
10月8日(水)の午後6時台から9時台にかけて、3年ぶりの皆既月食が見られた。大阪でも今回は天候がよく、淀屋橋の橋の上では、仕事帰りのたくさんの人たちがスマホやデジカメで写真を撮っていた。
私もi-Phoneで何枚も撮ってみたが、ピンボケで全然ダメだった。
スマホや安物のデジカメは、昼間の写真はかなりきれいに写るが、夜間の写真(しかも景色など)は、なかなかうまく写らないのが実情ではなかろうか。
そこで、たまたまフェイスブックを見ていたら、私の元依頼者でITのシステムエンジニアであったNさん(長時間労働とノルマでうつ病を発症し、会社に民事訴訟を提訴、1審で勝訴し高裁で和解した。)が撮影した写真がアップされていた。ご本人の了解を得たので、紹介させていただく。
また、月面の地図も、インターネットから借用させていただいた。
月といえば、小学5年のころ、自宅で講読していた学研の「科学」という雑誌の付録の「天体望遠鏡」で、月を大写しに見て感動した記憶がある。
この「科学」は「学習」と並んで、小学生向けの学習雑誌だったが、その記事もさることながら、毎回付いてくる付録がいいのである。磁石、ラジオ、顕微鏡など、実際に実験や体験に使えるものが多く、内容も豊富だった。
この望遠鏡は、自分で買ってきた画用紙を丸めて本体を作り、その両側にレンズをはめ込むという単純なものだったと思うが、自分で作った望遠鏡で観た月の感激は忘れない。

私がその後、中学校で「科学部」に入ったり(10円玉に銀メッキをして遊んだりした記憶がある(笑))、ブルーバックスシリーズの本を読んだり、京大の入試科目の理科で「地学」を選択したのも(当時京大では、国語、英語、数学のほか、社会科と理科でそれぞれ2科目ずつ選択しないといけなかった。私は社会科は日本史と世界史、理科は生物と地学を選んだ。)、この影響が大きかったと思う。
私が中学1年だった1969年7月、アメリカの「アポロ11号」に乗った3人が人類史上初めて月面に降り立ち、「月の石」を持ち帰った時も、胸がわくわくしたことを覚えている。
船長のアームストロング氏は、月から次のような言葉を送信してきたという。
I'm going to step off the LM now.
これより着陸船から足を踏み降ろす。
That's one small step for (a) man, one giant leap for mankind.
これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である。
この「月の石」は、1970年の大阪万博で「アメリカ館」で展示されたが、待ち時間が5時間とかで観ることができなかった。
そんなことをいろいろと思い出した、今回の皆既月食であった。
※画像(上から)
①Nさんの撮影した写真(フェイスブックより)。Nさんの説明には、「皆既月食でした。食分が最大の頃。300mm F4反射+EOS KissX5」と記載されている。
②月面の地図の説明。アストロアーツというサイトから借用させていただいた。
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