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2014年4月28日 (月)

No.176 世界各地の人権闘争を交流し合う意義───IADLブリュッセル大会とポーランドの旅(その1)

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◆4月14日~4月22日まで、ブリュッセル(ベルギー)とポーランドに行ってきた。
 前半の4月15日(火)~17日(木)は、ブリュッセルで開かれた国際民主法律家協会(International Association of Democratic Lawyers=IADL)の第18回大会に参加。3日目の4月17日(木)午後は電車でベルギー屈指の美しい町、ブリュージュに行ってきた。
 後半の4月18日(金)~21日(月)はポーランド(クラクフ、アウシュビッツ、ワルシャワ)に行き、22日(火)の早朝、関空に帰ってきた。
 今回の旅行について、3回にわけて自分なりに整理しておきたい。

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◆最初は、IADL大会について。IADLとは、国際民主法律家協会(International Association of Democratic Lawyers)の略称で、1946年パリで創設された世界で最も古く、また権威ある法律家のNGOの一つで、人種差別などあらゆる人権侵害に反対し、人権擁護と世界の平和・安全に寄与することを目的としている。
 数年に一度、世界のどこかで大会を開いており、今回、第18回大会がベルギーのブリュッセルで開かれ、世界の36か国から約300人の法律家が集まった(なお、私は5年前の2009年6月にベトナムのハノイで開かれた前回大会に引き続いて2回目の参加であった)。
 この大会には、日本国際法律家協会(国法協、Japan Lawers International Solidarity Association=JALISA)として、東京と大阪からそれぞれ10人ずつほどが参加した。

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◆会場となったブリュッセル自由大学(VUB)の大会参加受付フロアでは、どこかの国の参加者のグループが賑やかに演奏しながら歌を歌っていた。外国の弁護士たちはみんな陽気で明るい。
 1日目は、午前中は開会式、午後は全体会が行われ、2日目は第1~第5分科会、3日目は第6~第10分科会が持たれた(これ以外に、いくつかのサイドイベントもあった)。
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 私たち関西メンバーは、できるだけ日本の参加者の発言を聴こうと、あちこちの分科会を回った。第1分科会(平和への権利)では東京の長谷川弥生さんが特定秘密保護法の問題点について、第4分科会(移住民の権利、人種差別との闘い)では李洙任さん(龍谷大学経営学部教授)がヘイトスピーチについて報告を行うのを聴いた。3日目の午前中は第10分科会(平等・差別)で、同じく李さんの従軍慰安婦問題の報告を聴いた。長谷川さんはネイティブスピーカーかと思われるような流暢な英語で、また李さんの2つの報告は、それぞれ映像やアニメも使ってリアルに訴えるもので、どちらも大変説得力のあるものであった。
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 なお、2日目に第3分科会(労働権)で東京の尾林芳匡さんが日本の労働者と労働組合の状況(過労死防止基本法制定の取り組みにも言及)、同じく東京の岡田俊宏さんが日本における労働の規制緩和について発言することになっていたが、時間がずれこんだため3日目の午後に回されたことから、私たち関西メンバーは残念ながら発言の場面に参加することができなかった。また、日本の参加者の発言はこれ以外にもあったが、聴くことができなかった。

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◆全体会や分科会での、各国からの参加者の発言は、非常に多岐にわたり、かつ、極めて深刻な問題ばかりであった。日本では想像もつかないような人権侵害と、それに対する闘いが世界各地で行われている(例えばベトナムでの枯葉剤被害者の補償要求、パキスタンでの弁護士に対する攻撃との闘い、グリーンピースの活動、チュニジアやエジプトでの民衆蜂起における法律家の役割、多国籍企業に対する訴訟など)。それに対して直ちに直接的に支援し合うということにはならないが、世界各地での闘いをお互いに知り合い、学び合い、連帯することは大きな意義があると思った。参加者の誰かが、日本の青法協(青年法律家協会)の全国大会の国際版みたいなものだとおっしゃったが、言い得て妙である。
 日本の国法協は、IADLでも大きな役割を果たしている。日本ではなかなか見えにくく地味な活動であるが、世界レベルでの民主主義に貢献する重要な活動だと、改めて認識した。
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 ※写真は、上から順に
 ①今回のツアーのパンフレット
 ②大会会場のVUBのトラムの駅
 ③歌うグループ
 ④大会プログラムのパンフレット
 ⑤全体会の会場
 ⑥イラクの子どもたちの支援を訴えるデスク
 ⑦日本からの参加者


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