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2012年10月 7日 (日)

No.94 「過労死防止基本法(案)」と早期制定決議を採択──過労死弁護団全国総会

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◆9月28日午後から29日正午まで、「ハイアットリージェンシー京都」で、過労死弁護団全国連絡会議の第25回総会が開かれた。
 今回の総会の参加者は、オブザーバーの過労死家族の皆さんたちも含めると120人以上で、たぶん過去最高だったと思う。これまであまり参加のなかった県や、とくに若い弁護士の参加が多かった。


◆川人博幹事長の基調報告の後、過労死防止基本法の制定をめざす取り組みについて私が報告し、まとまった議論を行なったうえで、今総会として、過労死弁護団としての法案と、早期制定を求める決議を採択した。このことを、産経新聞が報道してくれた。

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◆今回の総会の最大の目玉は、精神科医の香山リカさんによる、「被災地公務員のいのちと健康を守るために」と題する特別講演であった。
 香山リカさんは新聞などでお見受けする程度で、黒縁のメガネをかけちょっと堅い人、というイメージがあったが、実際にお会いすると、本当に心の優しい美しいお姉さんという感じで、お話もていねいでわかりやすかった。
 復興業務に携わる公務員は、①社会的な責任が大きい、②混乱した状況下で迅速な対応を求められる、③過重労働に陥りやすい、④自らも被災している場合がある、⑤著しい「惨事ストレス」(惨状の目撃、遺体や遺族との関わりなど)を受けうる、⑥マスコミや社会からの注目が大きい、といった特徴があるが、特にストレスとなるのは、⑦救援・支援活動が評価されにくく、時には非難されたりバッシングを受けることだという(例えば、「うちに帰って寝る暇があったら非難所で寝てみろ!」と罵倒されるなど)。
 この点、自衛隊員や消防隊員が「感謝」されたり「激励」されるのと大きな差があるとのことである。
 9・11テロの時もそうであったが、災害直後よりも、1~3年後にうつ病、躁うつ病、パニック障害、PTSD(心的外傷後ストレス障害)などを発病することが多いので、これからが要注意とのことであった。

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◆2日目総会終了後の午後2時から、京都駅前で過労死防止基本法制定の街頭署名に取り組んだ。弁護士のほか、過労死遺族やNPO法人POSSEの学生さんたちも多数参加してくれた。京都の皆さんが宣伝カーも用意してくれ、私も車上でマイクを握って訴えをさせていただいた。やっぱり署名活動は、多くの人たちと一緒に元気にやるのがいいなあと、改めて思った。

 毎年のこの弁護団総会は、1年間の活動を集約して、次の1年間の活動の知恵と元気をもらう場だが、特に今回はその気持ちを新たにした総会だったと思う。

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