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カテゴリー「5-1 コンサート・演劇」の28件の記事

2017年4月 2日 (日)

No.317 昭和の香りが漂うお店で、懐かしい歌に浸る──青木まり子さん“弾き語りLIVE”

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 3月31日、青木まり子さんの「弾き語りLIVE」に行ってきた。場所は難波にある「レコード喫茶グラフィティ」というお店。

 3月31日は金曜日(最近はプレミアムフライデーというらしい)。職場を早めに出て小雨の中をタクシーで向かった。初めて行くお店だったので少し迷ったこともあって、開始時刻の午後6時を少し回ってしまったが、店内に入ると、ちょうどライブが始まったところだった。
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 “レコード喫茶”。その名前だけで昭和の響きがある店内は、ステージを囲むように木造のテーブル・イスが配置され、ほぼ満席のお客さんは4、50人くらいだろうか。年齢層は、私と同世代前後の方が多いように見受けられた。

 私が青木まり子さんを知ったのは、中学から高校時代に好きだった「五つの赤い風船」とシモンズの曲をユーチューブで聴いた時、どちらも再結成メンバーとして歌っておられたことからである。その柔らかくしっとりした歌声に引き込まれ、いつか機会があれば生で聴きたいと思っていた。そして、昨年9月、たまたまフェイスブックで「お友達」になっていただくことができ、今般のライブのお知らせに触れたのである。
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 生の青木まり子さんの弾き語りライブを聴いて感じたこと。
 ①本当に歌が上手く、声が美しい。また、目がパチリとして、とってもお美しい。昔は東京の六本木のバンドで60年代ポップスをたくさん歌っていたとおっしゃっていたが、その頃に戻って聴いてみたい気がした。
 ②ギターのテクニックも半端ない。まるでクラシックギターを弾いているような細やかなピッキングと、多彩なストロークのミックスが美しい。ギター1本でこれだけ豊かな伴奏ができるのだから、ギターというのはすごい楽器である。
 ③語りも軽妙で楽しい。歌にまつわるエピソードや思いなど、聴いていて心が安らぎ、時には会場との掛け合いも交えて、飽きない。
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 歌ってくれた曲は、遠い世界に、オレンジの環状線、ふるさとはアジア、月の下で、悲しき片思いなど、懐かしいフォークソングから60年代ポップスや歌謡曲まで、20曲近くに及んだ。
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 販売されていたCD2枚(「幸せへの愛言葉」、「Sweetheart」)も購入し、終了後出口でしていたサイン会でこれにサインをしてもらい、ついでに調子に乗って一緒に写真まで撮ってもらった。

 数百人、数千人が集まるコンサートもいいが、こんなアットホームな弾き語りライブもいいなと思った。
 青木まり子さんは、これまで大阪に来ることは多くなかったようだが(まだ環状線に乗ったことがないという趣旨のことをおっしゃっていたように思う)、また大阪に来て聴かせてほしい、そんなライブだった。
 美味しくいただいたちょっと高めのワインのほろ酔いを楽しみながら、お店を後にした。


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2017年1月 8日 (日)

No.306 観客を飽きさせない、シックな歌声と知的な語り──小椋佳コンサート

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 1月7日(土)、ロームシアター京都のメインホールであった、小椋佳のコンサート『歌談「老猿(おいざる)の会」』に行ってきた。

 「老猿」の名称は、文字どおり「老いた猿」という意味のほかに、「老いて去っていく」という意味と、「老いざる(老いない)」という意味もかけていて、2番目と3番目の間で揺れている、というような趣旨のことをおっしゃっていた。

 小椋佳さんの初期の頃の歌は、中学3年から高校時代にかけて、深夜に勉強しながらラジオの深夜放送でよく聴いたもので、「しおさいの詩」「さらば青春」「この汽車は」「屋根のない車」「少しは私に愛を下さい」などなど、当時の思春期の切なさとともに思い出す。

