2017年7月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
フォト

« No.83 夏の高校野球 母校那賀高校の大健闘を喜ぶ | トップページ | No.85 韓国第2の巨大都市・釜山に行ってきました──釜山ツアー記(その1) »

2012年8月 1日 (水)

No.84 オリンピックと「地球市民」

 4年に一度の夏の祭典、「ロンドンオリンピック2012」が、7月27日~8月12日までの17日間の日程で始まった。
 前回の北京大会から、もう4年も経ったのかという感じがする。
 今回は30回目という、節目の大会になるようだ。
 おさらいとして、東京大会以降の開催年・回目・開催地を整理しておきたい。

  1964 第18回 東京(日本)   1968 第19回 メキシコシティ(メキシコ)   1972 第20回 ミュンヘン(西ドイツ)   1976 第21回 モントリオール(カナダ)   1980 第22回 モスクワ(ソビエト連邦)   1984 第23回 ロサンゼルス(アメリカ)   1988 第24回 ソウル(韓国)   1992 第25回 バルセロナ(スペイン)   1996 第26回 アトランタ(アメリカ)   2000 第27回 シドニー(オーストラリア)   2004 第28回 アテネ(ギリシャ)   2008 第29回 北京(中国)   2012 第30回 ロンドン(イギリス)

 これから繰り広げられる、世界中から集まった選手たちの躍動が楽しみだが、イギリスとの時差の関係で、テレビ放映が深夜から未明が多く、寝不足が心配である。
120731_2

 ところで、オリンピックの招致に、日本も含めて各国が熱心だが、なぜだろうか。
 ①国家主義国タイプ(開発主義国・社会主義国を含む)では、国威発揚や国家の威信の顕示を狙っている。
 ②先進資本主義国タイプでは、商業主義によって経済効果や利益が得られることを期待している。
 ③また、どちらのタイプでも、その社会が抱えている矛盾(貧困や内紛など)を隠蔽したり、国民の不満をそらしたりする狙いもあるのではないか。
 日本が立候補する理由は、上記①~③の全部が当てはまるように思う。
 日本への招致はなかなか苦戦しているようだが、莫大な予算を投入して赤字が残り、ハコモノをたくさん作るゼネコンや関係企業だけが大儲けをし、国民はマスコミに踊らされてお祭り騒ぎをし、お祭りの後は汚染された都市とハコモノだけが残る、という愚は避けなければならない。

 また、メダルの数に一喜一憂し過ぎることも避けたい。
 たしかに、表彰台に日の丸が掲揚されれば日本人としての自尊心をくすぐられるが、本来それは、好成績を挙げた選手をたたえることに主眼があるはずである。
 たとえば、夏の全国高校野球を考えてみよう。確かに、自分の出身高校や出身県の高校が勝ち進んでいくのは嬉しい。しかし、他の高校は打倒の対象だけというわけではないし、自分の出身の高校が出ていなかったり敗退すれば、あとはどうでもいいわけでもないだろう。
 様々な対戦を見守っていくからこそ、最後に優勝した高校や生徒たちを称えるとともに、頑張ったすべての参加校、選手たち全員を称えて大会を終了するのではないだろうか。
 ところが、オリンピックとなるや、相手国選手やチームは打倒の対象のみとなり、自国の選手の結果とメダル数のみが最優先課題となる。これが、選手たちに必要以上のプレッシャーを与えているのではないだろうか。

 それに、これからの世界は、「国籍」というものにどれだけの意味・価値があるだろうか。
 出身が他の国でもその国の国籍を取得すれば出場できるし、アメリカやヨーロッパでは、同じ国籍でも肌の色も出身国も様々である。
 この点、日本は島国のうえ、帰化要件が厳しいことから、「日本人」≒「日本国籍」≒「大和民族」という意識が強く残っているが、それは元々幻想であるし、世界はもはやそうではなくなっている。
 国技の大相撲でさえ、横綱・大関の大半は外国人力士となっている今、過剰に「日本人」や「大和魂」を強調しすぎるのは時代遅れであろう。

 世界中の人々が、「地球市民」同士として、競い合い、称え合う。紛争国からの参加者も、独裁国からの参加者も、普通の人間であることを改めて確認し合う。そんなオリンピックになればいいなあと思う。

         ↓   ↓   ↓  

♪ここまで読んで下さった方は・・・ワンクリックしていただけたら嬉しいです。
にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ
にほんブログ村

« No.83 夏の高校野球 母校那賀高校の大健闘を喜ぶ | トップページ | No.85 韓国第2の巨大都市・釜山に行ってきました──釜山ツアー記(その1) »

5-7 スポーツ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/573062/55324298

この記事へのトラックバック一覧です: No.84 オリンピックと「地球市民」:

« No.83 夏の高校野球 母校那賀高校の大健闘を喜ぶ | トップページ | No.85 韓国第2の巨大都市・釜山に行ってきました──釜山ツアー記(その1) »

無料ブログはココログ