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2013年11月の5件の記事

2013年11月25日 (月)

No.151 苦難を乗り越えひたむきに生きる姿に感動──韓国ドラマ「グッキ」

【作品概要】
 この10月~11月にかけて、DVDを借りて観た。
 1999年、全20話。韓国で最高視聴率53.1%を記録したヒットドラマとのことである。
 苦難を乗り越えて成功していく女性企業家を主人公にしており、韓国版「おしん」とも評される。
 日本では2006年4~8月にNHK-BS2で放送されたとのことであるが、当時私は観ていなかった。

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【ストーリー】
 1932年、舞台は日本統治下にあった朝鮮半島黄海道海州(ヘジュ)。
 医師のミン・ヨンジェは妻を亡くしながらも、朝鮮半島の独立を目指す運動に参加するため、生まれたばかりの娘ミン・グッキ(クッキ)と自分の財産を親友のソン・ジュテ(チュテ)に託して満州に旅立ったが、チュテはヨンジェの財産を横領し、地元の日本軍と癒着しながら商売を広げる。
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 1945年、進学の希望を捨てきれないクッキは海州を飛び出して京城(現在のソウル)に向かい、洋菓子屋「太和堂」を経営するチャン・テファに拾われる。
 そのころ日本が降伏し、朝鮮半島の解放が決定したためヨンジェは故郷海州に向かうが、悪事の発覚を恐れたチュテは、日本軍の憲兵隊長中村一郎の財産を買い取るのと引き換えに、中村にヨンジェを暗殺させたうえで、横領した財産を海州の質屋キム・マンボクに売払い、京城(現ソウル)に逃亡。

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 13年後の1958年、太和堂の後継者として店を切り盛りするクッキは、思わぬ形でソン一家、幼い頃兄のように慕っていたキム・サンフン(マンボクの息子)、ヨンジェの部下でヨンジェ殺害の犯人とクッキを探していたチェ・ミングォンと次々に再会する。
 ソウルで中村一郎から買い取った製菓工場を経営するチュテは、太和堂の製法を盗んだり、策略を使って潰そうとする。一方で、ようやくミングォンはヨンジェ殺害の真相に迫るが、チュテの策謀によって逮捕されてしまう。
 そして最後に、チュテを裁く法廷で、すべての事実が明らかになる・・・。

【主な登場人物】
・ミン・グッキ(クッキ)【少女時代はパク・チミ、大人時代はキム・ヘス】 ドラマの主人公。苛酷な運命に翻弄されながらも、常に前向きで立ち向かっていく。クッキは漢字で「菊煕」。瀕死の母親のお腹から医師であるヨンジェが取り出して出生したが、その時辺り一面に菊が咲いていたことから、ヨンジェがそう名づけた。
 少女時代と大人時代の主人公はあまり似ていないが(そういえば日本の「おしん」もそうだった)、特に少女時代のクッキ(パク・チミ)の辛い場面や悔しい場面は、涙を誘わずにおかない。
・ソン・シニョン【チョン・ソンギョン】 ソン・ジュテの娘で、クッキの幼なじみ。少女時代はクッキにつらくあたっていたが、大人になって人気歌手(エレーナ)になりクッキと再会してからは、クッキの親友となるも、チュテの行った非道な事実を知って苦悩し、また、チュテがミングォン殺害のために差し向けた刺客からミングォンを守ろうとして自ら銃弾に倒れる。
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・ミン・ヨンジェ【チョン・ドンファン】 「冬のソナタ」のサンヒョクのお父さんと言えばこの人を思い出す人が多いと思うが、このドラマでは反日帝闘争の闘士という珍しい役を演じている。朝鮮解放後、夢にまで見たグッキと再会する途中の列車の中でいきなり射殺され、非業の死を遂げる場面が痛々しい。
・ソン・ジュテ【パク・ヨンギュ】 少し前に観た「新貴公子」では優しくて紳士的な叔父さんの役で出ていたが、このドラマでは親友を裏切って財産を横領し、その発覚を免れるために親友を殺害し、商売上のライバルであるクッキの店(太和堂)まで汚い手を使って潰そうとする悪役を演じている。
・チェ・ミングォン【ソン・チャンミン】 上司であったヨンジェを目の前で殺害されてしまう。解放後政府の秘書官をしながら、ヨンジェ殺害の犯人と、ヨンジェの愛娘のクッキを探し続ける。グッキとシニョンの両方から愛されるが、最後にグッキに結婚を申し込む。ジャッキー・チェンに似ているが、どちらかといえばソン・チャンミン氏の方が爽やかでカッコいいと思う。
・キム・サンフン【チョン・ウンイン】 クッキと幼なじみで、質屋を営むキム・マンボクの息子だが、マンボクは朝鮮半島解放後、質屋をして人民から搾取したと暴徒たちから袋叩きにされ、サンフンと一緒にソウルに逃亡中に亡くなってしまう。サンフンは父の遺志を継ぎ、「萬海金融」を発足するが、クッキを愛し、陰に陽に助けようとする。