 その後は、「シクラメンのかほり」「愛燦々」「夢芝居」「山河」など、他の歌手への提供曲で大ヒットしたものも多く(私の好きな井上陽水の「白い一日」も小椋桂の作曲である。)、また「揺れるまなざし」が化粧品のコマーシャルでブレイクしたこともあった。これまで作曲した数は2000曲、提供した歌手は300人に及ぶというからすごい。
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 大ホールはほとんど満席。私と同年代か、それ以上の人が多かったと思う。
 歌もさることながら、小椋佳さんの語りは、しっとりと柔らかく、知的かつ上品で、聴いていて飽きない。通常のコンサートは、歌と歌の間を語りでつなぐという感じだが、小椋佳さんの場合は、語りも同じくらいの長さのように感じた。
 そのせいか、2時間15分くらいの公演時間だったが、曲数はやや少なめだったように思う。私にとって懐かしい「しおさいの詩」や「さらば青春」も、今回はなかったのが少し残念だった。

 舞台には、中央の椅子に小椋佳さん、後方に4人の伴奏者のほか、向かって左手には小椋佳の二男さんの連れ合いで琵琶奏者の神田亜矢子さん、右手にはバンドゥーラ奏者のナターシャ・グジーさんが、小椋佳さんを挟む形で陣取っていた。バンドゥーラという楽器はこれまで知らなかったが、彼女の出身国ウクライナの60弦もある民族楽器とのこと。音色は、ハープよりも金属弦を張ったアコースティックギターに近いように感じた。もっと日本でも流行ってもよいのにと思った。

 コンサートの真ん中あたりで、舞台の7人が役を分担し、小椋佳さんの歌を交えた構成劇(音楽劇というのだろうか。小椋佳さんは「お伽話」と表現していた)が行われた。婚約者が戦争で戦死した女性が、子ども服を作る事業を興したり洋裁学校を開校し、成功していくというようなストーリーだった。こんな企画は初めてで、とても新鮮だった。
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 いつも誰かのコンサートに行ったときは、帰りにCDを買ってしまうのだが(レンタルで借りる方が圧倒的に安いにもかかわらず)、今回も小椋佳の「自分史」という2枚組のCDのほか(一番新しい「闌」(たけなわ)というCDは売り切れてしまっていた)、小椋佳さんの熱烈なPRに応じて、ナターシャ・グジーさんの「命はいつも生きようとしてる」というCDも買い、おまけに、小椋佳の古稀の特集本まで買ってしまった。
 しばらくは、小椋佳さんとナターシャさんの余韻に浸りたい。

 小椋佳さんは1944年1月18日生まれで、昨年は72歳で申年の年男ということなので、私よりもちょうど一回り年上(正確には11年4か月年上)である。
 古稀(70歳)を迎えた2014年には「生前葬コンサート」を行ったことは話題になり、たしかNHKの音楽番組でも紹介されていたように思う。

 そんなこともあってか、小椋佳さんはコンサートの初めに「もうこれで皆さんにお会いするのは最後かもしれない」と言い、最後に「ありがとう。さようなら」を繰り返していた。もしかしたら、引退を本格的に考えておられるのだろうか。

 小椋佳さんのような方が頑張ってくれている間は日本もまだまだ捨てたものではないと思うので(あまり根拠はないが(笑))、細々とでもいいから、引退などしないで、歌い続けていってくれることを祈りたい。

 コンサート後、数年前にも行ったことのある高野の交差点を北に上ったところにある「まごころや」という居酒屋へ。掘炬燵のカウンターで、おいしい料理とアットホームな雰囲気を楽しんで、ほろ酔いで帰途についた。


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2016年7月16日 (土)

No.288 柔らかな色気と情感に包まれて──高橋真梨子コンサート

 7月14日、春先から予約していた「高橋真梨子Concert vol.40 2016」(フェスティバルホール)に行ってきた。
 高橋真梨子さんのコンサートは初めてで、NHKの「SONGS」などを観て、いつかは行きたいと思っていたが、期待以上だった。
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 ①ちょっとハスキーで大人の色気と情感あふれる歌声。真梨子さんは本当に歌が上手いと思う。今年歌手生活50年とのこと。自ら今年67歳だとおっしゃったが、驚きの声が上った。
 ②舞台演出がきらびやかで美しい。曲に合わせて舞台装置や背景が変わり、メロディやリズムに合わせてライトが目まぐるしく動き、切り替わる。
 ③節目節目で話すトークがとても楽しい。ご自分でもおっしゃっていたが、上から目線でも下から目線でもなく、「みんなに会いたいから、必ずまた来てください」みたいな言葉は嫌味がなく、歌の上手さと併せて、「また来よう」という気持ちになる。だから、真梨子さんのコンサートは、リピーターが多いんだろう。客席には、リピーターと思われる人がたくさんいた。
 この人がクラブやスナックを開いたら、我々男性たちはもちろん、中高年の女性たちもたくさん通うのではないだろうか。
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 約2時間の間に次々と歌った曲数は21曲。これだけ聴ければ大満足という感じである。

