社会的地位が相対的に低くなるなかで(男性が下がっていくことによる「男女の平準化」)、「男らしさ」が定義できず、男性が男性であることを胸を張ってアピールできなくなってきたことによる、必然的な結果ではないか。」と書いたが、麻木さんによれば、男性が「草食系」か「肉食系」か「雑食系」かは、要は景気の好況・不況によって決まる、ということであろうか。だとすれば、景気がよくなれば、また男性は「肉食系」に戻ることになり、あまり心配しなくてよいのであろうか。

 あと、最近、「肉食系女子」という言葉もあるようだが、これは経済との関係はあるのであろうか。
 う~ん、だんだんわからなくなってきた。

         ↓   ↓   ↓  
♪ここまで読んで下さった方は・・・ワンクリックしていただけたら嬉しいです。
にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ
にほんブログ村

« No.12 「ニッポンの男たちへ」の素敵なエール(その2) | トップページ | No.14 「ニッポンの男たちへ」の素敵なエール(その4) »

6-5 「ニッポンの男たちへ」の素敵なエール(連載)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: No.13 「ニッポンの男たちへ」の素敵なエール(その3):

« No.12 「ニッポンの男たちへ」の素敵なエール(その2) | トップページ | No.14 「ニッポンの男たちへ」の素敵なエール(その4) »

無料ブログはココログ