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2013年8月の6件の記事

2013年8月17日 (土)

No.135 宮崎駿監督が「風立ちぬ」に込めたもの

 8月16日、ご多分に漏れず、この夏最大の人気アニメ映画、「風立ちぬ」を観てきた。
 日本海軍の象徴ともいえる戦闘機「零戦」を設計した堀越二郎の半生を描いた作品である。
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 まず何よりも、映像が余りに美しく、優しく、細やかである。山々や草木、大空や雲などはもちろん、真鍮やジュラルミンなどのキズや錆び、木造の建物の汚れや生活感、「風」や「水」の柔らかさやふくよかさなどに驚かされる。ある意味で現実のものより現実らしく、自然よりも自然で、それでいて、手描きの水彩画のような優しさがある。アニメでこれほどの描写をしたものがあっただろうか。
 また、映像の動きもすごい。特に関東大震災の場面や、紙飛行機や試作機の飛行感、傘が風に飛ばされたり、奈穂子がベランダから落ちそうになるときの浮揚感などである。

 しかし、宮崎駿監督がこの作品に込めたかったものは何か、ということになると、かなり「謎解き」の世界である。インターネットで論評や解説を見ると、論点も賛否も実に様々で興味深く、考えさせられる。
 よく言われているのは、次のような疑問である。
①自分の夢を追って実現した零戦が破壊・殺戮に使われ、残骸と焦土だけが残ったのに、残虐な場面は描かず、批判や反省の表現も見られないのは、戦争や兵器を肯定的にとらえているのではないか。
②物語の中で主人公は何度も夢と現実を行き来し、現実感がないのではないか。
③公共の場所での喫煙シーンが頻繁に出てくるうえ、肺結核で病床にある妻の菜穂子の前でも吸っているのは問題ではないか(日本禁煙学会が配慮を求める要望書を出したそうである。)。

 しかし私は、宮崎監督がこれらのことを理解していないはずはなく、批判も含めてすべて予想したうえで、それも含めてメッセージを込めて制作していると思う。
 このうち②・③については私には荷が重いが(これもいろいろな理解が可能なようである)、①については、私は監督はこの作品をもって、現代社会への問題提起をしているのではないかと思いたい。

 まず、(a)自分は夢を追い、「いい飛行機を作りたい」だけで頑張っていても、それは多くの人々から収奪と、家族たちの犠牲の上に立つものであり、またその結果が日本を「破裂」させるかもしれないことを自覚しなければならない。
 しかし、(b)そうはいっても、その時代時代には、逃れられない大きな流れ(運命)というものがあり、それに従って生きることは否定されるべきではない。生きること自体が大変であり、尊いものである。
 (a)と(b)は矛盾を孕んでおり、「(a)だが(b)である」、「(b)だが(a)である」の両方の悩み、葛藤を常に生み続けている。
 この矛盾は、現代社会でもそのままあるのではないか。例えば、「いい商品を安く作りたい」「会社の業績を上げたい」と願い、自己犠牲的に働いている多くのサラリーマンは、結果として取引先に犠牲を強い、家族と過ごす時間も持てず、自らを「破裂」に追い込んでいるうえ、大量生産・大量廃棄で地球環境を破壊するのに加担しているのではないか。それは矛盾であるし、現代社会もそのような「運命」から逃れられていないのではないか。しかし、だからこそ、そのことを皆が認識し、議論をすべきではないか。

 もう一つは、そのような大きな流れの中で先の戦争が起き悲惨な結果に終わったが、今またそのような戦争への大きな動きが出始めていないか。そんな動きに疑問を持つべきではないか。二郎の時代は、それだけで特高警察に目を付けられたが、大きな動きは「運命」だけはないのではないか。

 そして、宮崎監督は、このような問題提起を皆で議論してほしいが、過去の戦争の悲惨さをありきたりな映像にしてしまうと、「今」と切り離された「過去」の問題として扱われてしまうと考えたのではないだろうか。