【一言感想】
 日本の植民地から解放され、様々な経済的、政治的困難な時代の中をひたむきに生きた人々を描いている。
 前にも書いたが、私の母は1928年(昭和4年)京城で生まれ、1945年(昭和20年)に日本が戦争に敗れて撤退するまでの17年間を京城で暮らした。クッキは1932年生まれという設定なので、母の4歳下ということになる。
 このドラマが日本で放映されたのは2006年4月~8月ということだが、母は2005年8月に亡くなったので、このドラマの存在はおそらく知らないままだったと思う。
 もし、今でも母が生きていてこのドラマを観たら、どんなことを話してくれただろうか。そんな思いも持ちながら、このドラマを観た。とてもいいドラマだった。


 ※画像(上から順)
①「海州」の場所を示す地図。地図の左上、ソウルの北西方向にあり、現在は北朝鮮内にある。
②少女時代のクッキ(パク・チミ)
③大人時代の登場人物(4人は左からチェ・ミングォン、クッキ、シニョン、サンフン)
④ドラマの人物関係図

 いずれもネットから借用しました。もし問題などありましたらただちに対応しますので、ご連絡いただければ有難く存じます。


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2013年11月24日 (日)

No.150 朝日新聞に「過労死防止基本法」の社説!

昨日11月23日の朝日新聞の社説に、過労死防止基本法のことが載りました。
この臨時国会でこの法律が制定されるかどうか、来週1週間にかかっています。
この社説が、法律制定の後押しになることを願います。

過労死防止 死ぬまで働かないで

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 危険な現場で働く人にはヘルメットや命綱の装着が義務づけられている。
 長時間労働の歯止めも同じではないか。
 月80時間の残業が「過労死」の危険ラインとされる。昨年度の労災認定の状況をみると、脳や心臓の病気で亡くなった123人のうち9割、うつ病など精神疾患による自殺や自殺未遂の93人のうち6割が、このライン以上、働いていた。
 こうした悲劇を防ごうと、「基本法」を制定する動きが国会で大詰めを迎えている。
 今年6月に発足した超党派の議員連盟には120人余りが参加する。遺族らが集めた約52万の署名を追い風に、ぜひ今国会で成立させて欲しい。
 この法案は「過労死はあってはならない」という理念のもと、国や自治体、使用者の責任の明確化を求める。
 強制力はないが、より正確な実態把握などをテコに、労働基準法の労働時間規制に「魂を入れ直す」出発点となろう。
 言うまでもなく、労働基準法では1日8時間、週40時間の労働が原則だ。
 ところが、30歳代の男性は2割近くが週に20時間以上、残業する。危険ラインである。
 こうなるのは、労使で協定を結べば、ほぼ無制限の長時間労働が可能になるからだ。割り増しの残業代の支払いが義務づけられることが、歯止めになっているに過ぎない。
 一方、安倍政権では、規制改革や競争力強化のため、この歯止めを緩め、時間に関係なく賃金を払う裁量労働制などを広げる検討が進む。
 であればなおさら、残業代の問題とは別に、命と健康を守るため、労働時間に物理的な上限を設けるべきだろう。
 欧州連合(EU)では、勤務の終了から翌日の勤務開始まで最低連続11時間の休息を義務づけている。参考になる。
 日本での大きな課題は、働く側にも「片付けるべき仕事があるのだから、労働時間に規制をかけて欲しくない」という意識が強いことである。
 仕事の目標が実労働時間とは無関係に決まることが多く、その達成度で評価されるからだ。責任感が強く、能力のある人ほど仕事が集中しやすい。
 労働時間を含めた仕事の量を労使が調整する。そんな現場の工夫が必要だ。
 労働者をひたすら長時間働かせるブラック企業は、社会を沈没させる。それを許さない仕組みを考えたい。
 きょうは、勤労感謝の日。


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2013年11月16日 (土)

No.149 過労死防止基本法のロビー活動で、自民党本部へ!

