No.65 「大阪青年ユニオン」の出発にエールを送る
2012年4月1日、「大阪青年ユニオン」が発足した。
これまで、徹底して若者の目線、感性、心情に立脚し、またITを駆使するなどのユニークな活動をしてきた「地域労組おおさか青年部」が、今般、「大阪青年ユニオン」と名称を変更したのである。
私は、メッセージの依頼に応えて、次のようなメッセージを送った。
「大阪青年ユニオン」の皆さん
「地域労組おおさか青年部」から「大阪青年ユニオン」への発展、おめでとうございます。
現在の青年たちの置かれている状況、否、国民と労働者全体の置かれている状況自体が、過去に前例のない酷いものです。
そんな中で、皆さんは
「労働法は、自分たちの力で活用し、守らせるもの」
「正しくキレよう!」
と、青年自身の目線で呼びかけ、団交を「ニコニコ動画」で同時中継するなどITも活用して、多くの貴重な成果を挙げてきました。
確かに、「お父さん・お母さん世代」が中心となってきた従来の労働組合運動は、歴史的に大きな役割を果たしてきました。
しかし、現在の日本社会の状況は、「お父さん・お母さん世代」も含めて前代未聞のものであり、とりわけ青年の置かれた状況の深刻さは筆舌に尽くし難いものとなっています。
そんな中で、皆さんは、ひと味もふた味も違ったユニークで、かつ、全青年労働者を対象にした労働運動を模索していって下さい。
そして、「大阪青年ユニオン」の皆さんが、近い将来、日本の労働運動全体の中で大きな地歩を占めるようになられることを願います。
様々な困難もあると思いますが、皆さんの運動が大きく花開くよう、これからも応援していきたいと思います。
頑張って下さい。 東京には既に「首都圏青年ユニオン」があり、また各地にいくつかの「青年ユニオン」があるが、第2の大都市大阪でこの「大阪青年ユニオン」ができた意義は、限りなく大きい。
ささやかながら、私も応援していきたいと思っている。
※画像は、いずれも大阪青年ユニオンのホームページから。
イメージキャラクターの「ノロシー」が、とてもかわいい。
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