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カテゴリー「6-3 楽しい和歌山弁講座」の5件の記事

2014年1月 6日 (月)

No.161 楽しい和歌山弁講座(5) 追補──和歌山弁辞書と楽しいマンガのご紹介

 これまで「楽しい和歌山弁講座」として「総論」(No.114)と「各論①~③」(No.132~134)の4回にわたって紹介したが、追補として、以下の2つを紹介しておきたい。

和歌山弁エクスプローラ

 現在653語の和歌山弁を収録しているという和歌山弁辞書。名詞、動詞、形容詞、副詞助詞他、定型慣用句、略語別名に分けて詳細に解説されており、著者はただ者でないと推察される。
 本にして出版しないのが不思議なくらい充実している(本になっても、誰が買うかという問題はあるが(笑))。

マンガ「知られざる和歌山弁」
140105
 冬美(坂本冬美がモデル)と佐和子(有吉佐和子がモデル)の2人の女の子の夏の一瞬を描いたマンガである。
 このマンガは、誰かからコピーをもらったものであるが、作者が誰かわからない。著作権の問題があるが、非常に面白く、このまま埋もれているのは惜しいので、もし作者がわかったら教えてほしいという情報提供のお願いの趣旨を込めて、紹介したい。作者がわかったら改めて掲載の承諾を得る予定である。また、その意味からも、無断転載はお断りします。
140105_3

【追記】(2014・2・13)
 上記のマンガの出典について、facebookの友達の方から、グレゴリ青山さん(著)の『田舎暮らしはじめました うちの家賃は5千円』(アマゾンでは998円)の「第10話 知られざる和歌山弁」ではないか、との情報をいただきました。
 第1話から第13話まである本のうちの、第10話が上記のマンガだったということのようです。
 そこで、著者のグレゴリ青山さんにお願いなのですが、大変面白いので、本の宣伝を兼ねて、今しばらく掲載を続けさせていただくことはできないでしょうか。
 もし、ダメということでしたら、直ちにお詫びのうえ、削除します。
 同じ和歌山県出身の方のようなので、お近づきになれたら嬉しく思います。
 よろしければ、ご一報いただけたら光栄です。


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2013年8月16日 (金)

No.134 楽しい和歌山弁講座(4) 各論③ な行~わ行

 各論の第3回は、「な行」以下全部である。

【な行】
にえる (動詞)青あざができる
にんにこ (名詞)おにぎり
・・・のし (接尾語)ですね
 年配の女性が使う。(例)「ええ天気やのし」

【は行】
はしかい (形容詞)むずがゆい、ちくちくする
はしゃるく (動詞)走り回る
はちかる (動詞)足を開いて立つ
ぴっぴ (名詞)下痢
 お腹が下ること。語感がよく出ていて笑える。
ひねきる (動詞)つねる
 「その口、ひねきっちゃろか!」と、昔よく母に叱られた。
ひやこい(ひゃっこい) (形容詞)冷たい
ふうわり (形容詞)みっともない、世間体が悪い
 「ふう」は「風」ではないかと思う。
ぶらくる (動詞)ぶら下げる
 和歌山市内に「ぶらくり丁」という商店街があるが、ウィキペディアによれば、「(この商店街は)間口の狭い店が多かったため、その商人たちが商品をぶらくって(吊り下げての意)軒先を飾っていたのがぶらくり丁という名前の由来であると言われているほか、「ぶらぶら歩く」が由来との説もある」とのことである。
へったらつく (動詞)ひっつく、くっつく
ほいたら (接続詞?)そうしたら
ほたえる (動詞)(どたばたと)騒ぐ

【ま行】
まあ・・・ 【重要】(接頭語)すぐ、もう
 (例)「まあはた」(すぐそば)、「まあそこ」(すぐそこ)、「まあちょっと」(もうちょっと)
 「まあ」は右下がりの発音ではなく、横延びの発音。
まくれる (動詞)転ぶ
 (例)「そこの道で思いっきりまくれたんよ」
もじく (動詞)(精密なものを)壊す
 自動詞は「もじける」(壊れる)。私の小中学校時代の友人の森脇君は、たぶん「キャラがもじけている」という意味と「もり」を懸けたニックネームで、「もじやん」と言われていた。
・・・もて (助詞)・・・しながら
 (例)しゃべりもて歩く(しゃべりながら歩く)
もむない (形容詞)おいしくない、まずい
 (例)「今年の桃は、もむないで」(今年の桃は、おいしくないですよ)

【や行】
・・・やっしょ(やいしょ) 【重要】(接尾語)・・・ですよ
・・・やん 【重要】(接尾語)・・・ない
 (例)「できやん」(できない)、「行けやん」(行けない)
やー(やーそー)  やる、あげる
 (例)「それ、けー」(それ下さい)と言われ、「よっしゃ、これ、やー」(わかった、これをあげよう)
・・・よし (接尾語)・・・しなさい
 年配の女性がよく使う。(例)「もう寝よし」(もう寝なさい)、「そろそろ帰りよし」(そろそろ帰りなさい)
よばれる 【重要】(動詞)ご馳走になる
 (例)「おいしいもんよばれて、おおきにやで」(おいしいものをご馳走になって、ありがとう)