 また、ご主人のヘンリー広瀬さんがリーダーの「ヘンリーバンド」の皆さんの歌とパフォーマンスも楽しかった。

 ところで、帰宅してから「ウィキペディア」を見て知ったのだが、高橋真梨子さんは両親とも広島で原爆に被爆し、お父さんは長く後遺症に苦しんだうえ39歳で亡くなったとのことである。あまりご本人はおっしゃらないようだが、いろんな思いがあるのではないかと思う。
 そんなことも含めて、私も「また行ってみたく」なったコンサートだった。

 ※画像上は、会場入口に貼ってあったポスター
      下は、同じく会場出口にあった曲目紹介

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2016年5月 2日 (月)

No.282 大阪憲法ミュージカル、上演まであと1か月──準備も練習もいよいよ佳境に

 No.260No.269でもご紹介した、6月2日~5日の4日間(7公演)にわたって大阪・京橋の大阪ビジネスパーク(OBP)円形ホールで上演が予定されている、「大阪憲法ミュージカル2016」までちょうどあと1か月となった。

 この憲法ミュージカルは、大阪(第3回は大阪・神戸)の若手弁護士たちが呼びかけ人となり、平和や人権の大切さなど日本国憲法に込められたメッセージを伝えたいということで始まったもので、今回は5年ぶり4回目となる。
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 今回のタイトルは「無音のレクイエム」。昭和初期の大阪千日前を舞台に、活動弁士を夢見る明、作家を目指す貞夫、それを応援する三智子の3人の若者が、日米開戦、出征、大阪大空襲に翻弄されていく青春群像を描いている。

 戦後70年を迎えた昨年、国会で集団的自衛権の行使を容認する安全保障関連法が議決され、「新たな戦前」が始まっているのではないか、という懸念が広がっている。こんな時代だからこそ、身近な戦前の大阪を舞台にしたこのミュージカルで、平和のすばらしさと日本国憲法の果たしている役割を共に考えたい。
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 1月24日のオーディションを経て参加した市民と、在阪劇団の「劇団往来」の皆さんが一緒になって、2月14日から毎週土日に練習を続けている。

 昨日5月1日、天王寺区民センターで行われた練習を見に行ってきた。70人以上の出演者、スタッフの皆さんが、制作陣の人たちから厳しい指導を受けながら、全力で役を演じ、歌を歌っていた。また、完成した台本も読ませていただいたが、途中から涙をこらえるのに苦労した。
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 この取り組みがすばらしいのは、実行委員会として、出演者やスタッフ自身が、歴史の事実や日本国憲法について学びながら、それをミュージカルの成功に結びつけていくところである。

 第1回実行委員会(2015年12月16日) 弘川欣絵弁護士(明日の自由を守る若手弁護士の会=あすわか)による憲法トーク「こんな時だから、憲法のことを考えてみる」
 第2回実行委員会(2016年2月16日) 無声映画「雄呂血(おろち)」の上映会
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 第3回実行委員会(3月28日) 大前治弁護士(大阪空襲訴訟弁護団)による「大阪大空襲を考える」と、森永常博さん(空襲体験者)のお話
 第4回実行委員会(4月27日) 谷口真由美大阪国際大学准教授「谷口真由美さんと憲法を知る。──おばちゃんに聞く、おばちゃんでも分かる憲法──」

 このブログを読んでくださった皆さん、ぜひ「無言のレクイエム」を観に来てください。
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 チケットは、私の事務所(いわき総合法律事務所、電話06-6636-9361)でも取り扱っていますし、大阪憲法ミュージカル2016の公式ホームページの「チケット販売」からも、購入の申込みをすることができます(何月何日のどの公演〔昼の部、夜の部〕かを指定してください)。

 皆様のチケットの購入と当日のご観劇を、心よりお待ちしています!

