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カテゴリー「2-6 大阪憲法ミュージカル」の6件の記事

2016年6月 4日 (土)

No.285 すばらしかった憲法ミュージカル「無音のレクイエム」

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 ついに、大阪憲法ミュージカル2016「無音のレクイエム」が6月2日(木)から始まった。

 ミュージカルが近づくにつれてたくさんの新聞・テレビも取り上げてくれ、最高の盛り上がりの中で本番を迎えることができた。
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 私は2日目の夜(6月3日(金)19:00)の公演を観劇させていただくとともに、冒頭の主催者あいさつもさせていただいた。
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 すばらしかった。ストーリーも、演技も、音楽も、最高だった。400人前後の狭い会場と舞台が一つになり、70数年前と現在が一つになっていた。
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 私は今回、名ばかりの実行委員長になり、30人くらいの友人・知人や依頼者の方にチケットを買ってもらうなどしてきたが、ぜひ感想をきいてみたい。
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 昨日6月3日夕方、読売テレビの「ニュースten」の特集で「憲法ミュージカル 過去と今をつなぐメッセージ」のタイトルで15分にわたって紹介された。この特集自体が、すばらしいものだった(いつまでリンクが残っているかわからないが、ぜひご覧ください)。
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 公演は、今日・明日各2回の計4公演を残すのみとなった。ほぼ満席であるが、当日券が若干用意されているとのこと。お時間のある方は、ぜひ足を運んでほしい。
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 ※画像は上から
 ①チラシ(表)
 ②大阪大空襲で破壊された「常磐座」
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 ③読売新聞記事(5月30日付け朝刊)
 ④読売テレビの特集
 ⑤この日のヒロイン掛橋七海さん(三智子役)と。すばらしい演技でした。
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 ⑥同じくヒーロー本田釈人さん(明役)と。産婦人科医だそう。カッコよすぎです。
 ⑦憲兵役などで出演した、弁護士の西・篠原さんと。迫力満点でした。
 ⑧国防婦人会などで出演した齋藤富美代さんと。すごく垢抜けしていて素敵でした(ちなみに齋藤さんはかつて同じ法律事務所で仕事をした、元同僚です)。


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2016年5月16日 (月)

No.284 憲法という希望──木村草太さん、国谷裕子さんの対談に感銘

 5月14日(土)午後1時から4時まで、大阪弁護士会主催の2016年憲法行事「憲法という希望」が行われた。
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 今回は新進気鋭の憲法学者の木村草太さんの講演と、23年間にわたるNHKの「クローズアップ現代」のキャスターをこの3月いっぱいで降板した国谷裕子さんとの対談ということで、800人収容の2階ホールはもちろんのこと、映像中継の第2・第3会場を含めて参加を受け付けた市民の数は1100人。大阪弁護士会のイベントでこれほど盛り上がったのは初めてではないだろうか。
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◆最初の30分間、私たちが現在準備を進めている大阪憲法ミュージカル2016「無言のレクイエム」(本番は6月2日~5日、大阪ビジネスパーク円形ホール)のプレビュー(一部実演)が行われた。まだ練習途中で、かつ、舞台装置も衣装もない中での短時間の実演だけだったが、ミュージカルの雰囲気はある程度伝わったと思う。実際、イベント終了後、会場の外にあるブースに、たくさんの方がチケットを買いに来てくれた。
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◆木村草太さんのお話は、報道ステーションのコメンテーターとして話されるのを聴いたことがあったが、まとまったお話を聴くのは今回が初めてだった。
 司法試験科目で憲法を勉強してきた私たちにとっても、木村さんのお話は目の覚めるような興味深いものであった。お話しされたことは多岐にわたり、とてもここに書き切れるものではないが、箇条書きにメモだけしておきたい。
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・立憲的意味の憲法とは、過去に国家がしでかしてきた失敗のリストである。無謀な戦争→軍事力の統制、人権侵害→人権保障、権力独裁→権力分立と民主主義など。
・私たちの「当たり前な生活」を支えるのが憲法である。何をしたい、何を食べたい、どこに行きたいなど。
・夫婦別姓違憲訴訟の最高裁判決(最大判平成27年12月16日)の誤りと、弁護団の闘い方の問題点。男女の区別ではなく、同氏希望カップルと別姓希望カップルの区別として法律構成をすべきであった。
・辺野古移設の法的根拠の不十分さ。そもそも、辺野古移設は内閣だけで決定してよい問題なのか。米軍基地を置く地方自治体は自治権が大きく制限される。憲法92条により、どの自治体の自治権をどう制限するかは法律事項であり、国会で定める必要がある。更に、憲法95条によって、地方特別法は住民投票の承認が必要である。本件はこのような形による解決こそが望ましいのではないか(これを先生は「木村理論」「木村定石」とおっしゃっていた)。
・善き統治を実現するために、私たち一人ひとりが国家権力に憲法を守らせていかなければならない。

