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2014年9月24日 (水)

No.209 酒井秀和さん、長い間ありがとうございました

 9月18日、我が「あべの総合法律事務所」で長年事務局長を務めてくれた酒井秀和さんが亡くなられた。
 まだ65歳。肝臓ガンで闘病中であったが、余りに早い旅立ちであった。
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 酒井さんは、1972年、蒲田豊彦弁護士と同時に、天王寺法律事務所に事務局として入所し、同事務所の事務局長を務めていた1995年4月、蒲田弁護士と私が天王寺法律事務所から独立して、現在のあべの総合法律事務所を開設する際、根木原知子さん(当時)と一緒に、私たちの新しい事務所に移籍してくれた。新たに採用した阪田由美子さんとの5人で、新事務所をスタートしたのである。

 以来、酒井さんはあべの総合の事務局長として、長年頑張ってくれ、60歳でいったん定年となったが、その後も嘱託の形で勤務を続けてくれた。
 酒井さんほど、見栄や虚勢、地位欲や名誉欲と縁遠い人はいないだろう。法律事務の知識は完璧で、裁判や執行の手続については、私たち弁護士以上に精通していた。にもかかわらず、謙虚で決して威張らず、依頼者や他の事務局に優しく、気配りをされる人だった。
 地味だが真面目で心優しい「草食系」の代表のような方だったが、平和と民主主義を大切にし、弱者に寄り添い、権力の不当な横暴は許さないという、自分の信念をきちんと持っている方だった。

 一昨年の2012年4月に半月あまり入院されたが、同月下旬に退院され、メーデーへの参加の際に事務所で快気祝いをした(No.71 過労死防止法の署名と快気祝い──今年のメーデー)。

 昨年、療養に専念するとのことで、昨年2月末で事務所を退職されたが、こんなに早くお別れすることになるとは、思ってもいなかった。一度、蒲田弁護士と私と酒井さんの3夫婦で食事をすることになっていたが、当日酒井さんの体調不良で実現しないままになったことが悔やまれる。

 9月20日、ご自宅近くの芦屋市内の葬儀場で行われた告別式は、故人の遺志により無宗教形式で行われた。蒲田先生のお別れの言葉に続いて、愛媛大学時代のサークル仲間の5人が並び、大学時代の思い出と、平和に対する思いを話された後、5人で“We Shall Overcome(勝利を我らに)”を歌われたのは、胸に迫るものがあった。

We shall overcome, we shall overcome
We shall overcome someday
Oh, deep in my heart, I do believe
We shall overcome someday
 
 最後に参加者が手に手に花を持って柩の中の酒井さんに手向けたが、その柩の中には、手あかで汚れたエンゲルスの「空想から科学へ」の文庫本が入れられていた。
 ご家族の思いが、胸に染みた。
 酒井さん、これまで一緒に生きてきたことを誇りに、これからも頑張っていきますので、よろしければ見守っていて下さい。
 長い間お世話になりました。ありがとうございました。
 合掌。

 ※写真は、2003年8月の事務所旅行で、蒲田先生の母校、京都の峰山高校の門前にて、酒井さんと蒲田先生ご夫婦。そう、この旅行も、もう11年も前になるのである‥。

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6-1 思いつきエッセイ」カテゴリの記事

コメント

 そうですか。お亡くなりになったんですね・・・。

 アップルのCEOであったジョブズも7年もガンと闘っていたことなど、24日のTVの「仰天ニュース」を見るまで知りませんでした・・・。

 65歳は、若すぎる。

 昨今は当職も事務所にお邪魔しませんが、何年か前には、1年で何度かお逢いする機会があったので、段々と痩せているなとは思っていました・・・。

 ジョブズが、余命幾許もないときに、毎朝鏡を見て、今日はこの人生を送っていて良いのか!と毎日自問自答したと言っていました。

 人の命は、儚い。また、強いものでもあると思います。

 だから、当職もジョブズのように、今日の人生はこれで良いのか、いつ死んでも後悔はないのかと、毎朝鏡を見ながら自問自答したいと思っています。

 当職の父も63歳で、通勤災害で交通事故で即死致しました。

 親孝行も別れを言うことすら、できませんでした。
本当に、後悔しています。

 日々、後悔しない人生を送っていたいと考えます。

 酒井さんのご冥福を心よりお祈りします。合掌。

私もつい最近、仲良しだった職場の方を亡くしました。
突然の事で、今でも夢ではないかと想ったりします。

岩城先生が、偲ばれる事をとても喜んでいらっしゃるのはないでしょうか。

ご冥福をお祈りします。

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