 10月15日から12月6日までの会期で、現在臨時国会が開かれている。


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 私たち過労死防止法制定実行委員会は、この国会で、何としても過労死防止基本法制定を実現したいと考え、10月17日の緊急院内集会を行ったが(No.141142参照)、今国会で議員立法の形で防止法が成立するには、与野党を含めた全政党が、超党派議員連盟の「法案(仮称)要綱(案)」をそれぞれの党内手続で承認することが必要であるところ、会期末が決まっているので、ある意味で時間との闘いである。

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 そこで、緊急集会後、各政党への働きかけと超党派議員連盟への入会要請を中心に、熱心にロビー活動を展開している。
 特に10月28日以降は、中原のり子さんを中心とした東京過労死家族の会の皆さんに加えて、寺西笑子さん(全国過労死家族の会代表)と西垣迪代さん(兵庫家族の会)がほぼ東京に常駐する形で、連日働きかけを強めている。
 そこで私も、11月14日午後から15日夕方まで、わずか1泊2日であるが、ロビー活動に参加してきた。
 何人かの議員の方々と、10名近い議員秘書の方々と面談することができたが、このうちお二人について記しておきたい。

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 1人目は、先日、議員連盟の自民党の世話人を丸川珠代議員から交代された、馳 浩衆院議員である。元プロレスラーだけあって立派な体格をされているが、とてもにこやかに好意的に対応して下さった。党内手続の見通しなどについて率直にお話しをいただいたが、一日も早い制定を重ね重ねお願いした。初めて自民党本部というところに行ったが、さすがに政権党の本部だけあって、たくさんの陳情の団体・個人で混雑していた。
 売店をのぞいてみると、結構いろんなグッズが売っていて楽しかった。なかでも、「ねじれ解消餅 晋ちゃんの野望」というお餅には、ちょっと笑った。

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 2人目は、元神奈川県知事で今年7月の参院選で当選された松沢成文参院議員(みんなの党)。マスコミなどでお顔はよく拝見していたが、とても紳士的でコミュニケーション上手な方だった。私たちの訴えによく耳を傾けて下さり、その場で超党派議員連盟に入会して下さった。

 今国会での議員立法の成立はまだまだ予断を許さない状況であるが、10月17日には77名であった超党派議員連盟の会員は、11月15日夕方の時点で122名にまで増えた。
 この勢いを維持し、11月19日の第8回院内集会を最高潮の状態で成功させ、ぜひとも制定にこぎ着けられるよう、全力を尽くしたい。

 ※写真(上から順)
  ①馳 浩 衆院議員との面談
  ②自民党本部
  ③売店にあった「ねじれ解消餅」
  ④松沢成文参院議員との面談


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2013年11月 3日 (日)

No.148 韓国ドラマの魅力──私が好きな理由と、韓国ドラマの手法

 私が韓国ドラマ「冬のソナタ」にハマり、韓国ドラマを観るようになったのは2006年だから、もう7年くらいになる。
 忘れているものもあるので全部ではないが、全巻通覧したものだけで30くらいはあると思う。1本がだいたい16~24話くらいのものが多いので、時間数にすると600~700時間くらいになろうか。私にとってはすごいことなのである。

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 「冬ソナ」が日本で爆発的な人気を得たことがきっかけとなり、韓国ドラマ、更には音楽や旅行なども含めた「韓流ブーム」が広がった。
 ここ1,2年は竹島(独島)問題などで日韓の関係が冷え込み、「韓流ブーム」はやや下火になっているが、それでもまだまだ根強いものがあり、「TSUTAYA」の映画・ドラマのコーナーの大きな一角を韓国ドラマが占めている。

 女性には韓国ドラマファンが相当いるようだが、男性はあまり聞かない。韓国ドラマが好きだというと、特に男性からは「ふ~ん」みたいな(笑)、冷めた反応が多い。
 しかし、私もかつてそうだったように、「食わず嫌い」の人も多いのではないだろうか。 

 以下、私が韓国ドラマが好きな理由を、(1)日本と韓国の共通点、(2)日本と韓国の違い、(3)私自身の韓国への関心、(4)韓国ドラマと日本のドラマの違い、という点から整理してみた。

