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2012年7月の3件の記事

2012年7月31日 (火)

No.83 夏の高校野球 母校那賀高校の大健闘を喜ぶ

 誰しも、夏が来ると高校野球(地方大会と全国大会)が気になるのではないか。春のセンバツと違って、全国津々浦々からほとんどの高校が参加すること、夏は少年時代を想い出すこと、お盆の帰省や墓参りがあることなどもあって、高校野球は日本の夏の風物詩になっている。

 自分自身は高校野球に全く縁がなかった私でさえ、夏の大会のテーマソング(「栄冠は君に輝く」)の「雲は湧き 光あふれて‥‥♪」という歌を聴くと、なぜかジーンときてしまう。
 私の出身の和歌山県は、戦前の和歌山一中(現在の県立桐蔭高校)時代から野球が強かったようだ。尾藤監督で一躍有名になった箕島高校は全国制覇もなし遂げた。他は日高、高野山、御坊商工などだが、ここ十数年間は、智弁和歌山高校がダントツで、全国大会でも何度も優勝している。
 ちなみに、いわゆる大学進学では、かつては県立桐蔭高校が県内トップであったが、現在はこの智弁和歌山と近大附属高校がトップになっていると聞く。智弁和歌山は、校全体としては「文武両道」なのである。
 これについてはいろんな意見があると思うが、すごいことであることは間違いない。

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 これに対して、私の母校である県立那賀高校は、文武のどちらについても、かなり地味である。
 恐らく学校創立以来一貫して野球は弱かった(笑)と思われる。私が知っている限りずっと初戦敗退だったし、しかも大量得点差で負けていたと思う。

 ところが、7月29日の新聞を読んで驚いた。何と、和歌山大会の決勝で、智弁和歌山に延長14回まで闘って惜しくも負けるという大接戦を演じたというのだ。

 第94回全国高校野球:和歌山大会 決勝 智弁和歌山V8 史上最長戦、スタンドも沸く  ◇那賀、先制も延長十四回力尽く(毎日新聞 2012年07月29日 地方版)

 全国高校野球和歌山大会の決勝は28日、史上最長となる延長十四回の激闘の末、智弁和歌山が那賀を破り8年連続20回目の優勝を決めた。続く苦戦を耐え抜き頂点に立った智弁和歌山、県立高ながら鍛え抜かれたプレーで初優勝にあと一歩と迫った那賀。熱戦後、双方の選手の目には万感の涙。紀三井寺球場の観客席からは大きな拍手が送られた。全国大会は8月8日、兵庫県西宮市の甲子園球場で開幕する。【竹田迅岐、竹内望、岸本桂司】

智弁和歌山
  00000020000002=4
  20000000000000=2
那賀
 (延長14回)

 伝統の強打を誇る智弁和歌山が底力を見せつけ、那賀を振り切った。2点を追う七回、吉川の中前打などで好機を迎え、高垣の左前打などで追いついた。

 延長十四回、先頭の嶌が右前打で出塁し、阪本の犠打で1死二塁。大倉が右越え適時三塁打を放ち、ついに勝ち越した。さらに、続く土井が左前に適時打を放ちだめを押した。先発吉川は立ち上がりを攻められたがその後は安定。継投の土井、蔭地野も好投した。

 ネットで少し調べると、那賀高校はここ数年間県内では頭角を表し、各種の県内の大会でもベスト4に入るなどしていたようである。その意味では、決して「まぐれ」ではなかったのである。
 「文武」のいずれでもパッとしない高校ではあるが、やっぱり嬉しいし、ちょっと誇らしい。
 今年の悔しさを胸に、来年はぜひ優勝して全国大会に出てほしい。もしそんなことになったら、絶対に甲子園に行って応援しますよ!

 このお盆に、2年振りに高校の同窓会がある。きっとこのことが話題になるだろう。

 ※画像は那賀高校の校章。モチーフは「くちなし」の花のようである。


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2012年7月27日 (金)

No.82 「声を上げて世界を変えよう!」──働き方ネットの「第16回つどい」

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 働き方を考えるユニークな団体「働き方ネット大阪」は、年に3回程度、様々なテーマで「つどい」を開いており、私はその事務局長をしている。
 7月24日の「第16回つどい」は、「声を上げれば世界は変わる」のテーマで行った。

 折しも天神祭と重なったが、70名の参加があり、3分の1は20代の若者であった。
 この5月にソウルを訪問し市民派の朴元淳(パク・ウォンスン)市長と会ってきた服部信一郎さん(働き方ネット副会長)の報告はとても刺激的だった。

