No.86 「冬ソナ」のロケ地「外島」を訪ねる──釜山ツアー記(その2)
◆ 釜山ツアー2日目は、「外島(ウェド)」という小さな島への1日ツアーに出かけた。
巨済島(コジェド)という島まで海底トンネルや巨大な吊り橋を通って行き、そこから30分ほど遊覧船に乗ったところにある、小さな丸い島である。
私は、恥ずかしながら、日本で韓流ブームの先駆けとなった韓国ドラマ「冬のソナタ」にハマッてしまった一人である。それ以降、これまで四、五〇の韓国ドラマは観たと思うが、未だに「冬ソナ」以上のドラマはなかったし、これからもないだろうと思っている(あくまで私の好みが基準であるが)。
実は、数年前にもソウルに「冬ソナツアー」に出かけた。冬ソナのドラマを知っている人ならすぐにわかるが、南怡島(ナミソム)のセコイアの並木道や雪ダルマを作ったベンチ、学校の壁を乗り越えた中央高校などを巡るツアーで、結構楽しかった(自分のミーハーさに呆れるが)。
この島は、「冬ソナ」の最終話(第20話)で、目の見えなくなったチュンサン(ペ・ヨンジュン)とユジン(チェ・ジウ)が再会を果たしてエンディングとなるロケ地である。ドラマでは、2人が別れる前にユジンが設計し、別れた後チュンサンが目が見えなくなる直前まで施工図を描いて建築した「不可能な家」が建てられたことを、数年後にユジンが知り、この建物を見に行った際に、チュンサンとばったり出会うのである。
この島は、ある植物学者の夫婦が30年をかけて作った植物園だそうで、たくさんの花や植物が植えられ、実によく手入れされていて、文字どおり「夢のオアシス」のようである。案内のパンフレットでは、ドラマの中の「不可能な家」は夫婦の「プライベートハウス」、エンディングで金色の夕焼けの海を背景に抱擁しあうベランダは「オフィス」とされている。
両方とも、まぎれもなくドラマに出てきた場所だし、何よりも景色が抜群に美しいので、ちょっと興奮してしまった。
ガイドさんによると、「冬ソナ」がブームとなったころは、この島にもたくさんの日本人が来ていたが、今はとても少なくなったとのことである。
寂しいが、それも仕方ないか・・・。
◆ ホテルに戻り、夜9時過ぎからタクシーに乗り、約40分ほど離れた「海雲台(ヘウンデ)」というビーチリゾートにあるカニの専門店「馬山蟹(マサンゲ)ナクチム」というお店まで出かけた。それほど派手なお店ではないが、玄関を開けて入ると、元横綱の朝青龍が店に来た時の写真が貼り出されていたところを見ると、かなり有名なお店のようだ。
釜山(韓国全体もそうか)では、カニというとワタリガニを意味するようである。4月のソウルツアーで美味しかったワタリガニの醤油漬けをはじめ、カニ鍋や蒸しガニなど目一杯楽しんだ。値段も、思ったより安かった。
(以下、「その3」に続く)
※写真① 島に降り立ったところにあるポール
② プライベートハウス(不可能な家)
③・④ ベランダのあるオフィス
⑤ チュンサンとユジンが再会する場面
⑥ エンディング場面
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