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2012年10月の3件の記事

2012年10月 8日 (月)

No.95 日弁連「人権大会シンポ」の分科会(自殺問題)に参加してきました

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 日弁連の「人権大会」は、日弁連の年間の最大行事である。毎年3つの重要テーマでのシンポジウムが、約1年間にわたる周到な準備を経て行なわれる。そのシンポを踏まえて翌日に採択される「大会決議」は、日弁連の権威ある正式な見解として関係機関に送付され、日弁連の歴史に刻まれる。私も2005年、欠陥住宅問題のシンポジウムに関わったことがあるので、その大変さがよくわかる。

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 今年の「人権シンポ」で、「自殺問題」が初めてテーマに取り上げられたことから、思い切って佐賀での大会に参加することにした。
 詳細を紹介することはできないが、素晴らしいという言葉に尽きる。芸術作品に近いといっていいくらいだと思った。
 どの報告もパネルディスカッションもよかったが、自殺の名所とされる東尋坊で自殺防止活動を続けてきた茂 幸雄さんの特別報告には涙が出た。私たちの関わる過労自殺の問題では、一人息子を過労死で失った悲しみと過労死防止基本法の制定を訴えた西垣迪世(みちよ)さんの特別報告も、会場に感動を呼んだ。
 シンポの前後や休憩時間に、過労死弁護団と過労死家族の会のメンバーでゼッケンをつけて署名活動を行なったが、たくさんの参加者の皆さんが次々と好意的に署名に応じて下さった。

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 終了後、過労死弁護団の若手メンバーたちと佐賀駅近くの焼肉店に「佐賀牛」を食べに行った。各地に「○○牛」のブランドがあるが、初めていただいた「佐賀牛」は柔らかく、舌の上でとろけそうなおいしさであった。
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 それと、「農家の嫁」という鹿児島の芋焼酎をいただいたが、これもおいしかった。「農家の嫁」というネーミングがユーモラスでいい。姉妹品が「明るい農村」というのだから、いっそう楽しい。
 ということで、「農家の嫁」に惚れました(笑)。

 なお、第2分科会の決議(強いられた死のない社会をめざし、実効性のある自殺防止対策を求める決議)は予定どおり採択され、既に日弁連のホームページに掲載されている。

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2012年10月 7日 (日)

No.94 「過労死防止基本法(案)」と早期制定決議を採択──過労死弁護団全国総会

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◆9月28日午後から29日正午まで、「ハイアットリージェンシー京都」で、過労死弁護団全国連絡会議の第25回総会が開かれた。
 今回の総会の参加者は、オブザーバーの過労死家族の皆さんたちも含めると120人以上で、たぶん過去最高だったと思う。これまであまり参加のなかった県や、とくに若い弁護士の参加が多かった。


◆川人博幹事長の基調報告の後、過労死防止基本法の制定をめざす取り組みについて私が報告し、まとまった議論を行なったうえで、今総会として、過労死弁護団としての法案と、早期制定を求める決議を採択した。このことを、産経新聞が報道してくれた。

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◆今回の総会の最大の目玉は、精神科医の香山リカさんによる、「被災地公務員のいのちと健康を守るために」と題する特別講演であった。
 香山リカさんは新聞などでお見受けする程度で、黒縁のメガネをかけちょっと堅い人、というイメージがあったが、実際にお会いすると、本当に心の優しい美しいお姉さんという感じで、お話もていねいでわかりやすかった。
 復興業務に携わる公務員は、①社会的な責任が大きい、②混乱した状況下で迅速な対応を求められる、③過重労働に陥りやすい、④自らも被災している場合がある、⑤著しい「惨事ストレス」(惨状の目撃、遺体や遺族との関わりなど)を受けうる、⑥マスコミや社会からの注目が大きい、といった特徴があるが、特にストレスとなるのは、⑦救援・支援活動が評価されにくく、時には非難されたりバッシングを受けることだという(例えば、「うちに帰って寝る暇があったら非難所で寝てみろ!」と罵倒されるなど)。
 この点、自衛隊員や消防隊員が「感謝」されたり「激励」されるのと大きな差があるとのことである。
 9・11テロの時もそうであったが、災害直後よりも、1~3年後にうつ病、躁うつ病、パニック障害、PTSD(心的外傷後ストレス障害)などを発病することが多いので、これからが要注意とのことであった。

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◆2日目総会終了後の午後2時から、京都駅前で過労死防止基本法制定の街頭署名に取り組んだ。弁護士のほか、過労死遺族やNPO法人POSSEの学生さんたちも多数参加してくれた。京都の皆さんが宣伝カーも用意してくれ、私も車上でマイクを握って訴えをさせていただいた。やっぱり署名活動は、多くの人たちと一緒に元気にやるのがいいなあと、改めて思った。

 毎年のこの弁護団総会は、1年間の活動を集約して、次の1年間の活動の知恵と元気をもらう場だが、特に今回はその気持ちを新たにした総会だったと思う。

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2012年10月 6日 (土)

No.93 過労死防止基本法制定へ向け、今後の取り組みについて議論──第6回実行委員会を開催

◆ハードな1週間が終わった。
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 9月28日(金)の午前中は、京都のホテル「ハイアットリージェンシー京都」で過労死防止基本法制定実行委員会の第6回会合。その日の午後から翌日9月29日(土)のお昼まで同じホテルで、過労死弁護団全国連絡会議の第25回総会。
 そして、3日間の平日を挟んで、10月4日(木)早朝から電車で佐賀へ行き、市民会館ホールで行なわれた日弁連人権大会シンポジウムの第2分科会(自殺問題)に参加。この日は福岡に宿泊し、翌10月5日、空路宮崎に行き宮崎地裁で過労自殺の行政訴訟の裁判期日に出席した後、夕方伊丹空港に帰ってきた次第である。

 実行委員会、過労死弁護団総会、人権大会シンポジウムのいずれも、とても意義深いものだったので、3回に分けて、少しずつ記しておきたい。

◆9月29日(土)午前の過労死防止基本法実行委員会の会合は、昨年11月の実行委員会結成後約1年間の活動を総括し、この秋以降の取り組みの方向性を議論する、節目の会議であったが、特筆すべきことが2つあった。
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 1つは、過労死防止基本法制定の署名が、9月27日、30万の大台を超えたことである。目標の100万に対してはまだ3割ということになるが、30万というのはすごい数である。署名して下さった人たち、30万人に呼びかけてくれた人たちに思いを致すと、胸が熱くなる。

 2つ目は、この会議に先立って、京都選出の全国会議員に参加のご案内をさせていただいたところ、前原誠司衆院議員と福山哲郎参院議員(いずれも民主党)のそれぞれ秘書の方が参加して下さり、また前原議員からは、郵便でメッセージをいただいたことである。
 前原誠司議員のメッセージには、「過酷な労働環境による過労死・過労自殺の被害が、現代の日本社会に存在するという事実は誠に遺憾であります。憂うべき現状に対する貴会の皆様の並々ならぬご尽力に深い敬意を表します。」と書いて下さっていた。

 また、福山議員の秘書の方は、この仕事に就く前、毎月180時間以上の時間外労働で倒れる寸前で退社したという、ご自身の経験を話して下さった。

 いずれも、私たちの取り組みは決して間違っていないということを改めて確信することができた、とても嬉しいことであった。

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