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 しかし、それにも増して、後藤宣代さん(福島県立医科大学講師、経済学研究者)のお話は、私にとってはちょっとしたカルチャーショックであった。
 福島さんは、自ら福島原発事故で被曝した後も、自ら福島にとどまって福島で声を上げる人たちを見つめ、他方でアメリカでオキュパイ運動に自ら加わって経験してきたという。この両方の経験を持っていること自体、ものすごいことである。

 それに、お話がすごく自由で伸びやかで、聞いている人を元気づける。
 特に、次のようなことが印象に残った。
・これからの運動は、声を上げること、コミュニケーションが基軸となる。集会は、自分らしさを表現する場である。
・ネットの登場により、21世紀型の社会運動はオープン(万人公開・参加)、シェア(情報共有)、コミュニケーション(意思の相互伝達)、コラボレーション(協働)、グローバルが基調となる。
・これからの運動は、女性が主導する。女性は、性別役割分担を通して、育児・教育・介護という「生身の人間を相手にすることで、高いコミュニケーション能力が培われているからである。一番コミュニケーションが下手なのは、中高年の管理職の男性である。
 特に、最後の点について、「性別役割分担」という言葉にはマイナスイメージが強かったが、実はその中で女性はコミュニケーション能力が培われた、という指摘はとても新鮮だった。それに比べて中高年男性の管理職は‥‥というのも、本当に頷けるものである。

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 休憩を挟んだ後は、私が司会を務めての、恒例の「リレートーク」である。
 今回は、①若者の労働相談と生活支援に元気に取り組んでいるNPO「POSSE」事務局長の川村遼平さん
②不当解雇などを団体交渉や裁判で闘って大きな成果を上げている「大阪青年ユニオン」の北出茂さん
③強まる生活保護攻撃のなかで申請者と受給者を支援する活動を果敢に展開している「大阪の生活と健康を守る連合会」(大生連)事務局長の大口耕吉郎さん
④女性と子どもの生命を守るために原発ゼロ運動の一翼を担っている「新日本婦人の会」(新婦人)大阪中央支部事務局長の呉竹陽子さん
にご登壇いただき、それぞれの要求を掲げて声を上げる活動の経験と課題をお話しいただいた。
 時間不足で恐縮だったが、それぞれの皆さんの「エッセンス」を引き出せたのではないかと思う。

 最後に、楠弁護士が読み上げる形で、以下のアピールを採択した。
 終了後の「多氣」での懇親会も、20名以上の参加で盛り上がったことはいうまでもない。

【働き方ネット大阪 第16回つどいアピール】

   声を上げて世界を変えよう!

1 日本でも諸外国でも声を上げ行動し、職場や政治を変える動きが確実に拡がっています。
 日本では、3.11以降の反原発運動の高まりのなかで、長らく見られなかった大規模な集会とデモが復活してきました。このところ毎週金曜日夜は、首相官邸前で10万人を超える人々が再稼働反対の声を上げています。また、7月16日の東京・代々木公園における大江健三郎さんや坂本龍一さんら著名9氏が呼びかけた「さよなら原発10万人集会」には、17万人もの労働者、市民が集まり、3方に分かれたデモでも原発なくせの声をとどろかせました。
 アメリカでは、長引く高失業と就職難のなかで、一部の富裕層だけが優遇される体制に抗議する若者の「オキュパイ(占拠)運動」が昨年9月にウォール街で始まり、全国の主要都市に波及していきました。
 韓国のソウルでは、昨年10月の市長選挙で、市民派弁護士の朴元淳(パク・ウォンスン)市長が誕生し、今年5月から、市の非正規職員の4割近い1054人を正規職員に転換しました。プサンでは、韓進重工業造船所の女性溶接工キム・ジンスクさんが整理解雇に反対してクレーン上に籠城し、それを支援する「希望バス」に全国から5次にわたり1万数千人が参加し、勝利の後押しをしたという感動的なドラマもありました。
 フランスでは去る5月の大統領選挙で社会党のオランド氏が勝利し、若者の雇用創出、富裕者課税、原発依存率引き下げなどの政策に着手しています。

2 本日の「声を上げれば世界は変わる」と銘打った働き方ネット大阪第16回つどいは、上記のような日本と世界の動きに学びながら、どうやれば声を上げ権利を主張することができるのかをテーマに開催されました。

 第1報告者の服部信一郎(本会副会長)さんは、大阪革新懇ソウル訪問団事務局長として、20人のツアー参加者とともに朴元淳市長と面談し、非正規労働センター、福祉国家ソサエティなどと懇談した成果をもとに、橋下大阪市政とは対照的な自治体革新の新しい波を話されました。

 第2報告者の後藤宣代さん(福島県立医科大学講師)は、最近何度もアメリカを訪れ、現地のオキュパイ運動の参加者たちと交流して学んだことと、3.11以降の原発被災地フクシマにおける女性を中心とする子どもの命と健康を守る運動で体験したことを話されました。