◆日本と韓国の共通点からくる親近感
 次のような点で、日本と韓国には共通点が多い。
①いうまでもなく、韓国人と日本人は外見がほとんど同じである。
②ドラマの舞台になる自然や風景もほとんど同じだし、大都会から地方都市まで、街の風景も近い。
③儒教の文化が強く、家族の絆が強い。
④日本の戦後復興や高度成長に相当するものが韓国にもあり、それを生きてきた人々の苦労や泣き笑いが共通している。
 だから、韓国社会と日本社会は「兄弟のように」似ていることから、韓国ドラマには、なつかしいもの、共感できるものが満載なのである。
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◆日本と韓国の違いに対する興味・関心
 しかし、共通点が多いだけでは、日本のドラマさえあまり観ない私が、韓国ドラマを好きになることは説明できない。日本と韓国には、次のような大きな違いがあると思う。
①韓国人の方が直情的で、自分の意見や気持ちをはっきりと言う(これは中国人と同じく「大陸的」だからだろうか)。この点は、「謎のジャパニーズ・スマイル」で迎合してしまいがちな日本人と、かなり違う。
②儒教文化は韓国の方が強く、それだけに、長幼の列や男尊女卑の考えも根強く残っている(例えば、地方ではまだまだ結婚相手は親が決めるという考え方が強いようである)。
③戦前の日本の支配と戦後の解放、南北分断と朝鮮戦争(国が2つに分裂して戦争をしたのである。例えば日本が愛知県と静岡県の間で2つに分割され、互いに戦争をするということを考えると、それがどういうことかが分かる)、独裁政治と民主化闘争、現在も続く南北対立と徴兵制など、歴史的に大きな違いがある(中には日本と対立当事者の立場にあったものも含めて)。
 そのため、島国であいまい模糊とした日本社会に暮らす私たち日本人にとって、韓国ドラマはメリハリがあり、わかりやすく、刺激的なのである。

◆私自身の韓国に対する関心
 上記のほか、私自身が韓国に対して、次のような関心を持っているということもある。
①日本史や世界史で勉強したように、日本の民族や政治・文化はもともと朝鮮半島から渡来・伝来したものが出発点となっている。私たち日本人の多くのルーツは、モンゴル民族であり(赤ちゃんのころ、お尻に青い「蒙古斑」があるのは北方系(モンゴル系)であり、これがなく「濃い」顔つきなのは南方系(マレー系)だと言われている。私は思い切り「蒙古斑」があったようである(笑))、また、朝鮮半島を経由しているのである。
②最も近い隣国であり、文化も近い東アジアの国同士として、兄弟や友人のように仲良くしたい気持ちが強い。
 また、特に大阪には在日韓国・朝鮮人が多く、コリアタウンがあり、韓国料理店や物産も多い。
③私の母親の実家が植民地時代の朝鮮半島に入植し、母親は1929年に生まれてから敗戦の1945年までソウルで生まれ育ったことから、日本の植民地政策や戦争責任について母親からよく話を聞かされていた。
④また、韓国での軍事独裁やこれに対する民主化闘争(光州事件など)にも関心があった。
⑤司法試験に合格した修習同期の人たちに在日の人も多く、また日常的な弁護士業務でも、在日の人たちの結婚・離婚や相続をめぐる事件なども多い。
⑥そんなこともあって、これまでに韓国には公的・私的を含めて7回行っている(ソウル5回、済州島・釜山各1回)。
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◆韓国ドラマの独特の手法と特徴
 韓国では、日本よりもずっと多くのドラマが作られ、国民が観ているようである。
 日本のドラマと比較した場合、次のような特徴があると思う。
(a) 主人公は幼少期の苦難や悲しみを抱えながら、常にひたむきに生きている。
(b) 家族(親子、兄弟、夫婦など)のあり方は常にテーマになっている。
(c) 友人やライバルがいて、競争や対立、共闘などが描かれている。
(d) 恋愛は多くの場合三角関係が設定され、ハラハラドキドキの出来事が起こる。

