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2011年5月 5日 (木)

No.20 「ニッポンの男たちへ」の素敵なエール(その6)

 朝日新聞のオピニオンページの「リレーおぴにおん」コーナーの連載「ニッポンの男たちへ」シリーズの感想である。

 第6回(2011.4.20) は、京都・宇治川の鵜匠、澤木万理子さん(37)(「鵜の扱い 夫婦仲に通じる」)。

 澤木さんは、平安時代からの歴史を持つ宇治川の鵜飼いで、初めての女性鵜匠になって10年になるそうである。鳥と一緒に仕事がしたくてこの世界に飛び込んだとのこと。

 「先輩の3人の男性鵜匠はいずれも70代。初めて女性を受け入れてやりにくかったと思いますが、親身に教えてくださった。私の体力のなさもさりげなくカバーしてくれる包容力があります。この熟年世代はプライドを持って、寡黙に仕事をなし遂げる。日本の男性の理想像ではないでしょうか。若い人にも見習ってほしいですね。」

 「鵜に魚をはき出させる姿をご覧になった観光客の男性の中には、「わしらも鵜と同じように、家内にネクタイをキュキュッと締められ、給料をはき出さされているんや。身につまされるわ」とおっしゃる方もいます。切ない気もしますが、私たち鵜匠は年間約100日の鵜飼いシーズンのために、365日鵜の体調を気遣い、愛情を込めて育てています。鵜たちを舟の上に連れて行くと、「さあ、やるぞ」という意欲がみなぎっているようです。」

 「お父さんたちも家族の愛情に支えられているでしょう。それに、鵜が取ってきた魚を全部取り上げるんじゃなくて、小魚は食べさせてあげるんです。お父さんにも、奥さんからのお小遣いやお子さんの笑顔といったご褒美があるんじゃないでしょうか。」

 「鵜の操縦術は夫の操縦術に通じるか、ですか? いやー、どっちも大変ですよねえ。鵜と手綱でつながっていると、鵜匠の気持ちが鵜に微妙に伝わります。私がイライラしていると鵜たちも落ち着かず、ちゃんと動いてくれない。鵜飼いのときには、鵜のことだけを考えて集中します。要は相手を思いやること。そこが夫婦の仲とも通じるところかな。決して夫のネクタイを引っ張ってるわけじゃないですよ。」

 「近年は、茶どころで源氏物語ゆかりの地でもある宇治を訪れる女性観光客が目立ちます。彼女たちはアンテナを張り巡らし、多くの情報を素早く取り入れ、積極的に行動に移している。男性は自分の生活範囲だけで完結してしまいがちでは。男性ももっと外に向かって積極的になってほしいですね。」

 サラリーマンが、鵜飼いを妻に、鵜を自分に重ねるのは確かに切ないが、そう言っているご本人は、単なる自虐ではなく、「鵜飼い」である妻や家族のために、一生懸命稼いでいるんだというささやかな自負と誇りの裏返しで言っているのではないかと思う。

 澤木さんが「小魚のご褒美」を、「奥さんからのお小遣いやお子さんの笑顔のご褒美」に例えたり、鵜飼いの気持ちが手綱を通じて鵜に伝わるので、鵜飼いのときには鵜のことだけを考えて集中する、要は相手を思いやることが大切で、そこが夫婦の仲とも通じるとおっしゃるのは、ほのぼのとして温かい気持ちになる。
鵜に深い愛情を持って接している澤木さんだからこそ言えることであろう。

 また、最後の言葉は、男性として重く受け止めたい。男性は、「鵜としての仕事」にやりがいを感じつつも、それだけに終わってはいけないのである。
 ところで、「魚が取れなくなった鵜」は、どうなるのでしょうか・・。そこにも、男性に例えられる悲哀があったりして。(笑)

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