◆続いて行われた木村さんと国谷さんの対談も、立ち込めた霧が晴れ渡っていくようで、すばらしかった。
 国谷さんの木村さんからの話の引き出し方が大変上手で、まるで「クローズアップ現代」を観ているようだった。
 これも、箇条書きのみ。
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・別姓違憲訴訟の戦略の誤り。意識の変化によって最近になって違憲になったというのは欺瞞的。違憲なものは最初から違憲であり、それに多くの人々が気づいたのが最近ということ。裁判は法律構成によって勝ち負けが変わってくることも多く、弁護士の能力は大変重要。
・辺野古問題について、米軍基地が自治権の問題だという意識は最近高まってきた。
・統治行為論をとった昭和34年の最高裁判決は、憲法判断の責任放棄ではあるが、究極的には国民が判断するというのは正しい(憲法の番人としての国民)。
・憲法裁判所の要否については、議論の必要はあるが、裁判官の人事が重要になり、また、悪い方に固定化させる危険もある(ドイツの憲法裁判所が憲法解釈を変更して集団的自衛権を解禁した苦い教訓)。
・憲法を専門にすることになった理由は、中学校が極めて抑圧的だったが、憲法を読むと「自由だ、自由だ」と書いてあったから(笑)。
・道徳教育よりも法学教育が重要。価値観が違う人間同士の共存の仕方を考えるのが法学教育。
・今は、憲法の危機だが、憲法を定着させるチャンスでもある。
・現在の日本はドイツやフランスの「第一共和制」のような段階。改憲派の中には、「王政復古派」と「共和制発展派」の2つのタイプがあり、これらの間には矛盾がある。
・例えば内閣総理大臣の衆議院の解散権など、憲法改正の議論が必要なものもあるが、合理的な改憲は権力者を縛るものなので、その時々の権力者は好まないものである。
・専門家は、わかりやすく説明する責任がある。

 木村さんは将棋が趣味だというだけあって、実に緻密に理論を組み立てる方である。私たちにとってバイブルのような「芦部理論」を、「緩すぎ・粗すぎで、これでは憲法を守れないと思った」という自負、自信は、すごいの一語である。その一方で、すごくユーモラスでお茶目な面もあり、決して偉ぶらない。大変魅力的な人である。

 また、このような国谷さんを失ったNHKの損失は、はかり知れないと思う。

 このようなお二人自体が、日本国憲法にとって希望ではないだろうか。

 今回の企画は、まさにタイムリーなもので、大阪弁護士会の面目躍如といってよいだろう。
 この講演と対談の中身が、広く国民、市民の間に広がっていけばいいなあと思う。

 ※画像は上から
  ①今回のイベントのチラシ
  ②進行次第
  ③「無言のレクイエム」のプレビュー
  ④講演をする木村草太さん
  ⑤木村さんと国谷裕子さんの対談


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2016年5月 2日 (月)

No.282 大阪憲法ミュージカル、上演まであと1か月──準備も練習もいよいよ佳境に

 No.260No.269でもご紹介した、6月2日~5日の4日間(7公演)にわたって大阪・京橋の大阪ビジネスパーク(OBP)円形ホールで上演が予定されている、「大阪憲法ミュージカル2016」までちょうどあと1か月となった。

 この憲法ミュージカルは、大阪(第3回は大阪・神戸)の若手弁護士たちが呼びかけ人となり、平和や人権の大切さなど日本国憲法に込められたメッセージを伝えたいということで始まったもので、今回は5年ぶり4回目となる。
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 今回のタイトルは「無音のレクイエム」。昭和初期の大阪千日前を舞台に、活動弁士を夢見る明、作家を目指す貞夫、それを応援する三智子の3人の若者が、日米開戦、出征、大阪大空襲に翻弄されていく青春群像を描いている。

 戦後70年を迎えた昨年、国会で集団的自衛権の行使を容認する安全保障関連法が議決され、「新たな戦前」が始まっているのではないか、という懸念が広がっている。こんな時代だからこそ、身近な戦前の大阪を舞台にしたこのミュージカルで、平和のすばらしさと日本国憲法の果たしている役割を共に考えたい。
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 1月24日のオーディションを経て参加した市民と、在阪劇団の「劇団往来」の皆さんが一緒になって、2月14日から毎週土日に練習を続けている。