 ※(1)画像は、上から
 ①「無言のレクイエム」のチラシ(表)
 ②同じくチラシ(裏)
 ③大阪大空襲後の様子。堂島朝日新聞社から東方向に写したもの。右手に映っているレトロ調の建物は旧大阪市役所、その手前の橋は大江橋。
 ④今回のミュージカルの舞台になった千日前の映画館、常盤座が空襲で破壊された写真。窓ガラスの破壊が空襲のすさまじさを物語っている。(③、④は「ピースおおさか」の展示より)
 ⑤公演の日程など(申込みの際に確認してください)

 ※(2)練習風景を取り入れたPR動画ができています。雰囲気を感じてください。
 ①無音のレクイエムPV no.1
 ②大阪憲法ミュージカル2016「無音のレクイエム」 PR映像
③無音のレクイエムPV no.2


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2016年2月25日 (木)

No.274 まるでミュージカルの主役の熱唱──玉置浩二コンサート

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 2月24日、大阪のフェスティバルホールで開かれた、玉置浩二の「プレミアム・シンフォニック・コンサート」に行ってきた。

 「安全地帯」時代の1980年代の曲に好きなものがいくつもあるが、コンサートに行くのは初めてだった。
 歌のこのうえない上手さ、圧巻の声量、柔らかな声の質感、思いを込めた豊かな歌唱表現に圧倒された。

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 特に、現在行われているツアーは、オーケストラと一緒にステージを作るもので、まるで重厚なミュージカルの主役の熱唱を聴いているような錯覚さえ覚えさせるものだった。

 トークはほとんどなく、次から次へと歌っていくのであるが、その分、純粋に歌詞とメロディ、演奏に聞き入ることができた。

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 やはりCDやテレビで聴いているのとは迫力が違う。この人は本当に繊細な表現力を持ち、愛を歌の形に表現する芸術家だなあと感じた。
 切ないような、でも温かい気持ちにさせてくれるコンサートだった。記念に、奮発してCDを2枚も買ってしまった。

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 後で調べてわかったのだが、玉置さんは1958年9月13日生まれで、私と2歳違いの同じ誕生日だった。生きる分野は全く違うが、同世代としての親しみも改めて感じた。

 ※画像は上から、
  ①会場のポスター
  ②飾られていた花
  ③曲名リスト
  ④フェスティバルホールの外に飾られたイリュージョン


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2016年1月14日 (木)

No.269 5年ぶり開催の「大阪憲法ミュージカル」が大きく新聞報道

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 「大阪憲法ミュージカル」が5年ぶりに開催されることになったことについて、毎日新聞(1月9日付け朝刊)、朝日新聞(1月14日付け朝刊)がいずれも、写真付きで大きく紙面を割いて紹介してくれた。

 朝日新聞には、共同代表の一人として私のコメントも掲載されている。
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 1月24日にオーディションが予定されている。これらの記事を読んで、たくさんの人たちがオーディションを受けてくれることを期待したい。

大阪)憲法ミュージカル、5年ぶり復活へ 出演者を募集

朝日新聞2016年1月14日付け朝刊 大阪版

 歌い、踊って、憲法の明日を考えよう――。安全保障関連法の成立など憲法をめぐる状況が大きく変化する中、大阪の弁護士らが企画し、市民が演じる「憲法ミュージカル」が5年ぶりに開かれることになった。戦前の大阪で映画制作に夢をかけた若者が戦争の荒波にのまれる姿を描き、平和の尊さを訴える。6月に公演予定で、今月24日に開く出演者オーディションの参加者を募っている。
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 「憲法ミュージカル」は2008年に始まった。最初の上演作品は慰安婦問題をテーマにした「ロラ・マシン物語」。長崎・諫早湾の干拓事業を扱った「ムツゴロウ・ラプソディ」(09年)▽アフガニスタンで医療と農業の支援に取り組む中村哲医師の活動を描いた「ドクターサーブ」(11年)と続いた。市民延べ約350人が出演し、延べ約2万人が鑑賞したという。