 いずれにせよ、このような議論自体を、宮崎監督は望んでいると思う。日本人が終戦とその意味を考えるこの時期にこの作品を公開したのも、スタジオジブリの発行する冊子で宮崎監督が憲法改正反対を表明したのも、映画の入館者に感想を知らせてほしいとのお願い文を配布しているのも、そこに宮崎監督の思いが込められていると思うのである。

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2013年8月16日 (金)

No.134 楽しい和歌山弁講座(4) 各論③ な行~わ行

 各論の第3回は、「な行」以下全部である。

【な行】
にえる (動詞)青あざができる
にんにこ (名詞)おにぎり
・・・のし (接尾語)ですね
 年配の女性が使う。(例)「ええ天気やのし」

【は行】
はしかい (形容詞)むずがゆい、ちくちくする
はしゃるく (動詞)走り回る
はちかる (動詞)足を開いて立つ
ぴっぴ (名詞)下痢
 お腹が下ること。語感がよく出ていて笑える。
ひねきる (動詞)つねる
 「その口、ひねきっちゃろか!」と、昔よく母に叱られた。
ひやこい(ひゃっこい) (形容詞)冷たい
ふうわり (形容詞)みっともない、世間体が悪い
 「ふう」は「風」ではないかと思う。
ぶらくる (動詞)ぶら下げる
 和歌山市内に「ぶらくり丁」という商店街があるが、ウィキペディアによれば、「(この商店街は)間口の狭い店が多かったため、その商人たちが商品をぶらくって(吊り下げての意)軒先を飾っていたのがぶらくり丁という名前の由来であると言われているほか、「ぶらぶら歩く」が由来との説もある」とのことである。
へったらつく (動詞)ひっつく、くっつく
ほいたら (接続詞?)そうしたら
ほたえる (動詞)(どたばたと)騒ぐ

【ま行】
まあ・・・ 【重要】(接頭語)すぐ、もう
 (例)「まあはた」(すぐそば)、「まあそこ」(すぐそこ)、「まあちょっと」(もうちょっと)
 「まあ」は右下がりの発音ではなく、横延びの発音。
まくれる (動詞)転ぶ
 (例)「そこの道で思いっきりまくれたんよ」
もじく (動詞)(精密なものを)壊す
 自動詞は「もじける」(壊れる)。私の小中学校時代の友人の森脇君は、たぶん「キャラがもじけている」という意味と「もり」を懸けたニックネームで、「もじやん」と言われていた。
・・・もて (助詞)・・・しながら
 (例)しゃべりもて歩く(しゃべりながら歩く)
もむない (形容詞)おいしくない、まずい
 (例)「今年の桃は、もむないで」(今年の桃は、おいしくないですよ)

【や行】
・・・やっしょ(やいしょ) 【重要】(接尾語)・・・ですよ
・・・やん 【重要】(接尾語)・・・ない
 (例)「できやん」(できない)、「行けやん」(行けない)
やー(やーそー)  やる、あげる
 (例)「それ、けー」(それ下さい)と言われ、「よっしゃ、これ、やー」(わかった、これをあげよう)
・・・よし (接尾語)・・・しなさい
 年配の女性がよく使う。(例)「もう寝よし」(もう寝なさい)、「そろそろ帰りよし」(そろそろ帰りなさい)
よばれる 【重要】(動詞)ご馳走になる
 (例)「おいしいもんよばれて、おおきにやで」(おいしいものをご馳走になって、ありがとう)

【ら行】
・・・ら 【重要】(接尾語)・・・しよう
 英語の「let's」に当たる。(例)「行こら」(行こう)、「食べよら」(食べよう)、「いのら」(帰ろう)など。「連れもていこら」(いっしょに行こう)は、和歌山弁の代表例として言われる。

【わ行】
わい(わえ) (代名詞)私、わし
わや(わやくちゃ) (形容動詞)ぐちゃぐちゃ。台無しな様子。

 以上で「楽しい和歌山弁講座」を終わるが、何が楽しいのか、自分でわからなくなった。(笑)
 読者の皆さんは、ここにある言葉を覚えて和歌山に行けば、かなり和歌山人だと思ってもらえること請け合いである(だからどうだとツッコミが入りそうだが)。


