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2012年11月13日 (火)

No.97 電車内での化粧が不快な理由

 11月4日の朝日新聞で、電車内での化粧の是非について、特集記事があった(「電車内の化粧、中3も考えた 受け止め方に世代差」)。
 日本民営鉄道協会のアンケートによれば、「駅と電車内の迷惑行為ランキング(2011年度)」では

(1)騒々しい会話・はしゃぎまわり 37%
(2)座席の座り方        31%
(3)携帯電話の着信音や通話   29%
(4)ヘッドホンからの音もれ   27%
(5)乗降時のマナー       25%
(6)ゴミ・空き缶の放置     19%
(7)電車の床に座る       19%
(8)車内での化粧     18%
(9)酔っ払って乗車する     15%
(10)荷物の持ち方・置き方   14%

 となっており、堂々の(?)8位に入っている。
 これについては、不愉快だという意見とともに、別に構わないのではないか、ヘッドホンの音漏れなど他にもっと不快なものがあるのではないか、通勤時間が長くて化粧する時間がないということもあるから、多めに見てやってはどうかという意見も紹介されていた。
 しかし、私は、自分の目の前で露骨な化粧をされるのは、とても不快に感じる。ちょこっと白粉(おしろい)や頬紅をパタパタやるくらいならまだしも、ものすごい形相(笑)で付けまつげを付けたりアイラインを塗ったりしているのを見ると、見たくないものを見せられている感じがして、げんなりするのである。

 このような不快感を感じるのは、なぜだろうか。
 そもそも、化粧は文字どおり「化ける」ことであり、自分を実際以上に見栄えよく見せるために行うものである。見栄えよく見せるのは、公的な場(役者であれば舞台や撮影の場)であり、化粧は「楽屋裏」で行うものだろう。電車の中は、「舞台の上」なのか、「楽屋裏」なのか。
 「私は役者ではなく普通の個人なんだから、関係ない」と言うかもしれない。だったら、その人は、自分の恋人やその両親、会社の上司、男性の同僚、取引先の担当者を前にして、化粧するだろうか。しないとしたら、それはなぜだろうか。
 そう考えてくると、その女性が私の前で堂々と化粧をするのは、その人が私のことを「恥ずかしいところを見られても構わない、どうでもいい人間」と判断しているからである。
 私が不愉快になるのは、「私の大切な人には見られたくないけど、あんたなんか私と関係ない「石ころ」みたいなものだから、見られても全然構わない」というメッセージを感じるからなのである。

 時間がないから仕方がないのでは、という同情論もあるが、いくら忙しくても、電車内で弁当を広げて食べたり、歯を磨いたりはしないであろう。化粧も同じではないだろうか。

 それと、もう一つ言えるのは、そういう行為をしているのは、若い女性が多く、中年以降の女性は少ないということである。その原因には、世代差もあるかもしれないが、「若さ」や「美しさ」を誇示する傲慢さを感じるのは、私だけだろうか。
 奥ゆかしさのカケラも感じないなあ、と私が幻滅してしまうのも、結局は「世代の差」なのだろうか・・。

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6-1 思いつきエッセイ」カテゴリの記事

コメント

女性への神聖化があるのでしょうか?
私は電車内で化粧をしたことはありませんが、見たことは
あります。

気になって熱心にチラホラ観ました。
器用やなぁって。
車内でつけまつげをするのは見ものでした。
私はつけまつげをしたことがないので、好奇心で。


色んな人いてますもんね。

一番嫌いなのは、詰めれば座れるのに、大股開きな人、
カバンをおく人、注意したいけれど、見てみないフリします。

通勤電車はストレスたまります。

化粧はそんなに見てみないフリです。
男性と違うのでしょうか?
たまに女学生(古い?)が車内でスプレーをふるのには
ビックリした事が一度あります。

皆様どこからか境界線か分かりませんが、気持ちよく
乗車したいものですね。

車内で化粧をする女性は少ないと思いますが迷惑だと思う人
が存在する以上、数や頻度の問題でなくやはり良いことでは
ないと思います。見た目じゃなくって化粧品のニオイ嫌だって
人もいますし子どもから大人まで多くの人が利用する公共の
乗り物ですから人に迷惑を掛ける可能性のある行為は避ける
ものではないでしょうか?

化粧をするという行為は「身だしなみ」を整えることであり、そういう意味においては、着替えや歯磨きと一緒です。欧米人はもちろん、私は、日本人以外に公共の場で化粧をする人を見たことはありません。日本人はもっと「公」と「個」の区別をわきまえるべきです。

◆五十嵐さんへ
 コメントありがとうございます。
 「女性への神聖化があるのでしょうか?」というのは、車内での化粧に寛大な理由ということでしょうか。
 私の場合は、多少ありますね。「化粧をしている女性に男が文句を言うのは許されるのか?」みたいな・・。だからこそ、少し自信なさげに(笑)こんな投稿をしているんです。
 でも、女性の皆さんも含めて、多くの方から、車内の化粧について批判的な意見をいただいて、ある意味で自信ができました。
 とはいえ、おっしゃるように境界線は微妙ですので、頭から否定したり糾弾するような発想はしないようにしたいと思います。

◆堤 様
 コメントありがとうございます。
 おっしゃるとおりだと思います。例えばシックハウス症候群に罹った人は、化粧品の臭いだけでもアレルギーを起こすようです。公共の場である以上、いろんな人がおられるということについて、私たちは想像力を豊かにすることが必要なのでしょうね。

◆氏名不詳の方へ
 コメントありがとうございます。
 化粧は「身だしなみ」の一種であり、着替えや歯磨きと同じとのご指摘、そのとおりだと思います。
 その意味では、私の「弁当を食べる」という例えは、今ひとつでした。お弁当を広げて食べることは、車内がそこそこすいていれば、別に構いませんものね。
 外国ではどうかというのは、これまで考えたことがありませんでした。日本人だけであれば、国際的なマナーという点からも、なおさら正していかないといけませんね。

僕も電車のなでの化粧は」大嫌いです。意地悪く眺めても何とも思っていないゆです。岩城さん「過労死全滅のための法律制定の奮闘ご苦労さんです。この運動自体が過労死を無くすことに繋がると思います。宇賀神 直

◆宇賀神 直 先生
 コメントありがとうございます。
 先生からコメントをいただいて、ちょっと意外でした。
 インターネットも駆使されているんですね。
 電車の中での先生の「しかめっ面」が目に浮かぶようです(笑)。
 過労死防止基本法の取り組みについて、激励ありがとうございます。
 これを励みにして、いっそう頑張りたいと思います。

先生のコメントと同じ意見です。
電車の中で化粧をする行為自体は、正直いって見苦しいものがありますが、それ以上に不快に感じるのは、あなたたちに見られても何ともないという恥ずかしげのない傲慢な姿勢にあると思いました。一概に女性だけとはいいませんが、女子会なるものを開いてアルコールを片手に悪口雑言に興じる姿に相通じるような気がしてなりません。また、一方的に自分の価値観を押さえつけてくる女性が残念ながら増えてきたように思います。

ちなみに私はどんなに忙しくとも、周りが知らない他人だらけであろうとも電車の中で髭はそれません(笑)

◆サムライ 様
 私の意見にご賛同下さり、うれしく思います。
 そういえば、男性の髭剃りに例えるのが適切かもしれませんね。自分の目の前でシャボン(古いか)を付けられて、ゾリゾリやられたら、男性でもたまりません(笑)。

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