 昨日5月1日、天王寺区民センターで行われた練習を見に行ってきた。70人以上の出演者、スタッフの皆さんが、制作陣の人たちから厳しい指導を受けながら、全力で役を演じ、歌を歌っていた。また、完成した台本も読ませていただいたが、途中から涙をこらえるのに苦労した。
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 この取り組みがすばらしいのは、実行委員会として、出演者やスタッフ自身が、歴史の事実や日本国憲法について学びながら、それをミュージカルの成功に結びつけていくところである。

 第1回実行委員会(2015年12月16日) 弘川欣絵弁護士(明日の自由を守る若手弁護士の会=あすわか)による憲法トーク「こんな時だから、憲法のことを考えてみる」
 第2回実行委員会(2016年2月16日) 無声映画「雄呂血(おろち)」の上映会
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 第3回実行委員会(3月28日) 大前治弁護士(大阪空襲訴訟弁護団)による「大阪大空襲を考える」と、森永常博さん(空襲体験者)のお話
 第4回実行委員会(4月27日) 谷口真由美大阪国際大学准教授「谷口真由美さんと憲法を知る。──おばちゃんに聞く、おばちゃんでも分かる憲法──」

 このブログを読んでくださった皆さん、ぜひ「無言のレクイエム」を観に来てください。
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 チケットは、私の事務所(いわき総合法律事務所、電話06-6636-9361)でも取り扱っていますし、大阪憲法ミュージカル2016の公式ホームページの「チケット販売」からも、購入の申込みをすることができます(何月何日のどの公演〔昼の部、夜の部〕かを指定してください)。

 皆様のチケットの購入と当日のご観劇を、心よりお待ちしています!

 ※(1)画像は、上から
 ①「無言のレクイエム」のチラシ(表)
 ②同じくチラシ(裏)
 ③大阪大空襲後の様子。堂島朝日新聞社から東方向に写したもの。右手に映っているレトロ調の建物は旧大阪市役所、その手前の橋は大江橋。
 ④今回のミュージカルの舞台になった千日前の映画館、常盤座が空襲で破壊された写真。窓ガラスの破壊が空襲のすさまじさを物語っている。(③、④は「ピースおおさか」の展示より)
 ⑤公演の日程など(申込みの際に確認してください)

 ※(2)練習風景を取り入れたPR動画ができています。雰囲気を感じてください。
 ①無音のレクイエムPV no.1
 ②大阪憲法ミュージカル2016「無音のレクイエム」 PR映像
③無音のレクイエムPV no.2


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2016年1月14日 (木)

No.269 5年ぶり開催の「大阪憲法ミュージカル」が大きく新聞報道

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 「大阪憲法ミュージカル」が5年ぶりに開催されることになったことについて、毎日新聞(1月9日付け朝刊)、朝日新聞(1月14日付け朝刊)がいずれも、写真付きで大きく紙面を割いて紹介してくれた。

 朝日新聞には、共同代表の一人として私のコメントも掲載されている。
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 1月24日にオーディションが予定されている。これらの記事を読んで、たくさんの人たちがオーディションを受けてくれることを期待したい。

大阪)憲法ミュージカル、5年ぶり復活へ 出演者を募集

朝日新聞2016年1月14日付け朝刊 大阪版

 歌い、踊って、憲法の明日を考えよう――。安全保障関連法の成立など憲法をめぐる状況が大きく変化する中、大阪の弁護士らが企画し、市民が演じる「憲法ミュージカル」が5年ぶりに開かれることになった。戦前の大阪で映画制作に夢をかけた若者が戦争の荒波にのまれる姿を描き、平和の尊さを訴える。6月に公演予定で、今月24日に開く出演者オーディションの参加者を募っている。
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 「憲法ミュージカル」は2008年に始まった。最初の上演作品は慰安婦問題をテーマにした「ロラ・マシン物語」。長崎・諫早湾の干拓事業を扱った「ムツゴロウ・ラプソディ」(09年)▽アフガニスタンで医療と農業の支援に取り組む中村哲医師の活動を描いた「ドクターサーブ」(11年)と続いた。市民延べ約350人が出演し、延べ約2万人が鑑賞したという。

 13年1月、この3作の脚本や演出を手がけた演出家が亡くなり、新作の制作は止まっていた。しかし、今年が憲法公布70周年にあたることや、政府による集団的自衛権の行使容認などを受けた憲法への関心の高まりを背景に、大阪の弁護士ら約50人が呼びかけ人となって「復活」を進めた。
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 4作目となるミュージカルは「無音のレクイエム」。戦前・戦中の大阪・千日前を舞台にした作品で、無声映画の制作に情熱を傾ける若者3人が主人公という。6月2~5日、大阪ビジネスパーク円形ホール(大阪市中央区)で計7公演を予定している。