【追補2013・8・17】
 この記事について、フェイスブックで同じ和歌山県(田辺市)出身の弁護士のAさんから、地元で流行った「和歌山弁講座」という歌があることを教えてもらいましたので、紹介します。
 http://www.youtube.com/watch?v=Ou6hpSsrm50

 「ちゃある ちゃーらー ちゃーれすと」など、思い切り笑えます。
 また、私の挙げた和歌山弁の単語が、結構いい線をカバーしていたので、安心しました。
 Aさん、ありがとうございました。

【追補2013・8・19】
 「・・・もて」を追加し、「ぶらくる」を改訂しました。


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2013年8月15日 (木)

No.133 楽しい和歌山弁講座(3) 各論② さ行・た行

 各論の第2回は、「さ行」と「た行」である。

【さ行】
さら(さらっぴん) (形容動詞)新しい、新品
・・・さん (接尾語)食べ物につける接尾語。
 (例)おかいさん(おかゆ)、まめさん(豆)
・・・しか 【重要】(助詞)・・・の方が
 (例)「こっちの子しかかえらしで」(こちらの子の方がかわいいよ)
じてこ (名詞)自転車
 なぜか笑える言葉。大阪の「ちゃり」「ちゃりんこ」に当たる。
じべた (名詞)地面
じゃかまし(じゃかあし) (形容詞)
 うるさい、やかましい。かなり切れた時に使う言葉。
すい (形容詞)酸っぱい
 「酸い」から来ていると思われる。
すいた (形容詞)好きな
 (例)「すいたもん食べてよ」「すいたこと言うてんなあ」
すいな (形容動詞)粋な、変な
すえる (動詞)腐る
すこい(こすい、すこたい) (形容詞)ずるい
せたらう(せたろう) (動詞)背負う
せめんだい (名詞)(接着剤の)セメダインのこと。
 ただし、うちの近所だけだったかもしれない(笑)。
せわない (形容詞)手がかからない
 (例)「あっこの子はせわないで」(あそこの(家の)子は、手がかからないよ)
・・・ちゃある  ・・・している
 (例)「もう宿題やっちゃある」(もう宿題はやっている)

【た行】
ちょかちょか・いう (動詞)横から口を挟む
 ただし、同じ和歌山人の妻は、「私はそんな言葉は使わない」と、そばでちょかちょか言っている(笑)。
ちょける (動詞)ふざける
つくもる (動詞)うずくまる
てがう (動詞)ちょっかいを出す、相手にする
 最近の若者言葉の「いじる」に近い。「いじられキャラ」は「てがわれキャラ」ということになる。
てき 【重要】(動詞)あいつ、奴 (複数)てきら(てきゃら)
 これも和歌山人でないとわかりにくい言葉。
てたう(てったう、てたらう) (動詞)手伝う
どうきん (名詞)ぞうきん(雑巾)
 和歌山人は、「ざじずぜぞ」「らりるれろ」の発音が苦手で、どちらも「だじずでど」になってしまうことがある。
 例えば、「正座(せいざ)」→「せいだ」、「ございます」→「ごだいます」、「プレゼント」→「ぷれでんと」、「ぞう」→「どう」、「みぞ」→「みど」
 「りんご」→「じんご」、「きれい」→「きでい」、「あれ」→「あで」といった具合。
どれる (動詞)(積んでいたものが)崩れ落ちる
とわい(とい) (形容詞)遠い
 「とおい」の「お」は、もともと「わ行」の「を」(wo)だったのかもしれない。


【追補(2013・8・19)】
 「・・・さん」「ちょける」「どうきん」を追加しました。
【追補(2014・10・13)】
 「どれる」を追加しました。


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2013年8月14日 (水)

