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2015年10月 3日 (土)

No.257 44年ぶりの「和歌山国体」に思う

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◆9月26日(土)~10月6日(火)の11日間の日程で、第70回国民体育大会が、「紀の国わかやま国体」と銘打って和歌山県で行われている。スローガンは「躍動と歓喜、そして絆」。11日間で全国から22,000人が参加予定という。
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 9月26日に和歌山市の紀三井寺競技場で盛大に行われた開会式には、天皇・皇后両陛下も出席された。

◆国体が和歌山県で行われるのは、今回が2回目である。1回目は、今から実に44年前の1971年(昭和46年)の秋、「黒潮国体」として開催された。
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 この年のスローガンは、「明るく・豊かに・たくましく」。夏季大会(9月5日~8日)に約3,600人、秋季大会(10月24日~29日)に約16,700人、合計約20,300人が参加したとのことである(ウィキペディアより)。

 この大会には、現在の天皇である皇太子殿下が出席して、あいさつをされている。
 若いお姿が、44年間の歳月の長さを感じさせる。
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 この当時、私は、和歌山県那賀郡打田町(現・紀の川市打田)にある打田中学校の3年生だった。打田中学校はハンドボールの競技会場になり、開始式でブラスバンド部であった私も、トランペットを演奏しながら行進した(多分、写真の前列左から2番目が私である。)。
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 この年は、和歌山県内は国体の話で持ちきりだった。国鉄(現在はJR)和歌山駅から紀三井寺までの県道が美しく整備され、「国体道路」と言われるなど、インフラの整備も大きく進んだ。

◆このときの国体には、実は悲しい思い出がある。
 私の妻は、当時同じ打田中学校で私と同じクラスだったのであるが、妻のお父さん(柳瀬勲さん)が、この年の12月17日に亡くなったのである。
 もともと高校で生物と体育の教師をされていた勲さんは、この年に和歌山で国体が開かれるということで県教委に異動となり、大会役員として国体の開催準備や運営に関わったが、大会終了後1か月半ほど経ったころ、突然亡くなったのである。妻のお母さんによれば、連日連夜激務が続き、「しんどい、しんどい」と言っていたとのことである。

 私は、この当時(3年生の2学期)はクラスの学級委員長をしていたので、クラスメートを代表してお葬式に参列した。ずっと泣き続けていた妻のお母さん(当時は37歳だったと思う)と、じっと涙をこらえてうつむいていた妻の姿を、今でもはっきりと記憶している。

 今から思えば、過労死ではないかと思う。しかし、公務災害の申請など思いも及ばず、その後、お母さんは相当なご苦労をされたようである。当時中学校3年の私には何もわからなかったが、時空を超えて、一抹の悔しさを禁じ得ないのである。

 そう、妻のお母さんも、妻も、過労死遺族なのである。
 妻は、もう長年にわたって大阪過労死家族の会の事務局のお手伝いをしているが、何かの会合での自己紹介の際、その理由の一つにはお父さんのことも関係していると、本人が涙ぐみながら話したことがある。

 このような国民的なイベントの陰で、過労死などが起こらないことを願わずにいられない。

 ※なお、和歌山国体の現在のホームページに、1971年の和歌山国体の動画があります。
  ハンドボールについての紹介は、7分割中6番目の3:24~3:47に、少しだけ入っています。

 ※画像は、上から
 ①今年の和歌山国体のステッカー
 ②開会式に出席される天皇・皇后両陛下(NNNニュースより)
 ③44年前の大会であいさつをされる当時の皇太子殿下(上記動画より)
 ④ハンドボール会場となった打田中学校での競技開始式(中学校の卒業アルバムより)
 ⑤競技開始式で行進するブラスバンド(同)


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これからもよろしくお願い致します。

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