No.23 今年の「サラリーマン川柳」 私が選んだベスト10
私は、毎年1回発表される「サラリーマン川柳」を密かに楽しみにしている。
サラリーマンの悲哀を詠むもの、父親の寂しさを詠むものなど、共感したり苦笑したり。もちろん、OLや主婦からの投稿もある。
5月18日、今年(第24回)の上位100首の得票結果が発表された(全部の結果は第一生命HPに掲載)。
私が選んだベスト10は、次のとおり(カッコ内の順位は公表された順位)。
① 久しぶり~ 名が出ないまま じゃあまたね~ (第1位)
これは思い当たります・・。
② ときめきは四十路過ぎると不整脈 (第4位)
不整脈は私も経験者だけど、やっぱり「ときめき」の方がいいな。
③ 「パパ嫌い」 だけどお前は パパ似だよ (第18位)
これを詠んでいるのが、お父さんなのか、お母さんなのかが、なぜか気になります。
④ ご飯いる? 家にいるのに メール来る (第19位)
これも冗談じゃなくなってきてますね。ちなみに私の家でも、妻からの「ご飯できましたよ」は携帯にかかってきます(無料なので)。
⑤ 初孫の 笑顔にまたも 拝観料 (第25位)
お孫さんをお持ちの方は実感じゃないでしょうか。
⑥ 月給日 「ゲゲゲ」と女房 肩落とす (第40位)
「ゲゲゲの女房」を使ったのは他にも2つありました。
⑦ 父さんの 機密費すでに 底をつく (第46位)
いいなあ、自由に使えて使途を公表しなくていい機密費。私もほしいです。
⑧ 誉め言葉 初めて聞いた 送別会 (第66位)
これは、切ない。やっぱり人間、普段から少しは褒めてほしいですよね。
⑨ 言葉より 別れの予感 絵文字なし (第70位)
これ、マジこわい。絵文字は、実は愛情の印なのか・・。
⑩ ツイッター 私が言っても ひとりごと (第85位)
これは笑えました。
この「サラ川」はもう第24回とのことなので、始まりは1987年(昭和62年)、バブル真っ最中のときということになろうか。昔のものと読み比べてみるのも楽しい。
それにしても、第4回の時は応募総数61,145首、投票総数192,521だったのが、第23回(昨年)は応募総数29,215首、投票総数93,706と、ほぼ半減しているのが気になる。
日々の仕事の中で、川柳を詠む余裕もなくなってきているとしたら、それも寂しい。
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