No.122 6・6院内集会と議員連盟発足についてマスコミが報道
No.122でお伝えした6月6日の院内集会と、近々過労死防止法制定をめざす議員連盟が発足する見通しとなったことについて、いくつかの大手のマスコミが報道してくれた。
以下に、紹介しておきたい。
過労死:基本法制定目指す 議員連盟結成へ 毎日新聞 2013年06月07日 02時36分過労死防止基本法の制定を目指す超党派の議員連盟が結成されることが6日、分かった。同法制定実行委員会(実行委員長・森岡孝二関西大教授)が国会内で開いた集会で、民主党の泉健太衆院議員が「今月中に議連結成のための会合を開く。法案の勉強会もやり、早期に国会に提出したい」と述べた。泉議員によると、自民党を含むほぼ全ての党の議員が参加の意向という。集会には、与野党の議員や秘書ら約50人が出席。森岡教授は「あと少しで(法制定の)扉が開くところまで来た」と話した。
実行委は2010年10月に防止法制定を求める初めての集会を開催。その後、(1)過労死をなくすと国が宣言する(2)国、自治体、使用者の責任を明確化する−−などを骨子とする法案をまとめた。過労死・過労自殺を巡っては、労災申請が過去最多の水準で推移。今年5月には、国連が日本政府に対して過労死防止対策の強化を求める勧告を出している。【東海林智】
過労死防止 遺族が法律の制定訴え NHK全国ニュース 6月6日 16時0分後を絶たない過労死や過労自殺をなくそうと、遺族らが6日、東京で集会を開き、過労死を防ぐために新たな法律を制定し、対策を強化すべきだと訴えました。
この集会は、長時間労働や仕事のストレスによって過労死や過労自殺で亡くなった人の遺族でつくる「全国過労死を考える家族の会」などが開きました。
この中で、去年、当時48歳の夫を過労自殺で亡くした仙台市の前川珠子さん(48)は「夫は大学の准教授として夢を持って研究をしていたが、パワハラなどを受けて心を打ち砕かれてしまった。死んでしまってはどうすることもできない。同じ苦しみ、悲しみに遭う人がいなくなるよう力を貸してほしい」と訴えました。
家族の会では、国が過労死について詳しく調査することや、長時間労働をなくすために国や企業の責任を明確にすることなどを柱とする法律の制定を求めて2年前から全国で署名活動を行っています。
これまでに43万人分の署名が集まったということで、今後、100万人を目標に署名を集め、国会に提出することにしています。
家族の会の寺西笑子代表は「過労死を防ぐ活動が始まってことしで25年になるが、過労死は減っていない。いまある法律では対策に限界があるのは明らかで、新たな法律の制定が必要だ」と話しています。
過労死防止法の超党派議連 月内発足 産経新聞 6月7日付
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まだ、道半ばですが、岩城先生のご尽力の賜物です。
後もう少しです。頑張ってください。
過労死弁護団や遺族会の皆様の思いが伝わるように願っています。当職も本当はここに積極的に加わりたかったのですが、個人的なことでお手伝いできず、申し訳なく思っています。
それでも、「月刊社労士」金田会長の意見も巻頭で投稿され、森岡教授も寄稿されたのは、当職もそれなりに社労士会で頑張っているとお認め頂いても宜しいんじゃないでしょうか(笑)。
当職は本当に、過労死・過労自殺については「労務管理」を日々行っている顧問社労士が考えることであると思っているのです。当職は後輩にも、日々顧問先会社を教育しろ!と言っています。
使用者側でも、絶対に過労死や過労自殺はあってはいけません。いつも応援しています。
ただ、実質的に時間が無く、支援できないことにも情けない思いもしています。
でも本当に良く頑張られました!
玉木先生にもお伺いしましたが、最後は自民党の重鎮の代議士の了解がいるのであれば、当職も出て言って頼みます。
そこそこの、人間関係はありますから。
投稿: 久保利子 | 2013年6月 9日 (日) 03時04分