 また、ストーリー作りのための小道具として、しばしば指摘されるように、①出生の秘密(両親の間の子ではなかったなど)、②記憶喪失(そのために交通事故がよく使われる)、③難病(視力を失ったり、死に至るなど)などが使われる。
 つまり、「ちょっとあり得ないような設定」であるが、引き込まれ、共感したり反発したり、いじめられるといった展開を一緒に経験し、泣いたり怒ったり笑ったりできるのである。
 日本のドラマとの違いを言うのは難しいが、日本の場合、「斜に構える」というか、「出口の見えないシラケ」のようなものを感じるものが多いのではないか(例外は、山崎豊子などの社会派のドラマや映画である。)。
 これに対して韓国ドラマは、社会派ドラマでなくても、ひたむきで前向きなものが多いように思う。だから、シラけずに観れるのである。

 今後、機会を見て、これまでに観た韓国ドラマや、その中での「お気に入り」について、少し書いてみたいと思う。

※画像(上から順)
①冬のソナタ(2002年、全20話、ペ・ヨンジュン、チェ・ジウ、パク・ヨンハ)
②夏の香り(2003年、全18話、ソン・スンホン、ソン・イェジン)
③アイリス(2009年、全20話、イ・ビョンホン、キム・テヒ、チョン・ジュノ)


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No.147 悲願と宿命の一戦に感無量──2013年日本シリーズ第6戦を観て

 昨日11月2日は、今年の日本シリーズ第6戦の巨人-楽天戦をTVで「通し」で観た。1つの試合を「通し」で観るのは、いったいいつ以来のことだろうか。
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 もちろん応援したのは、初めてペナントレースで優勝した東北代表の楽天イーグルスと、なかでも今年のペナントレースを何と24勝無敗で終え、昨年8月から公式戦30連勝というとてつもない記録を更新中であった田中将大(まさひろ)投手(愛称マー君)である。

 もともと楽天イーグルスは、2004年に勃発した、旧近鉄バファローズとオリックス・ブルーウェーブの合併と、これに端を発した球界再編(1リーグ化)問題(これに反発して、日本プロ野球選手会が労働組合として歴史的なストライキを決行したことを覚えている人も、だんだん減ってきたかもしれない)の中で、楽天が名乗りをあげ、東北地方を本拠地として創立された、最も後発の球団である。
 そして、旧近鉄と旧オリックスの選手が新生「オリックス・バファローズ」と「楽天イーグルス」に振り分けられるという、大変な難産を経てスタートした球団であった。

 しかし、無理もないこととはいえ、元阪神の田尾安志氏が監督を務めた初年度の2005年度は、38勝97敗1分け、勝率2割8分1厘、首位とのゲーム差51.5という屈辱的な記録に終わった。
 後任の監督に、野村克也(2006~2009年)、星野仙一(2011年~2013年)という、いずれも阪神タイガースをペナントレース優勝に導いた元監督が就任し、楽天は頭角を現してきた。
 そこに、2011年3月に東北を襲った東日本大震災。今年の楽天は、東北にとって復興のシンボルであり希望であった。

 その楽天が、初めてのパ・リーグ優勝、CS(クライマックスシリーズ)突破、そして10月31日には巨人の本拠地で3勝2敗と王手をかけて仙台に戻り、田中の先発で迎えた第6戦であった。まるでドラマのような舞台設定が揃ったのである。このような大舞台は、もう二度と現れないのではないだろうか。
 また、こんな楽天を、阪神大震災の生々しい記憶が残り、アンチ巨人で阪神ファンである私が応援しない理由があるはずがない(笑)。最近は、チームカラーのエンジ色に親しみを感じて仕方がない。

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 試合は、予想(むしろ「期待」だと思うが)に反して、田中が被安打12、4失点で、何と初黒星を喫したのである。
 巨人の底力と40年振りの日本シリーズ連覇にかける気迫、これに対する大魔神田中の真っ向勝負の激突であった。
 しかも、初めて田中から長打を打ったのが、小学校時代に兵庫県内の少年野球チームでバッテリーを組んでいたという坂本勇人だった(この時は現在と逆で、田中が打者で坂本が投手だったそうである)のだから、これもドラマチックである。

 それでも田中は志願して、9回まで160球を投げきった。今シーズン終了後大リーグに行くといわれている田中の、最後まで自分が責任を取って投げきりたいという姿勢と気迫に、ぐっと来るものがあった。

 これで3勝3敗の五分となった。流れ的には巨人が優勢になったと見られているだろう。しかし、何が起こってもおかしくないのが日本シリーズである。
 名将でありながらまだ日本シリーズ制覇がない星野監督に、初めての制覇をしてほしいとも思う。
 あと4時間半後に始まる、泣いても笑っても今年最後の第7戦に注目したい。

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