 憲法ミュージカル共同代表の岩城穣(ゆたか)弁護士は「直接戦争を知る世代が年々少なくなる中、多くの人に舞台を通じて『あの頃の空気感』をリアルに感じてほしい。憲法に込められた平和への願いを共有し、憲法に関心を持ってもらうきっかけになれば」と話す。

 オーディションは24日午後2時半から天王寺区民センター(大阪市天王寺区)で。2月から始まるレッスンや本公演に参加できることが条件で、参加費は1万5千円。問い合わせは「憲法ミュージカル」事務局(080・9607・2016)。(阪本輝昭)


◆憲法ミュージカル 今こそ 大阪で5年ぶり、参加者募集
毎日新聞2016年1月9日 大阪朝刊
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 憲法公布70年を迎える今年、平和憲法を身近に感じてもらおうと、市民が舞台に立つ「憲法ミュージカル」を、大阪の弁護士らが5年ぶりに復活させる。過去3作を手掛けた演出家が亡くなるなどして中断したが、改憲論議も取りざたされる中、「今こそ憲法の精神を伝えよう」と復活を決めた。6月の公演に向け参加者を募っており、今月24日に出演者約100人を決めるオーディションを開く。

 弁護士約50人でつくるグループ「大阪憲法ミュージカル」が主催。これまで平和や環境保護など、人間の尊厳を守ることをテーマにしてきた。初公演の2008年は慰安婦問題、09年は長崎県諫早湾の干拓事業、11年はアフガニスタンで農業支援などに取り組むNGO「ペシャワール会」の中村哲医師の半生を描いた作品を公演した。

 過去3作で子どもからお年寄りまで計約350人が出演し、約2万人が鑑賞した。新作のタイトルは「無音のレクイエム」。昭和初期以降の大阪・千日前を舞台に、無声映画の製作に青春をかける若者らが戦争に巻き込まれていく姿を描く。6月上旬に7回、大阪市中央区の大阪ビジネスパーク円形ホールで公演する。

 出演者は大阪大空襲の被害者から話を聞くなどして演技に生かすという。事務局長の田中俊弁護士は「憲法には平和を実現する力がある。演じる人も見る人も憲法への理解を深めてほしい」と話す。

 オーディションは24日午後2時半、大阪市天王寺区の区民センターで。経験不問だが、週末練習への参加が条件。参加費1万5000円。問い合わせは事務局(080・9607・2016)。【堀江拓哉】

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2015年11月13日 (金)

No.260 大阪で5年ぶりに「憲法ミュージカル」開催決定!

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 2008年、大阪で初めて「憲法ミュージカル」が行われた。若手弁護士らが呼びかけ、オーディションに合格した市民100人が練習に練習を重ね、日本国憲法の人権や平和をテーマにしたミュージカルを演じあげるという、壮大な取り組みである。
 これまでに以下の3つの作品が上演され、合計2万人の人々が観劇したとのことである。
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 ①2008年4月~5月 ロラ・マシン物語(フィリピンの従軍慰安婦問題)
 ②2009年6月~7月 ムツゴロウ・ラプソディ(長崎県諫早湾の干潟の水門閉鎖問題)
 ③2011年10月 ドクターサーブ(アフガニスタンで用水路を開いた日本人の中村哲医師をモデルに)(「No.50 すばらしかった憲法ミュージカル「ドクターサーブ」」参照)
   ※③は大阪・神戸で共同の取り組み。
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 その後、しばらく充電期間が続いたが、昨年来、集団的自衛権行使を容認する閣議決定がなされ、これを受けて先般国会で、国民の大きな反対運動を押し切って安保法制が議決された。そんな「憲法の危機」ともいうべき状況のもとで、改めて日本国憲法のすばらしさ、平和の大切さをテーマに、憲法ミュージカルが再演されることになった。今回は、在阪劇団「劇団往来」とタッグを組んでの製作となる。
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 今回の作品名は、「無音のレクイエム」。戦前、戦中の大阪千日前を舞台に、無声映画に夢を描く若者3人が、軍国主義の波が押し寄せる戦時下を生き抜いていく人間模様を通じて、平和の大切さを考えるものとなる予定である。
 公演は2016年6月2日~5日、京橋の大阪ビジネスパークの円形ホールで7公演が予定されている。

 これまで、私は親しい友人の弁護士や、所属していた事務所の後輩の弁護士たちが実行委員会に参加したり、自ら出演したりしていたことから、私なりに応援してきたが、今回は当初からの中心メンバーで、特に親しい田中俊さんから直々に依頼され、共同代表の1人に加わることになった。

