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2014年11月15日 (土)

No.218 厚生労働省主催の「過労死防止シンポジウム」開かれる

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 この11月1日から施行された過労死等防止対策推進法(過労死防止法)の施行を記念して、厚生労働省主催のシンポジウムが、11月14日(金)午後1時30分~3時30分、厚生労働省の講堂で開かれた。

 会場の400席は満席。過労死家族の会や過労死弁護団の関係者の席は100名で、それ以外の300名は事前に申し込んだ一般の参加者である。

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 塩崎恭久厚生労働大臣は主催者あいさつで、過労死防止法の意義と成立までの経過を語られた。
 馳 浩 超党派議員連盟の代表世話人は来賓あいさつで、他の議連世話人らの出席者を紹介するとともに、この法律制定にかけた思いとこれからの決意を語られた。
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 川人博弁護士の基調講演は、明治時代の女工哀史の時代まで遡って日本の過労死問題の異常さを明らかにする、大変格調の高いものであった。
 続いて過労死・過労自殺の8人の遺族の方々が、自らの体験談を語られた。

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 発言されたのは、①京都の寺西笑子さん(夫49歳)、②大阪の安井敏一さん(息子35歳)、③愛知の内野博子さん(夫30歳)、④東京の古川美恵子さん(息子24歳)、⑤兵庫の西垣迪世さん(息子27歳)、⑥静岡の尾崎正典さん(姉)、⑦東京の中野淑子さん(夫52歳)、⑧東京の中原のり子さん(夫44歳)。
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 どの方の発言も、一生懸命仕事に打ち込んで働いた人が過労死・過労自殺する理不尽さを告発し、過労死の防止を訴えるもので、参加者は涙をこらえながら聞き入った。

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 このシンポジウムの内容は、近々、厚労省のホームページで公開されると聞いている。そうすると、多くの政治家や役人、研究者や専門家、経済界や労働組合の人たちを含め、数万人、数十万人の方々が視聴することになるであろう。そのことにも、この法律ができた重みを感じる。
 以下は、昨夕放送されたNHKの全国ニュースである。

過労死防止法施行でシンポジウム

11月14日 17時10分
過労死防止法が今月1日に施行されたことを受けて、過労死について考えるシンポジウムが開かれ、遺族が「過労死は関係するすべての人に悲しみを与える」と訴えました。

このシンポジウムは厚生労働省が開いたもので、この中で、塩崎厚生労働大臣は「過労死防止法は健康に働ける社会の実現を目指している。働くことで命を失うことのないよう取り組みたい」とあいさつしました。このあと、過労死や過労自殺で家族を亡くした8人がみずからの体験を語りました。
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このうち、1日15時間を超える長時間労働が常態化し、心臓疾患で亡くなった35歳の男性の父親は「妻はショックで今も1人で遠出することができない。働く者の命を奪うことは関係するすべての人に深い悲しみを与え、家族の生活も奪う。法律を契機に実効性のある対策を講じてほしい」と訴えました。
厚生労働省によりますと、昨年度、過労死や過労自殺で労災と認められた人は196人に上っていて、労災の申請件数は年々増えています。
今月1日に施行された過労死防止法では、こうした過労死や過労自殺をなくすため、国に対し、実態を調査して対策を講じることを義務づけていて、厚生労働省は今後、労働組合と経済団体の代表、それに遺族などが加わる協議会を設置し、具体的な取り組みを検討していくことにしています。

 ※画像・写真は上から
 ①厚生労働省作成のリーフレット
 ②壇上の様子
 ③主催者あいさつをする塩崎厚生労働大臣(他に写っているのは、左から泉健太、古屋範子、山井和則、杉田水脈、高橋千鶴子の各議員。その後、大西健介議員も来られました。)
 ④来賓あいさつをする馳浩超党派議員連盟代表世話人
 ⑤寺西笑子さん(他に写っているのは、左から中野淑子さん、中原のり子さん)
 ⑥内野博子さん
 ⑦会場風景 

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3-6 過労死等防止対策推進法」カテゴリの記事

コメント

 本当に法制化されるということは、凄いことなんだ、塩崎大臣まで来られて発言されるんだと思うと、感慨深いものがあります。

 一部の大企業が、労働力を「コスト」と考えるようになってから、労働環境はおかしくなって来ましたが、景気が良くなり経済環境が売り手市場になれば、労働条件は向上すると思っています。

 当職は、本当に良き時代に会社員生活を12年経験しました。
リストラもなく、バブルに踊っている頃で、非正規社員など一人もおらず、毎年昇給をし、賞与の金額の明細を見るのが楽しみでした。

 当職も会社員12年、士業者18年と22歳のときから30年間ずっと社会の一線で働いています。
年が明けたら、もうすぐ53歳になります。

 労働者にとって、古き良き時代は終わっています。
当職らが会社員であった頃には、経営者が労働者に対して愛がありました。それは、一部上場の当職が勤務した富士通グループでもありました。今は、もう全く感じられません。

 今では、富士通グループを定年退職した、元支社長、支店長とたまに一杯飲むのですが、
「とし(当職の名は利子です。)は、先見の明がある。俺らが最後の逃げきり世代で、良く会社員辞めて転職した。労働者を救ってやれよ。」と言われています。

 究極、企業も人材がいないと動かないのです。
また、企業も人を大切にしない企業は、いずれ終わると思っています。
 当職は、賛否両論あろうとも、アベノミクスで有効求人倍率を上げた結果、労働条件が上がったことについては、評価しています。

 景気が良くなれば、経済指標が上がれば、ブラック企業の居所はなくなってきます。
当職は、士業者を引退するその日まで、この過労死の問題には取り組んでいたいと思っています。

 岩城先生も、ますます頑張ってください!

 最後に、ブログの掲載写真の後ろ姿で、森岡先生も川人弁護士も、また、玉木弁護士まで分かりましたから、当職もかなりの通ですね(笑)。

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