No.132 楽しい和歌山弁講座(2) 各論① あ行・か行

 「楽しい和歌山弁講座 (1) 総論」を書いたのは4月13日で、もう4か月も経ってしまった。
 忙しくて時間がなかったこともあるが、各論をどう書くか、難しかったこともある。
 いろいろ悩んだが、ほんの少しだが和歌山弁らしいユニークな言葉を紹介して、意味とコメントを付けることにする。
 特に重要な言葉(試験に出る?!)ものには【重要】を付けておいた。
 適宜追加・改訂していければと思うので、ご意見や情報があればお願いしたい。

 なお、私は和歌山の紀北地方(紀ノ川沿線、旧那賀郡打田町)出身なので、基本的には「紀北弁」である。紀南地方は、もっと様々な和歌山弁があると思う。

 まず第1回は、「あ行」と「か行」を取り上げる。
 「例」の中に、まだ出てきていない和歌山弁があるが、このシリーズを最後まで読んでもらえればわかると思う。

【あ行】
あおたん (名詞)青あざ
あんばい (副詞)うまく
 (例)「おまんに頼まれた件、あんばいいってよ」(あんたに頼まれた件、うまくいったよ」
あが (名詞)自分。我
 (例)「おまんら、あがのことばっかえやっしょ」(あんたたち、自分のことばっかりじゃないか)
いごく (動詞)動く
いっこも 【重要】(副詞)全然
 (例)「いっこもおもしゃない」(全然面白くない)
いぬ (動詞)帰る
 古語の「往ぬ」が残ったものと思われる。
いやらし(やらし) (形容詞)見栄えが悪い、人が悪い
 (例)「あっでー、おまんのその服、いやらしよー」(あれー、あんたのその服、変だよ)
うとい (形容詞)(頭が)悪い
 (例)「てきゃ、すこたまうといで」(あいつ、頭悪いで)
おいやん (名詞)おじさん
 「おじさん」よりは、親しみを込めて使うように思われる。
 (例)「おいやん、ええことゆわいしょ」(おじさん、いいこと言うなあ)
 反対語は「おばはん」「おばん」だが、こちらは余り品が無い。
 同じような言葉で「にいやん」(お兄さん)、「ねえやん」(お姉さん)がある。
おかいさん (名詞)おかゆ
おかしん(かしん) (名詞)お菓子
おがる (動詞)大声を出す。どなる
おっぱ (名詞)おんぶ
おとと (名詞)弟
 魚のことではない(笑)。妹は「いもと」。発音は、どちらもフラット。
おまん(おまはん) (名詞)お前、お前さん
 自分とほぼ同格の者に対する二人称。
 (例)「おまんら、いっつもおもしゃいなあ」(あんたたち、いつも面白いなあ)
おもしゃい (形容詞)面白い
おわえる (動詞)追いかける
おんしゃ (代名詞)お前、おのれ
 「お主は」がなまったものと思われる。

【か行】
がい (形容動詞)意外な様子。
 「がいな」「がいに」などと使う。
かえらし (形容詞)かわいらしい
 小・中学校時代は、友だちと「あの女の子かえらしなあ」などと言い合ったものである。
かだら 【重要】(名詞)体
 「からだ」の文字順が変わったもの。この言葉を使う人はほぼ100%和歌山人だと思ってよい。
きぶい (形容詞)ぎりぎりな様子。(類)きぶきぶ
 (例)「電車に間に合うか、きぶいで。急ごら」
きょうわ 【重要】(名詞)今日
 これも和歌山弁の代表のような言葉。「今日は暑い」を「今日わは暑い」と「わ」を2回重ねて言う。
けー   くれ、下さい
・・・こ (接尾語)硬貨
 (例)「一円こ」(一円玉)、「十円こ」(十円玉)などと使う。


【追補(2013・8・19)】
 「あおたん」「あんばい」「いごく」「いやらし」「うとい」「おかしん」を追加しました。

【追補(2013・11・7)】
 「おがる」を追加しました。


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2013年8月 5日 (月)

No.131 瀬戸内の島に「芸術」を楽しむ──第4回働き方ASU-NET事務局合宿──

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◆8月3日(土)~5日(月)の2泊3日で、恒例の働き方ネットの事務局合宿が行われた。これは小豆島の長浜というところにある、働き方ネット会長の森岡孝二先生の別荘で毎年8月上旬に行うもので、今年でもう4回目になる。
 今年は、地域労組おおさか青年部から5人とポッセから1人を含め、総勢13人が参加した。