 他の共同代表は、石田法子、竹村二三夫、田中俊、畠田健治、茂木鉄平、山西美明の各弁護士で、ここ数年に大阪弁護士会の会長や副会長を歴任されるなどした錚々たる顔ぶれである。

 そんな共同代表の1人に加わることになり、どれだけお役に立てるかいささか心もとないが、私なりに一生懸命関わっていければと思っている。
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 先日11月8日(日)、このプレ企画があり参加してきた。「ロラ・マシン」や「ムツゴロウラプソディ」の懐かしいビデオを観て感動が蘇り、また、劇団往来の力作「チンチン電車と女学生」の舞台裏を描いたビデオを鑑賞させていただき、感銘を受けた。

 皆さま、来年6月は、ぜひ観に来てください。
 また、自ら出演してみたいと思われる方は、来年1月24日(日)に予定されているオーディションにチャレンジしてみてください(詳細は右の募集チラシをご覧ください)。


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2011年10月23日 (日)

No.50 すばらしかった憲法ミュージカル「ドクターサーブ」

111023  きょう10月23日、大阪府岸和田市の「浪切ホール」で上演された、大阪・神戸憲法ミュージカル2011年公演「ドクターサーブ」を観に行ってきた。

 「憲法ミュージカル」は、大阪の若手弁護士が呼びかけ、一般公募されたあらゆる世代の市民100人以上が数か月間にわたって練習を積み重ねて公演を行うもので、慰安婦問題をテーマにした「ロラ・マシン物語」(2008年)、諫早湾の環境問題をテーマにした「ムツゴロウ・ラプソディ」(2009年)に続き、今年が3回目になる。今回は神戸の弁護士・市民も参加して「大阪・神戸憲法ミュージカル2011」となった。

 私は劇団四季のミュージカルを時々観て、洗練されたプロのミュージカルの美しさと完成度の高さに心が洗われるが、この憲法ミュージカルは、人権・環境・平和といった社会的テーマを押しつけがましくなく取り上げている点、また、普通の市民の人たちが、すばらしい指導を受けて心を一つにして練習し、芸術的にもかなりのレベルに達している点で、観客を心から感激させるものを持っていると思う。

 特に今回は、同期の弁護士で親友の西晃さん、大学の後輩で親しい中島宏治さん、神戸大の学生時代から大阪過労死問題連絡会に関わってくれ、その後弁護士になり神戸で仕事をしている今西雄介さん、私が以前所属していた法律事務所で働いていて、その後土地家屋調査士になって仕事をしている樋口剛さんといった親しい人たちが、自ら(樋口さんは息子さんも)出演している。
 また、我があべの総合法律事務所の若手弁護士の中森さん、和田さんや事務局長の春名さんをはじめ、たくさんの友人・知人が裏方として熱心に活動しているのだから、観111023_2ないわけにはいかない(なお、第1回の「ロラ・マシン物語」に、私の二男が出演させていただいたということもある)。

 今回のミュージカルは、パキスタン、アフガニスタンでハンセン病の治療等の医療活動や、井戸や用水路といった水源確保事業に半生をかけてきた医師の中村哲さんを描いたもので、ソ連侵攻、内戦、大干ばつ、9・11後のアメリカによる空爆などに翻弄されながら現地の人々に貢献し、「ドクターサーブ(先生様)」と尊敬される中村医師の生きざまに胸を打たれる。

 もっとも、今回のシナリオ中のアフガンのハンセン病患者の描写をめぐって、ハンセン病回復者の人たちから抗議がなされ、協議を経て、脚本・演出が一部修正されたと報じられた(10月17日付朝日新聞)。差別され苦しめられた当事者の思いと、演劇による表現行為の自由の調整という難題にぶつかったのも、今回の特徴だ111023_4った。
 しかし、悪意のある人は誰もいないのだから、互いの人権と心情を尊重し合った話し合いは決して無駄ではなく、相互理解が進み、双方とも一段と高い人権意識に止揚されていくと信じたい。そういう議論自体が、「憲法ミュージカル」の名にふさわしいといえるかもしれない。

   「ドクターサーブ」の公演は、あとは10月30日(日)の神戸公演(神戸文化ホール)を残すのみとなった。関係者の皆さんの、あと一頑張りに、心からエールを送りたい。
111023_5 当日券もありますので、皆さんよろしければ観に行って下さい。
 (なお、公式サイトはこちらです)

※ 画像は上から順に、①パンフレットの表紙、②公演終了後のロビーの様子、③中島・中森弁護士と私、④西弁護士と私です。

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