 13年1月、この3作の脚本や演出を手がけた演出家が亡くなり、新作の制作は止まっていた。しかし、今年が憲法公布70周年にあたることや、政府による集団的自衛権の行使容認などを受けた憲法への関心の高まりを背景に、大阪の弁護士ら約50人が呼びかけ人となって「復活」を進めた。
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 4作目となるミュージカルは「無音のレクイエム」。戦前・戦中の大阪・千日前を舞台にした作品で、無声映画の制作に情熱を傾ける若者3人が主人公という。6月2~5日、大阪ビジネスパーク円形ホール(大阪市中央区)で計7公演を予定している。

 憲法ミュージカル共同代表の岩城穣(ゆたか)弁護士は「直接戦争を知る世代が年々少なくなる中、多くの人に舞台を通じて『あの頃の空気感』をリアルに感じてほしい。憲法に込められた平和への願いを共有し、憲法に関心を持ってもらうきっかけになれば」と話す。

 オーディションは24日午後2時半から天王寺区民センター(大阪市天王寺区)で。2月から始まるレッスンや本公演に参加できることが条件で、参加費は1万5千円。問い合わせは「憲法ミュージカル」事務局(080・9607・2016)。(阪本輝昭)


◆憲法ミュージカル 今こそ 大阪で5年ぶり、参加者募集
毎日新聞2016年1月9日 大阪朝刊
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 憲法公布70年を迎える今年、平和憲法を身近に感じてもらおうと、市民が舞台に立つ「憲法ミュージカル」を、大阪の弁護士らが5年ぶりに復活させる。過去3作を手掛けた演出家が亡くなるなどして中断したが、改憲論議も取りざたされる中、「今こそ憲法の精神を伝えよう」と復活を決めた。6月の公演に向け参加者を募っており、今月24日に出演者約100人を決めるオーディションを開く。

 弁護士約50人でつくるグループ「大阪憲法ミュージカル」が主催。これまで平和や環境保護など、人間の尊厳を守ることをテーマにしてきた。初公演の2008年は慰安婦問題、09年は長崎県諫早湾の干拓事業、11年はアフガニスタンで農業支援などに取り組むNGO「ペシャワール会」の中村哲医師の半生を描いた作品を公演した。

 過去3作で子どもからお年寄りまで計約350人が出演し、約2万人が鑑賞した。新作のタイトルは「無音のレクイエム」。昭和初期以降の大阪・千日前を舞台に、無声映画の製作に青春をかける若者らが戦争に巻き込まれていく姿を描く。6月上旬に7回、大阪市中央区の大阪ビジネスパーク円形ホールで公演する。

 出演者は大阪大空襲の被害者から話を聞くなどして演技に生かすという。事務局長の田中俊弁護士は「憲法には平和を実現する力がある。演じる人も見る人も憲法への理解を深めてほしい」と話す。

 オーディションは24日午後2時半、大阪市天王寺区の区民センターで。経験不問だが、週末練習への参加が条件。参加費1万5000円。問い合わせは事務局(080・9607・2016)。【堀江拓哉】

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2015年11月13日 (金)

No.260 大阪で5年ぶりに「憲法ミュージカル」開催決定!