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◆今年はたまたま、「瀬戸内国際芸術祭2013」という一大イベントが瀬戸内一帯で大々的に行われていたことから、次のようないくつかの作品を鑑賞することができた。
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 ①作品番号76番 東京藝術大学プロジェクト/小豆島 Story of the Island 山田沙奈恵《います》
 ②同 高原悠子《事物》
 ③作品番号71番 吉田夏奈/花寿波島の秘密
 ④作品番号63番 ワン・ウェンチー(王 文志)/小豆島の光
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 改めて芸術というのは凡人には難解だなあと感じたが、シュールなものもファンタジックなものも、小豆島の美しい自然美を背景に、とてもよく映えていたと思う。

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◆肝心の事務局会議は2日目の午前9時~12時30分まで、私が司会して行った。
(1) 服部信一郎さんから、この春から進めてきた「働き方ネット大阪」からNPO法人「働き方ASU-NET」が大阪府に認証され、まさに本日8月4日、法人登記がなされることになっている、との報告がなされた。また、10月4日に浜矩子さんをお招きして行うNPO移行記念イベント「どう変える 日本経済と働き方」の成功のための取り組みや、秋から予定している「連続講座」の内容や講師についても議論を行った。
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(2) 続いて、同じく服部さんから、最近約15年間における政党支持率の変化と若者の意識動向について報告が行われ、またNPO法人POSSEの堀越さんから、ブラック企業問題を中心に最近のPOSSEの活動が紹介された。
 これらの報告を受けてフリートークを行った。必ずしもまとまりのある議論とはいえないが、特に若者の皆さんの率直な感覚や意見は、私たち年配の人間にとってはとても新鮮であり、刺激的である。

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◆もう4年連続の参加になるが、だんだん風景や町並みが懐かしくなってくるのが不思議である。
 また、昨年食べ損ねたうどん店(名前を忘れた!)に予約をして2日目のお昼にたべた「天ぷらざるうどん」はとびきりおいしかった。
 私は所用で、一日早い2日目の夜の最終のフェリーで帰阪することにした。皆さん見送ってくれ、たった一日のことなのに、なぜか後ろ髪を引かれる思いだった。

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◆余談になるが、なぜか今回は致命的とも思える「試練」がいくつも出現した。
 ①まず、千里中央から車で神戸港に向かう途中で中国自動車道が渋滞し、出発時刻の11時15分にフェリー乗り場に着くのは一時は絶望的と思われた。結果は出発5分前に滑り込んで乗船することができたが、これに乗れなければ、次のフェリーも予約満杯で、合宿を中止せざるを得ない可能性さえあった。
 ②1日目夕方、森岡荘に到着して鍵を開けようとした開かない。1時間近く入れず、最後は裏の勝手口のガラスを割って入ろうかというところまで行った。最終的に入れた理由は省略するが、原因は森岡先生が鍵を間違って持ってきたことだった(-_-#)
 ③森岡荘内のたった一つのトイレの水洗が壊れて、水を溜めて流すことができなくなった。これについては、何人かで悪戦苦闘され、奇跡的に直すことができたようだった。
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 「試練は乗り越えられる!」およそ根拠のないこのようなスローガンを、みんなで確認しあった今回の合宿であった。
 森岡先生、今年もありがとうございました。

 ※写真(上から順に)
  (1) 神戸港から小豆島に向かうフェリーの上から
  (2) 作品番号76番 高原悠子 《事物》
  (3)・(4) 作品番号71番 吉田夏奈/花寿波島の秘密
  (5) 作品番号63番 ワン・ウェンチー(王 文志)/小豆島の光
  (6) おいしかった「天ぷらざるうどん」
  (7) 鍵が開かないと悪戦苦闘する森岡先生
  (8) 恒例のメインイベント、バーベキュー

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2013年8月 1日 (木)

No.130 「尾藤監督2世」率いる箕島高校の闘いぶりに注目!