【ら行】
・・・ら 【重要】(接尾語)・・・しよう
 英語の「let's」に当たる。(例)「行こら」(行こう)、「食べよら」(食べよう)、「いのら」(帰ろう)など。「連れもていこら」(いっしょに行こう)は、和歌山弁の代表例として言われる。

【わ行】
わい(わえ) (代名詞)私、わし
わや(わやくちゃ) (形容動詞)ぐちゃぐちゃ。台無しな様子。

 以上で「楽しい和歌山弁講座」を終わるが、何が楽しいのか、自分でわからなくなった。(笑)
 読者の皆さんは、ここにある言葉を覚えて和歌山に行けば、かなり和歌山人だと思ってもらえること請け合いである(だからどうだとツッコミが入りそうだが)。


【追補2013・8・17】
 この記事について、フェイスブックで同じ和歌山県(田辺市)出身の弁護士のAさんから、地元で流行った「和歌山弁講座」という歌があることを教えてもらいましたので、紹介します。
 http://www.youtube.com/watch?v=Ou6hpSsrm50

 「ちゃある ちゃーらー ちゃーれすと」など、思い切り笑えます。
 また、私の挙げた和歌山弁の単語が、結構いい線をカバーしていたので、安心しました。
 Aさん、ありがとうございました。

【追補2013・8・19】
 「・・・もて」を追加し、「ぶらくる」を改訂しました。


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2013年8月15日 (木)

No.133 楽しい和歌山弁講座(3) 各論② さ行・た行

 各論の第2回は、「さ行」と「た行」である。

【さ行】
さら(さらっぴん) (形容動詞)新しい、新品
・・・さん (接尾語)食べ物につける接尾語。
 (例)おかいさん(おかゆ)、まめさん(豆)
・・・しか 【重要】(助詞)・・・の方が
 (例)「こっちの子しかかえらしで」(こちらの子の方がかわいいよ)
じてこ (名詞)自転車
 なぜか笑える言葉。大阪の「ちゃり」「ちゃりんこ」に当たる。
じべた (名詞)地面
じゃかまし(じゃかあし) (形容詞)
 うるさい、やかましい。かなり切れた時に使う言葉。
すい (形容詞)酸っぱい
 「酸い」から来ていると思われる。
すいた (形容詞)好きな
 (例)「すいたもん食べてよ」「すいたこと言うてんなあ」
すいな (形容動詞)粋な、変な
すえる (動詞)腐る
すこい(こすい、すこたい) (形容詞)ずるい
せたらう(せたろう) (動詞)背負う
せめんだい (名詞)(接着剤の)セメダインのこと。
 ただし、うちの近所だけだったかもしれない(笑)。
せわない (形容詞)手がかからない
 (例)「あっこの子はせわないで」(あそこの(家の)子は、手がかからないよ)
・・・ちゃある  ・・・している
 (例)「もう宿題やっちゃある」(もう宿題はやっている)

【た行】
ちょかちょか・いう (動詞)横から口を挟む
 ただし、同じ和歌山人の妻は、「私はそんな言葉は使わない」と、そばでちょかちょか言っている(笑)。
ちょける (動詞)ふざける
つくもる (動詞)うずくまる
てがう (動詞)ちょっかいを出す、相手にする
 最近の若者言葉の「いじる」に近い。「いじられキャラ」は「てがわれキャラ」ということになる。
てき 【重要】(動詞)あいつ、奴 (複数)てきら(てきゃら)
 これも和歌山人でないとわかりにくい言葉。
てたう(てったう、てたらう) (動詞)手伝う
どうきん (名詞)ぞうきん(雑巾)
 和歌山人は、「ざじずぜぞ」「らりるれろ」の発音が苦手で、どちらも「だじずでど」になってしまうことがある。
 例えば、「正座(せいざ)」→「せいだ」、「ございます」→「ごだいます」、「プレゼント」→「ぷれでんと」、「ぞう」→「どう」、「みぞ」→「みど」
 「りんご」→「じんご」、「きれい」→「きでい」、「あれ」→「あで」といった具合。
どれる (動詞)(積んでいたものが)崩れ落ちる
とわい(とい) (形容詞)遠い
 「とおい」の「お」は、もともと「わ行」の「を」(wo)だったのかもしれない。


【追補(2013・8・19)】
 「・・・さん」「ちょける」「どうきん」を追加しました。
【追補(2014・10・13)】
 「どれる」を追加しました。


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2013年8月14日 (水)

No.132 楽しい和歌山弁講座(2) 各論① あ行・か行

 「楽しい和歌山弁講座 (1) 総論」を書いたのは4月13日で、もう4か月も経ってしまった。
 忙しくて時間がなかったこともあるが、各論をどう書くか、難しかったこともある。
 いろいろ悩んだが、ほんの少しだが和歌山弁らしいユニークな言葉を紹介して、意味とコメントを付けることにする。
 特に重要な言葉(試験に出る?!)ものには【重要】を付けておいた。
 適宜追加・改訂していければと思うので、ご意見や情報があればお願いしたい。

