No.258 第2回過労死防止啓発月間、全国各地でシンポジウム開催
昨年成立・施行された過労死等防止対策推進法(過労死防止法)に基づく第2回「過労死防止啓発月間」が、この11月を中心に行われる。
その目玉は、全国各地の都道府県で行われる「啓発シンポジウム」である。
まず、下記の29の都道府県(ここでは「Aグループ」と呼ぶことにする。)では、厚労省が主催し、地方自治体や弁護士会、過労死家族の会、過労死弁護団、いのちと健康を守るセンターなどが後援して行われる。
これらは、昨年の第1回啓発月間でシンポジウムや集いを行った実績を踏まえて、今年は国が主催するのである。
国からこのシンポジウム事業の委託を受けた(株)プロセスユニークは、これらのシンポジウムの詳細を紹介するとともに、チラシのダウンロードができ、インターネットで参加申込みもできるサイトを開設している(こちら)。
なお、このうち、18番の大阪、21番の和歌山、23番の島根、24番の岡山の4つのシンポジウムでは、不肖私が基調講演やコーディネーターを務めることになっている。精一杯役割を果たしたい。
【Aグループ】(国主催、自治体・民間団体など後援)
1 北海道 11月21日(土) 14:00-16:30 自治労会館
2 宮城 11月12日(木) 18:30-20:30 エルパーク仙台
3 秋田 11月24日(火) 14:00-17:00 ホテルメトロポリタン秋田
4 栃木 11月14日(土) 13:00-16:30 栃木県弁護士会館
5 埼玉 12月 7日(月) 13:00-17:00 さいたま共済会館
6 千葉 11月25日(水) 13:30-16:30 京葉銀行文化プラザ
7 東京 11月19日(木) 13:00-16:00 イイノホール
8 神奈川 11月 1日(日) 13:30-16:30 神奈川県民ホール
9 石川 11月14日(土) 13:30-16:30 労済会館ホール
10 福井 11月21日(土) 13:30-16:30 フェニックスプラザ
11 山梨 11月29日(日) 13:30-16:30 山梨地場産業センター
12 長野 11月28日(土) 13:30-16:30 長野県教育会館
13 静岡 11月27日(金) 18:00-20:30 静岡県男女共同参画センター
14 愛知 11月23日(月祝) 13:00-16:00 名古屋国際センター
15 三重 11月14日(土) 13:00-16:00 じばさん三重
16 滋賀 11月23日(月祝) 13:30-16:30 大津市旧大津公会堂
17 京都 11月 3日(火祝) 13:30-16:40 京都テルサ
18 大阪 11月 9日(月) 14:00-17:00 コングレコンベンションセンター
19 兵庫 11月13日(金) 18:00-20:30 神戸市教育会館
20 奈良 11月17日(火) 13:30-16:30 奈良商工会議所
21 和歌山 11月24日(火) 14:00-17:00 ビッグ愛
22 鳥取 11月22日(日) 13:30-16:00 とりぎん文化会館
23 島根 11月21日(土) 13:30-16:00 島根県市町村職員共済組合宿泊所 ホテル白鳥
24 岡山 11月28日(土) 13:30-16:00 岡山市勤労者福祉センター
25 広島 11月14日(土) 13:00-15:10 広島YMCA
26 愛媛 11月10日(火) 18:00-20:00 コムズ大会議室
27 福岡 11月21日(土) 13:00-16:30 福岡商工会議所
28 大分 1月17日(日) 13:30-16:00 ホルトホール大分
29 宮崎 11月 6日(金) 18:00-20:00 宮日会館
次に、上記以外でも、以下の県では、昨年のように民間団体が主催し、国(労働局)や地方自治体などが後援する形で行われる。
【Bグループ】(民間団体主催、国・自治体など後援)
1 青森 1月23日(土)16:00-17:30 青森県観光物産館アスパム
2 岩手 11月14日(土)13:30-16:10 盛岡市勤労福祉会館
3 岐阜 12月12日(土)13:30-16:00 ハートフルスクエアーG
4 長崎 11月14日(土)14:00-16:30 長崎タクシー会館
これ以外にも、山形、茨城、新潟、山口、徳島、佐賀、熊本、鹿児島などでも開催の可能性が追求されている。
全国で、一人でも多くの皆さんがこれらシンポジウムに参加されることを、心から願っている。
※画像は、東京会場のチラシの表・裏面である。
Aグループの29会場のチラシは、上記のプロセスユニークのサイトで閲覧・ダウンロードできる。
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岩城先生、毎日お疲れさまでございます。
当職も先般顧問先IT大企業で、グループで2000人ほどいるのですが、過重労働の件でそのうち一度に同日3社の呼び出しがあり、朝から晩まで監督署にずっとおりました。
ただ、当職が助言・指導をしておりますの、全て真実を報告して、全て時間外労働手当も支払っているので、監督官も「厳しくは言えないけれども、時間外労働を減らす対策を考えてください。」というのみでした。
SEは納期があり、例えばメガバングの合併に伴うシステムやATMとか、今回はこのIT企業が地方自治体,岡山県からの委託を受けている岡山では最も大きいIT企業です。
それでも過重労働者はいるものの、月に40時間以上残業したものについては面談をし、また専属の産業医が月に1度、定期的に訪問しているので、社員の身体、精神を守るべく当職も頑張っています。
監督署もアフターフォローまで鑑みて、ある程度は致し方ないと言ってくれました。当職の顧問先会社では、決して「過労死」「過労自殺」は出さないと社労士としての矜持として、心に深く誓っています。
岩城先生が、岡山に来岡される日は当職の事務所の勤務社士らと共に、また、そんなことはないでしょうが、満杯にならないのであれば、いつでも当職が岡山県社労士会の有志の皆様に声を掛けます。
それよりも、9月から来た勤務社労士は能力もありますが、凄い別嬪です(笑)。11月に来岡されるセミナーでは、是非、岡山県社労士会の皆と飲みましょう。
来岡を、心よりお待ちしています。
投稿: 久保利子 | 2015年10月20日 (火) 00時21分