 今年の甲子園の夏の全国高校野球の和歌山大会は、19年ぶりに箕島高校が優勝して甲子園出場を決めた。
 箕島高校は1979年には春・夏連覇を果たすなど春3回、夏1回の全国優勝を誇る全国でも屈指の強豪校だったが、ここ20年くらいは私立の智弁和歌山が取って代わり、昨年まで8年連続で和歌山大会を制していた。
 今年は智弁和歌山は3回戦で敗退。昨年決勝にまで進出し智弁和歌山に敗れた私の母校那賀高校は準々決勝で箕島に敗れたが、その箕島が優勝したのだから胸を張ってよいだろう。また、箕島高校は県立高校である。私学が全盛の中で、公立高校が活躍するのは、特に公立高校出身者にとっては何か郷愁を誘うものがある。
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 箕島高校といえば、春夏連覇を達成した1979年、3回戦で福井県代表の星稜高校(元巨人・ヤンキースの松井秀喜氏の母校である)と延長18回の死闘が有名である。
 あの試合があった1979年8月16日は、私は大学4年で、ちょうど和歌山の実家(那賀郡打田町)に帰省し、高校時代の友人3人(確かT君、N君、H君の3人だったと思う)と私の部屋でマージャンをしながら、ラジオでこの試合の実況中継を聞いていた。延長に入ってからのすさまじい試合展開に、マージャンの手も止まり固唾を飲んで耳を傾けていたことを覚えている。そして延長18回サヨナラ勝ちが決まったときは大騒ぎだった。
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 当時の箕島高校の野球部を率いていたのは尾藤公(ただし)監督。ピンチになっても笑顔を絶やさない「尾藤スマイル」で有名だったが、一昨年の2011年3月、亡くなられた。
 それで寂しく思っていたところ、2年後の今年3月、公さんの長男の尾藤強さんが監督に就任し、いきなり県大会優勝を果たしたのである。テレビでお見受けしたところ、お父さんより精悍なお顔をしているが、やはりお父さんの面影がある。
 いろいろなところでよくも悪くも「2世」が論じられるが、野球部の監督の親子2代というのは、これまであったのであろうか。
 そんなところから、今年の夏の甲子園の楽しみができて、嬉しく思っている。

【追伸】
 上記の記事を投稿した後、今日(2013年8月2日)の朝日新聞に、「夏の甲子園 ベストゲームはこれだ!」というアンケート結果が載っていた。
 それによると、
 第1位 第51回大会(1969年)決勝 松山商 0-0 三沢 (253票)
 第2位 第61回大会(1979年)3回戦 星稜 3-4 箕島 (228票) 
 第3位 第88回大会(2006年)決勝 駒大苫小牧 1-1 早稲田実 (150票)
 第4位 第80回大会(1998年)準々決勝 横浜 9-7 PL学園 (140票)
 第5位 第91回大会(2009年)決勝 中京大中京 10-9 日本文理 (76票)
 (以下、略)
 とのことで、上述の星稜-箕島戦は堂々の2位に入っている。
 第1位の松山商-三沢の試合は、当時私はまだ中学1年生だったので、テレビの実況中継は見ておらず、後からニュースなどで知ったのであるが、これも井上、太田という2人の投手が延長18回まで投げ抜いて0-0だったという、奇跡に近いような試合であった。

 たった一度だけの対戦で、青春真っ只中の高校生たちがチーム一丸となって全力でぶつかり合うからこそ、こんな奇跡のような試合も生まれるのだろう。
 野球をやったことのない私でも、「くーもーはわーきー、光溢れてー♪」という夏の大会のテーマソングを聞くだけで、なぜか胸が熱くなる。
 夏の高校野球が日本の夏の風物詩となっているのは、大人たちにも、青春時代と故郷への郷愁を誘うからだろう。 

 ※画像(上) 延長18回の死闘のスコア(ウィキペディアより借用)
   画像(下) 尾藤監督親子(インターネットより借用)

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