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 2008年、大阪で初めて「憲法ミュージカル」が行われた。若手弁護士らが呼びかけ、オーディションに合格した市民100人が練習に練習を重ね、日本国憲法の人権や平和をテーマにしたミュージカルを演じあげるという、壮大な取り組みである。
 これまでに以下の3つの作品が上演され、合計2万人の人々が観劇したとのことである。
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 ①2008年4月~5月 ロラ・マシン物語(フィリピンの従軍慰安婦問題)
 ②2009年6月~7月 ムツゴロウ・ラプソディ(長崎県諫早湾の干潟の水門閉鎖問題)
 ③2011年10月 ドクターサーブ(アフガニスタンで用水路を開いた日本人の中村哲医師をモデルに)(「No.50 すばらしかった憲法ミュージカル「ドクターサーブ」」参照)
   ※③は大阪・神戸で共同の取り組み。
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 その後、しばらく充電期間が続いたが、昨年来、集団的自衛権行使を容認する閣議決定がなされ、これを受けて先般国会で、国民の大きな反対運動を押し切って安保法制が議決された。そんな「憲法の危機」ともいうべき状況のもとで、改めて日本国憲法のすばらしさ、平和の大切さをテーマに、憲法ミュージカルが再演されることになった。今回は、在阪劇団「劇団往来」とタッグを組んでの製作となる。
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 今回の作品名は、「無音のレクイエム」。戦前、戦中の大阪千日前を舞台に、無声映画に夢を描く若者3人が、軍国主義の波が押し寄せる戦時下を生き抜いていく人間模様を通じて、平和の大切さを考えるものとなる予定である。
 公演は2016年6月2日~5日、京橋の大阪ビジネスパークの円形ホールで7公演が予定されている。

 これまで、私は親しい友人の弁護士や、所属していた事務所の後輩の弁護士たちが実行委員会に参加したり、自ら出演したりしていたことから、私なりに応援してきたが、今回は当初からの中心メンバーで、特に親しい田中俊さんから直々に依頼され、共同代表の1人に加わることになった。

 他の共同代表は、石田法子、竹村二三夫、田中俊、畠田健治、茂木鉄平、山西美明の各弁護士で、ここ数年に大阪弁護士会の会長や副会長を歴任されるなどした錚々たる顔ぶれである。

 そんな共同代表の1人に加わることになり、どれだけお役に立てるかいささか心もとないが、私なりに一生懸命関わっていければと思っている。
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 先日11月8日(日)、このプレ企画があり参加してきた。「ロラ・マシン」や「ムツゴロウラプソディ」の懐かしいビデオを観て感動が蘇り、また、劇団往来の力作「チンチン電車と女学生」の舞台裏を描いたビデオを鑑賞させていただき、感銘を受けた。

 皆さま、来年6月は、ぜひ観に来てください。
 また、自ら出演してみたいと思われる方は、来年1月24日(日)に予定されているオーディションにチャレンジしてみてください(詳細は右の募集チラシをご覧ください)。


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2015年9月27日 (日)

No.255 まっすぐな歌声と優しいトークに心洗われる──辛島美登里さんコンサート

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 韓国から帰った翌日の9月21日(月・祝)、大阪の森ノ宮ピロティホールであった、辛島美登里さんのコンサートに行ってきた。
 辛島さんの存在は、たまたまユーチューブで辛島さんが「Merry Christmas To You」を歌っている映像を見て、まっすぐでしっとりとした歌声が気に入り(そのことは前にNo.157で書いたことがある)、いつか近くでコンサートがあれば行きたいと思っていたところ、ようやく実現したというわけである。

 会場はほとんど満席に近かった。年代は、私より少し下の40~50代の層が多かっただろうか。90年代にヒットした曲が多いので、そうなるのも自然かなと思うが、若い人たちも結構来ており(終わりがけに、10歳くらいの双子の女の子が花束を渡していた)、ファンの年齢層は広い。

 ほとんどの歌が初めて聴く曲だったが、まっすぐに伸びる声がとても美しい。曲の内容も、相手を思いやる優しいものが多く、根強いファンがいるのも頷ける。
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 コンサートのタイトルは“25th Anniversary Concert 2015~colorful”。
 辛島さんは鹿児島県出身で(ウィキペディアによると、出身高校は地元の鶴丸高校とのこと。たしか、かなりの進学校である。)を卒業し、奈良女子大で学生生活を送ったという。非常に聡明な方なのである。大学卒業後しばらくして1989年、28歳でにデビューされたようである。
 トークでは、大学時代からの30年間くらいのことをいろいろ話されたが、すごく素直で、優しい方だなと思った。

 ゲストとして中西保志さんが登場し、「つよく、つよく・・・」を辛島さんとデュエットし、また「最後の雨」というご自分の曲を歌われた。中西さんはこれまで知らなかったが、よく通る声で、両曲ともとても良かった。トークも関西風で楽しかった。
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 辛島さんの歌がとても良かったので、CDを2枚も買ってしまった。
 CDかTシャツを買うとコンサート終了後に握手してもらえるということで、妻と2人で並ぶことにしたが、150人以上の長蛇の列ができていたのでびっくりした。

