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2016年3月19日 (土)

No.278 分野・世代を超えた連帯はできる、社会は変えられる──働き方ASU-NET第24回つどい

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 事前にお知らせしていたように(No.270 未来を切り開く連帯~若者たちの運動から学びあう~)、今広がっている若者たちの社会運動の7団体の代表の方に集まってもらってリレートークをしてもらう企画を行った。

 もたもたしているうちに、森岡孝二先生がASU-NETのホームページに詳細な報告を書いておられるので、団体紹介と、採択された「つどい宣言」もあわせて紹介しておくことにする(なお、7団体の順序を、当日の発言の順に並べ替えさせていただいた)。
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■3.16若者たちの運動から学びあう集いが満員盛況で

 3月16日、午後6時半~8時50分、エルおおさかで働き方ASU-NET第24回つどい
「未来を切り開く連帯 ~若者たちの運動から学びあう~」が開催されました。

 第1部のリレートークでは、7つの若者団体を代表して下記の7名の方からそれぞれ10分前後、各団体の結成時期、主な活動、訴えたいことなどを報告していただきました。
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 ①労働相談に取り組みブラック企業を社会問題化した
NPO法人POSSEの坂倉 昇平 さん

 ②アルバイト学生を組織し団体交渉も行っている 
 関西学生アルバイトユニオンの北村 諒 さん
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 ③労働相談と団体交渉で成果を上げる個人加盟労組
  地域労組おおさか青年部の北出 茂さん

 ④民主主義を原点に戦争法の廃止を訴える 
SEALDs KANSAI の寺田ともか さん
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 ⑤戦争法に反対し街頭での対話活動に取り組む  
  SADLの中村 研 さん 

 ⑥堺市のフーパー前で戦争法廃止の署名活動をする
 ANTSの磯田 圭介さん 
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 ⑦最低賃金1500円への引き上げを求める
  AEQUITAS京都の橋口 昌治さん

 第2部のパネルディスカッションでは、岩城穣ASU-NET代表理事(弁護士)の司会のもとで、各団体がどんな苦労に直面しているのか、またどんな展望を持っているのかを話してもらいました。
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 7つの団体は平和系と労働系に色分けすることもできますが、共通するのは若者が主体の民主主義を志向する団体であるということです。1~2部を通して、どの団体もとても個性的で、困難を抱えながらも、生き生き活動していることがわかりました。デモのサウンド一つをとっても古い世代とはずいぶん違いますが、若者が声を上げ始め、柔軟で多様性がある活動を展開していることを知って、参加者は、若者も中高年も、元気がでるつどいだったと異口同音に話していました。

 年度末の忙しいなか、会場を埋め尽くす145名の参加がありました。この場を借りてお礼を申し上げます。

■3.16 NPO法人働き方ASU-NET第24回つどい パネリストの団体紹介

◆NPO法人 POSSE(ポッセ)
 24時間無料の労働相談を中心に、若者の「働くこと」に関する様々な問題に精力的に取り組む労働NPO。ブラックバイトユニオンを支援。若者が創る雑誌POSSEを年間4回発行、ブラック企業を社会問題化してきた。

◆関西学生アルバイトユニオン
 関西の学生アルバイトを中心としたユニオン(労働組合)。ブラックアルバイトなどアルバイトに関して悩む学生や奨学金の相談活動をしている。また学生以外の相談にも応じている。

◆地域労組おおさか青年部
 全国屈指の「一人でも加入できる労働組合」の青年部として有名。東京の首都圏青年ユニオンと並び、大阪で、泣き寝入りしない若者たちの駆け込みユニオンになっている。労働相談・交渉・和解に至るまでを一貫して行い、抗議宣伝も行う能力を有する。解決した争議は多数。

◆SEALDs KANSAI(シールズ・カンサイ)
 反戦争法で若者たちの自主的な大きな運動のうねりをつくりだし、今まで関わってこなかった層や世代を巻き込み民主主義や立憲主義についても社会的問題にして来た。運動は全国規模に広がっている。

◆SADL(サドル)
 戦争法に反対し、民主主義と生活を守ることを目ざして活動している。継続的に街頭での対話活動に取り組み、参議院選挙への関心を拡げ 「争点は市民がつくる」をキャッチフレーズに活動している。

◆ANTS(アンツ)
 戦争法に反対する行動を「堺市で暮らし、働く若者」で行っている。地元に足を付けた取り組みをしている。毎月、デモや街頭宣伝をするなど、戦争と政治の強い関わりをわかりやすく伝える活動をしている。

◆AQUITAS KYOTO (エキタス 京都)
 エキタスは「正義」「公平」を意味するラテン語で「最低賃金1500円以上」を掲げ、昨年10月、12月には東京で700人のサウンドデモを行った。憲法25条の精神「社会正義」を掲げて活動している。

■3.16 NPO法人働き方ASU-NET第24回つどい宣言

         未来を切り開く連帯~若者たちの運動から学びあう~
 
 今日、わたしたちは若者の置かれた現状を変革したいという、わきあがる熱い思いを聞きました。

◇国民の半数以上が反対しているにもかかわらず、安倍内閣は民主主義をないがしろにし、平和憲を捨て、遮二無二に戦争をする国へ進んでいます。

◇3.11の東京電力福島第一原発の過酷事故の収束が混乱を極めるなかで、反対多数の世論を押し切って停止原発の再稼働が強行されています。

◇若者を使い潰すブラック企業に対する批判が強まるなかでも、過労とストレスとパワハラで心身を病み、はては過労死と過労自殺に追いやられる若者が跡を絶ちません。

◇雇用の非正規化がすすむなかで、日本の貧困率は世界最悪水準の16%となり、24歳未満の若者世代では非正規労働者の割合が5割に達し、生活困窮者が著しく増えています。

◇家計の窮迫と乏しい奨学金のために、勉学に専念すべき学生が学費や生活費を稼ぐために長時間のアルバイトを強いられ、学生を酷使するブラックバイトへの批判が高まっています。

◇若年労働者の賃金の底上げのために、最低賃金の全国平均(現行798円)を速やかに1000円に引き上げ、近い将来、生活可能な1500円に引き上げることも課題になっています。

 しかし、私たちは声を上げ行動することでこうした現状を変えることができます。いろんな課題に取り組む多様な若者グループがお互いの主張と行動に耳を傾けることは、社会を変える道筋を探ることに通じています。若者も壮年も熟年も、男も女もこうして集い、率直に語り合うなかで、互いに見えていなかったことが見えてきました。

「自分たちの未来は自分たちで決める!」という若者たちの力強い声と、柔軟でいて地に足をつけた取り組みには目を見張るものがあります。海の向こうからも政治と雇用に異議を申し立てる若者たちの声が聞こえてきます。平和と民主主と暮らしが危険にさらされるとき、長い苦難の道のりを切り開いてきた壮年・熟年世代の底力も捨てたものではありません。

 若者たちの、素直に思いを伝えあい、柔軟で壁を作らない運動の新しい流れに学びながら、すべての世代の人々が語り合い、つながり合って、政治を変え、働き方を変えて、この国の未来を切り開くために、ともに前へ進みましょう。

 ここに本つどいの名において宣言します。

                  2016年3月16日
                   NPO法人働き方ASU-NET第24回つどい

 ※画像は上から、
 ①リレートークの様子
 ②POSSEの坂倉さん
 ③関西学生アルバイトユニオンの北村さん、エキタス京都の橋口さん
 ④地域労組青年部の北出さん、SADLの中村さん
 ⑤SEALDs KANSAIの寺田さん
 ⑥ANTSの磯田さん
 ⑦コーディネーターをする私


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