No.62 今年のサラリーマン川柳 私が選ぶベスト5+1
2月16日、第25回の「サラリーマン川柳コンクール」のノミネート100句が発表された。第一生命のホームページで、これらの句を読むことができるし、気に入った句に投票することもできる。
応募2万7184句の中から選ばれた100句だけあって、どれも力作だが、その中で私が特に気に入ったベスト5を挙げるとすれば、次の句である。
第1位(No.18) 円高だ! 海外行くぞ 円が無い
これには吹き出しました。ノリもいいし、最後に「ガクッ」と来るところが最高! たぶん、投票でもいい線行くのではないでしょうか。
第2位(No.24) 俺知らぬ 妻のつぶやき 世界知る
昨年は、「ツイッター 私が言っても ひとりごと」に笑いましたが、今年はこれに笑いました。しかし、よく考えると、そもそも「つぶやき」って、人に聞こえないように言うものでは?
第3位(No.32) 最近は 忘れるよりも 覚えない
そのとおり、最近は、いったん覚えたものを忘れるというより、最初から覚えていないのです。
よく似た感じのものに、「立ち上がり 目的忘れ また座る」(No.98)っていうのもありました。
第4位(No.1) 女子会と 聴(き)いて覗(のぞ)けば 六十代
確かに、「女子会」は年齢不問なのでしょう。
でも、男性の場合も、年配の方々ほど「男子の本懐」や「日本男児」などと言いたがるので、偉そうなことは言えないようにも思います。
第5位(No.45) 毛虫いる さわげば娘の つけまつげ
確かに、最近の若い女性の「つけまつげ」は本当にすごいですね。重さで瞼が下がってくるんじゃないかと、ハラハラするくらいです。
特別賞(No.76) 震災で 絆と優しさ 思い出す
これは、日本人全体の実感ではないでしょうか。
同じ川柳といっても、楽しいズッコケや皮肉系とは系列を異にし、しみじみとかみしめる句です。
とはいえ、いろいろ論評するのは簡単ですが、実際に川柳を作るのは、本当に難しいと思います。
発表された川柳を詠まれた皆さん、勝手なことを言ってすみません。
私も、気のきいた川柳が詠めるようになりたいです。
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