 辛島さんは、一人ひとりと握手しながら、全員に声をかけていた。だから、全員と握手し終わるまで、1時間くらいかかったのではないだろうか。
 そんなところに、辛島さんのお人柄が出ているように思う。
 妻は、私がチケットを買ったのでついて来たという感じだったが、そんな辛島さんのファンになったようで、それ以後、車の中で辛島さんのCDを流している(笑)。

 また、機会があればコンサートに行かせていただきたいと思う。

 なお、辛島美登里さんのオフィシャルウェブサイトはこちら。
 大阪でのコンサートや握手会のことも書いてくれていた。

 ※画像は上から、アルバム「オールタイム・ベスト」と「カラフル」のジャケットと、この日歌った曲目リスト。

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2015年8月30日 (日)

No.253 今の時代ゆえに、いっそうの感動──ミュージカル「レ・ミゼラブル」

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 8月28日夕方、梅田芸術劇場メインホールで公演中の東宝ミュージカル「レ・ミゼラブル」を妻と一緒に観てきた。
 ヴィクトル・ユーゴーの小説を原作としたこのミュージカルは、1985年以降世界各地で公演され、日本でも1987年以降断続的に公演が行われている。
 今回の大阪公演は、8月8日~29日。私は千秋楽の1日前に行ったことになる。直前に申し込んだためS席しか残っていなかったが、奮発することにした。

 実は、このミュージカルは以前にも観たことがあった。2000年前後だったと思うが、この時はファンティーヌ(娘のコゼットをジャン・バルジャンに預けて死んでしまう母親)の役を、岩崎宏美さんが演じていたのを覚えている。
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 今回、改めて観てみたいと思ったのは、2012年の冬に上演された同名の映画(ジャン・バルジャン役をヒューマン・ジャックマン、ファンティーヌ役をアン・ハサウェイが好演)を観て、とても良かったことから、映画とミュージカルを観比べてみたいという気持ちがあった。

 それと、この数か月間、安保法案(戦争法案)をめぐる国会での採決強行の動きの中で、SEALD's(シールズ)などが中心となって、デモや集会などの街頭活動が空前の盛り上がりを見せている。これら若者の姿とこのミュージカルのクライマックスの場面が、私の中では重なり合うイメージがあったからである。
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 最終日の前日ということもあってか、会場はほぼ満席だった。
 内容は、期待どおり最高だった。人や舞台装置の生の動きの迫力はすごい。また、歌がうまいし、声量がハンパじゃない。
 また、ジャン・バルジャンがマリウスを背負って下水道の中を逃走する場面では背後に写る映像を上手く使っていたり、ジャベールが橋から川に身を投げる場面では橋の欄干をつり上げていくことによって落下を表現するなど、手法にすごく工夫をしていると感じた。

 映画での、最初の船の甲板での強制労働の場面や、ジャベールの投身の場面などのCGも使った壮大な映像もすごかったが、それらを観ているだけに、舞台のすごさがよくわかった。
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 そして、やっぱりバリケードに若者たちが立て籠もり、銃撃戦で倒れていく場面は壮絶だった。
 会場で購入したパンフレットに、若者たちが歌う挿入歌「民衆の歌」の歌詞が掲載されている。
 


 戦う者の歌が聴こえるか?
 鼓動があのドラムと響き合えば
 新たに熱い生命が始まる
 明日が来た時 そうさ明日が!