 リレートークでは、①若者の労働相談と生活支援に元気に取り組んでいるNPO「POSSE」事務局長の川村遼平さん、②不当解雇などを団体交渉や裁判で闘って大きな成果を上げている「大阪青年ユニオン」の北出茂さん、③女性と子どもの生命を守るために原発ゼロ運動の一翼を担っている「新日本婦人の会」(新婦人)大阪中央支部事務局長の呉竹陽子さん、④強まる生活保護攻撃のなかで申請者と受給者を支援する活動を果敢に展開している「大阪の生活と健康を守る連合会」(大生連)事務局長の大口耕吉郎さんにご登壇いただき、岩城穣弁護士の司会のもとに、それぞれの要求を掲げて声を上げる活動の経験と課題を語り合いました。

3 本日のつどいに参加した私たちは、いま、職場、地域、全国、世界で何が起きているかを見つめ、一人一人の労働者・市民が要求を掲げて声を上げることの重要性を学びました。このつどいの成果を拡げるためにも、様々な分野における運動が盛り上がろうとしているいまこそ、ストップ原発! ストップ消費増税! ストップ過労死! ストップ貧困!の声を大きく上げていきましょう。

                    2012年7月24日
     働き方ネット大阪 第16回つどい参加者一同


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2012年7月22日 (日)

No.81 高槻・八尾市議会で「過労死防止基本法の制定を求める意見書」が採択!

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 6月27日に高槻市議会、6月29日に八尾市議会で、「過労死防止基本法の制定を求める決議」が採択された。それぞれの市議会のホームページにアップされている(高槻はこちら、八尾はこちら)。

 地方自治法第99条は「普通地方公共団体の議会は,当該普通地方公共団体の公益に関する事件につき意見書を国会又は関係行政庁に提出することができる。」と規定されている。今回、これらの市議会は、この制度に基づいて国に対し上記の意見書を提出することになるのである。

 5月末、大阪の実行委員会で中心的に頑張ってくれている舟木一弘、林裕悟の各弁護士が、それぞれ2つの市議会に申し入れを行っていたところ、全会派・全議員の一致で採択されるに至ったものである。
 高槻市議会で採択された意見書は、次のとおりである(八尾市のほうも、内容はほぼ同じである。)。

      過労死防止基本法の制定を求める意見書

 「過労死」が社会問題となり、「karoshi」が国際語となってから四半世紀がたとうとしている。過労死が労災であると認定される数はふえ続けており、過労死撲滅の必要性が叫ばれて久しいが、過労死は、「過労自殺」も含めて広がる一方で、減少する気配はない。突然大切な肉親を失った遺族の経済的困難や精神的悲哀は筆舌に尽くしがたいものがあり、また、まじめで誠実な働き盛りの労働者が過労死・過労自殺で命を落としていくことは、我が国にとっても大きな損失と言わなければならない。
 労働基準法は、労働者に週40時間・1日8時間を超えて労働させてはならないと定め、労働者が過重な長時間労働を強いられるのを禁止して、労働者の生命と健康を保護することを目指している。しかし、当該規制は十分に機能していない。
 昨今の雇用情勢の中、労働者はいくら労働条件が厳しくても、使用者にその改善を申し出るのは容易ではない。また、個別の企業が労働条件を改善したいと考えても、厳しい企業間競争とグローバル経済の中、自社だけを改善するのは難しい面がある。
 このように、個人や家族、個別企業の努力だけでは限界がある以上、国が法律を定め、その総合的な対策を積極的に行っていく必要がある。
 したがって、国においては、上記の趣旨を踏まえ、下記の内容の法律(過労死防止基本法)を1日も早く制定するよう強く要望する。
                  記
1.過労死はあってはならないことを、国が宣言すること。
2.過労死をなくすための、国・自治体・事業主の責務を明確にすること。
3.国は、過労死に関する調査・研究を行うとともに、総合的な対策を行うこと。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
 平成24年6月27日
                           高槻市議会


 両議会の議員の皆さんの積極的な対応に心から敬意を表するとともに、少し大げさかもしれないが、日本の民主主義・地方自治もまだまだ捨てたものではないなあ、と嬉しくなる。

 もし、日本各地の議会で過労死防止基本法の制定を求める意見書が採択されれば,私たちが取り組んでいる100万人署名に勝とも劣らない力を持つのではないだろうか。

 今回の高槻・八尾市の意見書採択は、全国のトップを切るものであった。
 今回の両市の意見書採択を力に、秋以降、各地の自治体で同様の取り組みがなされることを期待したい。


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