 なお、私は和歌山の紀北地方(紀ノ川沿線、旧那賀郡打田町)出身なので、基本的には「紀北弁」である。紀南地方は、もっと様々な和歌山弁があると思う。

 まず第1回は、「あ行」と「か行」を取り上げる。
 「例」の中に、まだ出てきていない和歌山弁があるが、このシリーズを最後まで読んでもらえればわかると思う。

【あ行】
あおたん (名詞)青あざ
あんばい (副詞)うまく
 (例)「おまんに頼まれた件、あんばいいってよ」(あんたに頼まれた件、うまくいったよ」
あが (名詞)自分。我
 (例)「おまんら、あがのことばっかえやっしょ」(あんたたち、自分のことばっかりじゃないか)
いごく (動詞)動く
いっこも 【重要】(副詞)全然
 (例)「いっこもおもしゃない」(全然面白くない)
いぬ (動詞)帰る
 古語の「往ぬ」が残ったものと思われる。
いやらし(やらし) (形容詞)見栄えが悪い、人が悪い
 (例)「あっでー、おまんのその服、いやらしよー」(あれー、あんたのその服、変だよ)
うとい (形容詞)(頭が)悪い
 (例)「てきゃ、すこたまうといで」(あいつ、頭悪いで)
おいやん (名詞)おじさん
 「おじさん」よりは、親しみを込めて使うように思われる。
 (例)「おいやん、ええことゆわいしょ」(おじさん、いいこと言うなあ)
 反対語は「おばはん」「おばん」だが、こちらは余り品が無い。
 同じような言葉で「にいやん」(お兄さん)、「ねえやん」(お姉さん)がある。
おかいさん (名詞)おかゆ
おかしん(かしん) (名詞)お菓子
おがる (動詞)大声を出す。どなる
おっぱ (名詞)おんぶ
おとと (名詞)弟
 魚のことではない(笑)。妹は「いもと」。発音は、どちらもフラット。
おまん(おまはん) (名詞)お前、お前さん
 自分とほぼ同格の者に対する二人称。
 (例)「おまんら、いっつもおもしゃいなあ」(あんたたち、いつも面白いなあ)
おもしゃい (形容詞)面白い
おわえる (動詞)追いかける
おんしゃ (代名詞)お前、おのれ
 「お主は」がなまったものと思われる。

【か行】
がい (形容動詞)意外な様子。
 「がいな」「がいに」などと使う。
かえらし (形容詞)かわいらしい
 小・中学校時代は、友だちと「あの女の子かえらしなあ」などと言い合ったものである。
かだら 【重要】(名詞)体
 「からだ」の文字順が変わったもの。この言葉を使う人はほぼ100%和歌山人だと思ってよい。
きぶい (形容詞)ぎりぎりな様子。(類)きぶきぶ
 (例)「電車に間に合うか、きぶいで。急ごら」
きょうわ 【重要】(名詞)今日
 これも和歌山弁の代表のような言葉。「今日は暑い」を「今日わは暑い」と「わ」を2回重ねて言う。
けー   くれ、下さい
・・・こ (接尾語)硬貨
 (例)「一円こ」(一円玉)、「十円こ」(十円玉)などと使う。


【追補(2013・8・19)】
 「あおたん」「あんばい」「いごく」「いやらし」「うとい」「おかしん」を追加しました。

【追補(2013・11・7)】
 「おがる」を追加しました。


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2013年4月13日 (土)

No.114 楽しい和歌山弁講座(1) 総論

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 どの地方にも、「方言」がある。小さい頃、私たちはその方言の中で育ち、遊び、学ぶ。しかし、大学進学や就職などによって故郷を離れると、方言は使えなく、通じなくなっていく。長い年月が過ぎて、帰省や同窓会などで故郷に戻ると、懐かしい言葉に包まれる。その安堵感。ああ、私の故郷はここだったんだ、と思う。

 私の故郷は和歌山県。高校卒業までの17年間は那賀郡打田町(紀ノ川沿線の人口1万人くらいの小さい町。現在は紀ノ川市の一部)で生まれ育ち、1982年に結婚してから1988年に弁護士登録するまでの5年間は和歌山市内で生活した。合計22年間を和歌山で過ごしたことになる。
 私の場合、妻も同じ町の出身なので、家の中では時々和歌山弁が出て、二人で笑い転げることがある。

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 私の独断では、和歌山弁の特徴は、次のような点にあるように思う。
①方言としては、大阪弁、特に河内弁に近い。地理的には和泉山脈を超えると大阪・河内なのだから、ある意味で自然なことである。
②しかし、商売の町・大阪ではチャキチャキと早口で話すのに対し、温和な農村地帯の和歌山ではゆっくりと、足元を踏みしめるように話す。また、言葉の末尾の発音を伸ばすことが多い。
③時々言われることだが、「ざ行」と「だ行」の区別がつきにくい。
④平安時代あたりの古語の名残りが残っていたりする。

 次回以降、「あ行」から順に、印象的な言葉を紹介していくことにする。


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