 列に入れよ 我らの味方に
 砦の向こうに世界がある
 戦え それが自由への道
 (以下、略)


 この市街戦のモデルとなったのは、1930年の「七月革命」で誕生した王政を打倒しようとする1932年のパリでの「6月暴動(別名パリ蜂起)」とのことである。群衆は「自由を、さもなければ死を」と叫び、バリケードを築いて抗争したが、死者93名、負傷者291名を出して鎮圧されたという(ウィキペディアより)。

 多感な若者たちが武装蜂起して銃弾に倒れていくこの場面は、やはり涙を抑えられなかった。わずか200年近く前、20歳前後の若者たちが自由を叫びながら、政府軍に包囲され、銃弾に倒れていったのである。

 今は、日本国憲法のおかげで、デモをしても銃撃されることはない。しかし、逆に、そのような自由を制限し、戦争に若者たちを送り出す動きが強まっている。そのような反動的な動きに対する若者たちの叫びが世の人々を励まし、世の中を動かすというのは、いつの時代も同じだと思う。

 折しも明日8月30日、国会前10万人、全国で100万人規模で、安保法案反対の集会・デモが計画されている。私は若者どころか、「ミドルズ」の最年長付近に位置するロートルだが、明日は、自らの意志で扇町公園での集会に参加したいと思う。

 ※画像は上から
 ①メイン会場1階に張り出されていた横断幕
 ②2012年の映画のポスター
 ③この日の公演時間とキャストの紹介
 ④バリケードの場面(インターネットより)


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2015年6月21日 (日)

No.245 原発被災後の老夫婦を描く──劇「東の風が吹くとき」を観て

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 昨日6月21日、芦原橋の「リバティー大阪」で上演された、“劇団きづがわ”による劇「東の風が吹くとき」(作・高木 達、演出・林田時夫)を観てきた。

 慎ましく暮らしてきた3世代にわたる酪農と農業を営む佐藤倉治一家。福島原発事故後、この村は「全村避難区域」となり、農作物の作付は禁止され、搾乳した牛乳は捨てられ、肉牛も乳牛も屠殺され処分される。孫夫婦は避難先の温泉に避難させられ、娘夫婦は北海道への移住を決断するが、老夫婦はこの地に残って放射能の中で生きる道を選ぶ。

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 「直ちに影響はない」という政府の役人の言葉に対し、「直ちに影響があった。家族はバラバラ、村もバラバラ。」という倉治の言葉が重く響く。

 恥ずかしながら私は、特に福島原発被害についてはほとんど実態を知らなかった。このような悲劇があり、それは今も続いていることを身近に感じることができた。
 脚本を書いた高木 達さんは、いわき市出身で自らの実家も東日本大震災による津波で被災したとのことである。「いわき演劇の会」が市民から出演者を募り、2013年いわき市と東京都内で上演されたようである。
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 この劇に、大阪の劇団きづがわが挑戦したのが、今回の公演である。
 劇団きづがわは、働く人々の権利、平和など社会的テーマの作品を多く上演し続けてきた。今回の公演が第70回とのことであり、また、1963年の創立から50年を超えたという。すごいことだと思う。

 私は1992年に、平岡さん過労死事件をテーマにした劇「突然の明日~もう一度だけあなたの声が聞きたい―」の上演運動に取り組んだことがあった。同年8月に名古屋の“希求座”が富田林で(2日間・2公演で1300人)、12月に“劇団きづがわ”が大阪市内で(2日間・3公演で2200人)それぞれ公演をするという、やや無茶ともいえる大変な取組であったが、この成功によって、大阪での過労死問題に対する理解が一気に広がったことを身をもって経験した。

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 それ以降、きづがわの上演があれば観せていただくようにしている。最近では「美ら海」、「石流れ木の葉沈むとも~ダイキン労働者ものがたり」、「真珠の首飾り」を観せていただいた。
 今回の劇を観て、劇団全体がいっそう円熟味を増してきていると感じる。
 今後の林田時夫さんと劇団のいっそうのご活躍を期待したい。

 なお、インターネットに、①上述した「いわき演劇の会」の上演準備の記事(福島民報)と、②東京での上演についてのテレビ報道があった。ぜひご参照ください。

 ところで、この日たまたま同じ劇を観にきていた、天王寺法律事務所時代の同僚の事務局であったSさんと偶然に会い、一緒に食事をした。懐かしい思い出話や、これまでの苦労話に花が咲き、楽しいひとときを過ごした。

 ※画像は上から順に
 ①チラシの表面
 ②チラシの裏面
 ③福島第一原発事故の放射能汚染地図(群馬大学早川由紀夫教授作成、「福島原発事故の真実」のサイトより)
 ④出演された皆様(劇団きづがわのフェイスブックページより)


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